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公開番号
2024131255
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041405
出願日
2023-03-15
発明の名称
ハイブリッド車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
20/19 20160101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の急加速操作時には、入力トルク制限要求値に対して電動機の出力トルクがオーバシュートせず、入力トルク制限要求値に追従遅れが抑制されるハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】トルク分配制御部94により、車両10の急加速が判定されると、入力トルク制限要求値(ECT制限トルク要求値)Tectがドライバの要求トルクT1よりも早いタイミングで有効になっている場合には、入力トルク制限要求値Tectの遅延を無くして電動機MGの出力トルクTmgを制限してが自動変速機38に入力される。これにより、車両10の急加速操作時には、遅れのない自動変速機38に入力される電動機MGの出力トルクが入力トルク制限要求値に向かって増加するので、入力トルク制限要求値に対して電動機の出力トルクがオーバシュートせず、入力トルク制限要求値に対する追従遅れが抑制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンから出力されるエンジンの出力トルクと電動機から出力される電動機の出力トルクとが自動変速機に入力されるハイブリッド車両において、ドライバの要求トルクを得るように、前記エンジンの吸入空気量を制御して前記エンジンの出力トルクを調節し、前記電動機の出力トルクを遅延させて前記エンジンの出力トルクに協調させるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記ハイブリッド車両の急加速が判定されると、前記自動変速機の信頼性を損なわないように設定された自動変速機の入力トルク制限要求値が前記ドライバの要求トルクよりも早いタイミングで有効になっている場合は、前記自動変速機の入力トルク制限要求値の遅延を無くして前記電動機の出力トルクを制限して前記自動変速機に入力させる
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記入力トルク制限要求値は、前記エンジンの吸入空気量を制御することで得られる前記エンジンの出力トルクの遅れを含み、前記遅れの経過後に立ち下がって有効な入力トルク制限要求値を示すものであり、前記遅れの経過後の前記入力トルク制限要求値と前記ドライバの要求トルクとのうちの小さい値が選択されることで要求トルクが調整される
ことを特徴とする請求項1のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記ハイブリッド車両の急加速が判定されない、前記入力トルク制限要求値が前記ドライバの要求トルクよりも遅いタイミングで有効になっている場合は、前記電動機の出力トルクの遅延を含んだ前記電動機の出力トルクを前記自動変速機に入力させる
ことを特徴とする請求項1のハイブリッド車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、原動機としてのエンジンおよび電動機と、自動変速機とを備えるハイブリッド車両において、電動機の出力に遅延を設けるハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンから出力されるエンジントルクと電動機から出力される電動機トルクとが自動変速機に入力されるハイブリッド車両において、エンジンの出力トルクの応答遅れを考慮して電動機の出力トルクに遅れを与えることでエンジンの出力トルクと電動機の出力トルクとを協調させ、エンジンの出力トルクと電動機の出力トルクとの応答性の違いに起因するトルク変動を抑制して、ドライバビリティを向上させるハイブリッド車両の制御装置が提案されている。たとえば、特許文献1に記載のハイブリッド車両の制御装置がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-304934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動変速機の信頼性維持のためにECT制御装置(変速用電子制御装置)から、入力トルク制限要求、たとえばクラッチ係合中のすべりに起因する寿命短縮を回避するための入力トルク制限要求が出されたときに、車両のアクセルペダルによる急加速操作があると、入力トルク制限要求と加速操作によるトルク要求とを調停する必要がある。この急加速操作では、電動機の出力トルクに遅れを与えず、応答性のよい電動機の出力トルクを直ちに出力させる。この場合、電動機の出力トルクの立ち上がり後に入力トルク制限要求値が出されるのでオーバシュートが発生し、自動変速機の入力トルクの追従遅れが発生するという、不都合があった。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、自動変速機の信頼性を損なわないように要請される自動変速機の入力トルク制限要求値と、車両の急加速のための要求トルクとを調停しても、入力トルク制限要求値に対して電動機の出力トルクがオーバシュートせず、入力トルク制限要求値に追従遅れが抑制されるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)エンジンから出力されるエンジンの出力トルクと電動機から出力される電動機の出力トルクとが自動変速機に入力されるハイブリッド車両において、ドライバの要求トルクを得るように、前記エンジンの吸入空気量を制御して前記エンジンの出力トルクを調節し、前記電動機の出力トルクを遅延させて前記エンジンの出力トルクに協調させるハイブリッド車両の制御装置であって、(b)前記ハイブリッド車両の急加速が判定されると、前記自動変速機の信頼性を損なわないように設定された自動変速機の入力トルク制限要求値が前記ドライバの要求トルクよりも早いタイミングで有効になっている場合は、前記自動変速機の入力トルク制限要求値の遅延を無くして前記電動機の出力トルクを制限して前記自動変速機に入力させることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、前記ハイブリッド車両の急加速が判定されると、前記入力トルク制限要求値が前記ドライバの要求トルクよりも早いタイミングで有効になっている場合には、前記自動変速機の入力トルク制限要求値の遅延を無くして前記電動機の出力トルクが制限されて前記自動変速機に入力される。これにより、ハイブリッド車両の急加速操作時には、遅れのない前記自動変速機に入力される電動機の出力トルクが入力トルク制限要求値に向かって増加するので、入力トルク制限要求値に対して電動機の出力トルクがオーバシュートせず、入力トルク制限要求値に対する追従遅れが抑制される。
【0008】
好適には、前記入力トルク制限要求値は、前記エンジンの吸入空気量を制御することで得られる前記エンジンの出力トルクの遅れを含み、前記遅れの経過後に立ち下がって有効な入力トルク制限要求値を示すものであり、前記遅れの経過後の前記入力トルク制限要求値と前記ドライバの要求トルクとのうちの小さい値が選択されることで要求トルクが調整される。
【0009】
好適には、前記制御装置は、前記ハイブリッド車両の急加速が判定されない、前記入力トルク制限要求値が前記ドライバの要求トルクよりも遅いタイミングで有効になっている場合は、前記電動機の出力トルクの遅延を含んだ前記電動機の出力トルクを前記自動変速機に入力させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明が適用される車両の制御系統の要部を説明する図であるとともに、その制御系統に含まれる電子制御装置の制御機能の要部が機能ブロック線図として示されている。
電動機の出力トルクの立ち上がりを説明するタイムチャートである。
空気量制御により制御されるエンジンの出力トルクの立ち上がりの遅れを与えた、電動機の出力トルクの立ち上がりを説明するタイムチャートである。
急加速の場合の電動機の出力トルクの立ち上がりを説明するタイムチャートである。
ドライバ要求トルクと、前記自動変速機の信頼性を損なわないように設定された自動変速機の入力トルク制限要求値との調停を説明するタイムチャートである。
本実施例のハイブリッド車両における非急加速時の、ドライバ要求トルクと、自動変速機の入力トルク制限要求値との調停と、その調停値に向かって立ち上がる電動機出力トルクとを説明するタイムチャートである。
従来のハイブリッド車両における急加速時の、ドライバ要求トルクと、自動変速機の入力トルク制限要求値との調停と、その調停値に向かって立ち上がる電動機出力トルクとを説明するタイムチャートである。
本実施例のハイブリッド車両における急加速時の、ドライバ要求トルクと自動変速機の入力トルク制限要求値との調停と、その調停値に向かって急速に立ち上がる電動機出力トルクとを説明するタイムチャートである。
図1の電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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