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公開番号2024130568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040385
出願日2023-03-15
発明の名称電動圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F04B 39/00 20060101AFI20240920BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】基板の歪みを抑制できる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】第1のホルダ70は、回路基板60に支持され、インバータ回路116を搭載している。第2のホルダ80は、回路基板60に支持され、電磁コイルL1を搭載している。第1のホルダ70に搭載されているインバータ回路116は、第2のホルダ80に搭載されている電子部品110よりも発熱量が大きい。第1のホルダ70に、カラー72が取り付けられている。第2のホルダ80に、カラー86が取り付けられている。ボルトが第1のホルダ70とインバータハウジング42とを締結していない状態で、カラー72はインバータハウジング42から離れて配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を駆動する電動モータと、
前記電動モータの回転を制御する駆動回路を含む駆動回路アセンブリとを備える、電動圧縮機であって、
前記駆動回路アセンブリは、
回路基板と、
前記駆動回路を構成する複数の電子部品と、
前記回路基板に支持され、前記複数の電子部品のうちの少なくとも1つの電子部品を搭載する、第1および第2のホルダと、を備え、
前記第1のホルダは、前記第1のホルダに取り付けられた第1中空筒部材を有し、
前記第2のホルダは、前記第2のホルダに取り付けられた第2中空筒部材を有し、
前記第2のホルダに搭載されている電子部品よりも発熱量が大きい電子部品である発熱部品が、前記第1のホルダに搭載されており、
前記電動圧縮機はさらに、前記複数の電子部品を収容するとともに、前記発熱部品から熱伝導を受ける、ハウジング部と、
前記第1中空筒部材を貫通して、前記第1のホルダを前記ハウジング部に締結する第1ネジ部材と、
前記第2中空筒部材を貫通して、前記第2のホルダを前記ハウジング部に締結する第2ネジ部材と、を備え、
前記第2ネジ部材が前記第2のホルダと前記ハウジング部とを締結し、かつ、前記第1ネジ部材が前記第1のホルダと前記ハウジング部とを締結していない状態では、前記第1中空筒部材は前記ハウジング部から離れて配置される、電動圧縮機。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第2ネジ部材は前記回路基板を貫通する、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記第1ネジ部材は前記回路基板を貫通しない、請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記回路基板は、前記第1中空筒部材に対向する位置が切り欠かれた切欠き部を有する、請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記ハウジング部は、前記第1中空筒部材と接触する第1接触面と、前記第2中空筒部材と接触する第2接触面とを有し、
前記第1接触面に、前記第1ネジ部材が締結される第1雌ねじ穴が形成されており、
前記第2接触面に、前記第2ネジ部材が締結される第2雌ねじ穴が形成されており、
前記第1接触面と前記第2接触面とは同一平面上に位置する、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記第1中空筒部材は、複数の第1中空筒部材を有し、
前記発熱部品は、前記複数の第1中空筒部材の間に配置されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項7】
前記複数の第1中空筒部材は、3つ以上の第1中空筒部材を有する、請求項6に記載の電動圧縮機。
【請求項8】
前記第1のホルダは、前記第1のホルダに取り付けられた第3中空筒部材を有し、
前記第1ネジ部材が前記第1のホルダと前記ハウジング部とを締結していない状態で、前記第3中空筒部材は前記ハウジング部と接触する、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項9】
前記第1のホルダは、前記第3中空筒部材と前記発熱部品との間に、前記発熱部品よりも高い位置精度が求められる精密位置決め部を搭載する、請求項8に記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は,電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特開2012-122439号公報(特許文献1)には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの発熱要素を含むパワー系ユニットがリードにより制御基板に固定され、制御基板はボルトを介して本体ハウジングの設置面に固定され、パワー系ユニットが設置面に押し付けられて設置面との間で熱交換され、パワー系ユニットで生じた熱が放熱される技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-122439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記文献に記載の技術では、制御基板を本体ハウジングの設置面にボルトで固定する際に、制御基板に作用する応力が大きくなり、制御基板の歪み量が増大することがある。この歪みによって、制御基板に実装されている電子部品に不具合が生じたり、冷熱試験による耐久性評価の精度が低下したりすることがある。
【0005】
本開示では、電子部品の発生する熱を確実に放熱でき、基板の歪みを抑制できる、電動圧縮機が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示では、以下の電動圧縮機が提案される。
【0007】
電動圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮部と、圧縮部を駆動する電動モータと、電動モータの回転を制御する駆動回路を含む駆動回路アセンブリとを備えている。駆動回路アセンブリは、回路基板と、駆動回路を構成する複数の電子部品と、回路基板に支持され、複数の電子部品のうちの少なくとも1つの電子部品を搭載する、第1および第2のホルダと、を備えている。第1のホルダは、第1のホルダに取り付けられた第1中空筒部材を有している。第2のホルダは、第2のホルダに取り付けられた第2中空筒部材を有している。第2のホルダに搭載されている電子部品よりも発熱量が大きい電子部品である発熱部品が、第1のホルダに搭載されている。電動圧縮機はさらに、複数の電子部品を収容するとともに、発熱部品から熱伝導を受ける、ハウジング部と、第1中空筒部材を貫通して、第1のホルダをハウジング部に締結する第1ネジ部材と、第2中空筒部材を貫通して、第2のホルダをハウジング部に締結する第2ネジ部材と、を備えている。第2ネジ部材が第2のホルダとハウジング部とを締結し、かつ、第1ネジ部材が第1のホルダとハウジング部とを締結していない状態では、第1中空筒部材はハウジング部から離れて配置される。
【0008】
上記の電動圧縮機において、第2ネジ部材は回路基板を貫通していてもよい。
【0009】
上記の電動圧縮機において、第1ネジ部材は回路基板を貫通していなくてもよい。
【0010】
上記の電動圧縮機において、回路基板は、第1中空筒部材に対向する位置が切り欠かれた切欠き部を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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