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公開番号2024110907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023149432
出願日2023-09-14
発明の名称ハイブリッド励磁式回転電機
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 19/12 20060101AFI20240808BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】高トルク化が可能なハイブリッド励磁式回転電機を提供する。
【解決手段】ハイブリッド励磁式回転電機は、磁石が配置されたロータコアを有するロータと、磁石に対して周方向に磁力を発生させるステータコイルを有し、ロータの外周に配置されるステータと、周方向に巻回され、ロータコアを励磁する励磁コイルと、を備える。ロータコアは、磁石が配置された磁極部と、極中心部に励磁コイルの励磁磁束を通す突極状部とを周方向に交互に有する。磁極部は、マグネットトルクを生じさせる第1磁石と、突極状部との両側の境界にそれぞれ配置され、第1磁石または隣り合う突極状部に向けて磁化された複数の第2磁石とを含む。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
磁石が配置されたロータコアを有するロータと、
前記磁石に対して周方向に磁力を発生させるステータコイルを有し、前記ロータの外周に配置されるステータと、
前記周方向に巻回され、前記ロータコアを励磁する励磁コイルと、を備え、
前記ロータコアは、前記磁石が配置された磁極部と、極中心部に前記励磁コイルの励磁磁束を通す突極状部とを前記周方向に交互に有し、
前記磁極部は、マグネットトルクを生じさせる第1磁石と、前記突極状部との両側の境界にそれぞれ配置され、前記第1磁石または隣り合う前記突極状部に向けて磁化された複数の第2磁石とを含む
ハイブリッド励磁式回転電機。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ロータコアは、前記励磁コイルの軸方向一方側に配置される第1ロータコアと前記励磁コイルの軸方向他方側に配置される第2ロータコアとを有し、
前記第1ロータコアは、一方の磁極に対応する前記磁極部と、前記突極状部とを周方向に交互に有し、
前記第2ロータコアは、他方の磁極に対応する前記磁極部と、前記突極状部とを周方向に交互に有し、
前記第1ロータコアの前記磁極部と前記第2ロータコアの前記突極状部が前記軸方向に対向して配置され、
前記第1ロータコアの前記突極状部と前記第2ロータコアの前記磁極部が前記軸方向に対向して配置される
請求項1に記載のハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項3】
前記磁極部は、複数の前記第1磁石を有し、
各々の前記第1磁石の磁石量と、各々の前記第2磁石の磁石量が等しい
請求項2に記載のハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項4】
前記突極状部は、前記磁石を有しない鉄心で構成されている
請求項2に記載のハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項5】
前記突極状部は、前記極中心部で径方向に延びる鉄心部と、前記鉄心部を隔てて周方向に対向して配置される2つの外径側空隙と、を有する
請求項2に記載のハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項6】
前記外径側空隙には、ロータコア内の磁束を整流する磁石が嵌入されている
請求項5に記載のハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項7】
前記突極状部は、前記外径側空隙よりも内径側に内径側空隙をさらに有する
請求項5または請求項6に記載のハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項8】
磁石が配置されたロータコアを有するロータと、
前記磁石に対して周方向に磁力を発生させるステータコイルを有し、前記ロータの外周に配置されるステータと、
前記周方向に巻回され、前記ロータコアを励磁する励磁コイルと、を備え、
前記ロータコアは、前記磁石が配置された磁極部と、前記励磁コイルの励磁磁束を通す突極状部とを前記周方向に交互に有し、
前記磁極部は、マグネットトルクを生じさせる第1磁石と、前記突極状部との両側の境界にそれぞれ配置され、前記第1磁石または隣り合う前記突極状部に向けて磁化された複数の第2磁石とを含み、
前記突極状部には、内周側に凸となる湾曲形状をなし、磁壁を構成する帯状の空隙部が極中心部を跨いで形成される
ハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項9】
前記突極状部の空隙部は、径方向に交わって延びる第1領域と、第1領域両端からそれぞれ外周側に延びる複数の第2領域とを有し、
前記極中心部の前記第1領域に空間を空けるとともに前記第2領域にそれぞれ磁石が配置される
請求項8に記載のハイブリッド励磁式回転電機。
【請求項10】
前記突極状部の空隙部は、径方向に交わって延びる第1領域と、第1領域両端からそれぞれ外周側に延びる複数の第2領域とを有し、
前記第2領域に空間を空けるとともに前記極中心部の前記第1領域に磁石が配置される
請求項8に記載のハイブリッド励磁式回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド励磁式回転電機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、界磁極に永久磁石及び電磁石を用いるハイブリッド励磁式回転電機が知られている。この種のハイブリッド励磁式回転電機は、励磁巻線を励磁することで機内磁束の調整が可能であり、回転電機の運転領域に応じて磁束を適切に調整することで効率を向上させることができる。
【0003】
また、特許文献1では、ハイブリッド励磁式回転電機において、永久磁石による磁石極と鉄心のみで構成された鉄心極とを回転子の周方向に交互に配列した構造が提案されている。特許文献1の構造は、高負荷時においても励磁巻線の磁束が回転子の鉄心極を通過できるため、励磁磁束の可変特性を拡大することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-351206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のハイブリッド励磁式回転電機では、磁石のない鉄心極と磁石極が交互に形成されるため、回転子に配置される磁石の量が半減する。そのため、鉄心極のない同体格の回転電機に比べると出力できるトルクが減少する点で改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであって、高トルク化が可能なハイブリッド励磁式回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様のハイブリッド励磁式回転電機は、磁石が配置されたロータコアを有するロータと、磁石に対して周方向に磁力を発生させるステータコイルを有し、ロータの外周に配置されるステータと、周方向に巻回され、ロータコアを励磁する励磁コイルと、を備える。ロータコアは、磁石が配置された磁極部と、極中心部に励磁コイルの励磁磁束を通す突極状部とを周方向に交互に有する。磁極部は、マグネットトルクを生じさせる第1磁石と、突極状部との両側の境界にそれぞれ配置され、第1磁石または隣り合う突極状部に向けて磁化された複数の第2磁石とを含む。
【0008】
上記の一態様のハイブリッド励磁式回転電機において、ロータコアは、励磁コイルの軸方向一方側に配置される第1ロータコアと励磁コイルの軸方向他方側に配置される第2ロータコアとを有していてもよい。第1ロータコアは、一方の磁極に対応する磁極部と、突極状部とを周方向に交互に有し、第2ロータコアは、他方の磁極に対応する磁極部と、突極状部とを周方向に交互に有していてもよい。第1ロータコアの磁極部と第2ロータコアの突極状部が軸方向に対向して配置され、第1ロータコアの突極状部と第2ロータコアの磁極部が軸方向に対向して配置されていてもよい。
【0009】
上記の一態様のハイブリッド励磁式回転電機において、磁極部は、複数の第1磁石を有していてもよく、各々の第1磁石の磁石量と、各々の第2磁石の磁石量が等しくてもよい。
上記の一態様のハイブリッド励磁式回転電機において、突極状部は、磁石を有しない鉄心で構成されていてもよい。
【0010】
また、上記の一態様のハイブリッド励磁式回転電機において、突極状部は、極中心部で径方向に延びる鉄心部と、鉄心部を隔てて周方向に対向して配置される2つの外径側空隙と、を有していてもよい。また、外径側空隙には、ロータコア内の磁束を整流する磁石が嵌入されていてもよい。また、突極状部は、外径側空隙よりも内径側に内径側空隙をさらに有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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