TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024127068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035931
出願日2023-03-08
発明の名称ポンプ装置
出願人株式会社川本製作所
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類F04B 49/10 20060101AFI20240912BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ハードウェア機器を追加設置せずに、逆止弁の故障を検知すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、ポンプ装置は、ポンプと、モータと、インバータと、電流測定部と、制御部と、を備えている。前記ポンプは、逆止弁が二次側に接続されている。前記インバータは、前記ポンプに接続されたモータを駆動する。前記電流測定部は、前記インバータの二次側電流を測定する。前記制御部は、前記ポンプの運転中に、前記電流測定部の出力に基づいて前記インバータを制御する。ここで、前記制御部は、前記ポンプの停止中に、前記電流測定部の出力に基づいて回生電流を検出し、前記回生電流の相順検出により前記モータの回転が逆転か否かを判定し、前記逆転を判定した場合に前記逆止弁の故障を検知する。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
逆止弁が二次側に接続されたポンプと、
前記ポンプに接続されたモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータの二次側電流を測定する電流測定部と、
前記ポンプの運転中に、前記電流測定部の出力に基づいて前記インバータを制御する制御部と、
を備えるポンプ装置であって、
前記制御部は、前記ポンプの停止中に、前記電流測定部の出力に基づいて回生電流を検出し、前記回生電流の相順検出により前記モータの回転が逆転か否かを判定し、前記逆転を判定した場合に前記逆止弁の故障を検知する、
ポンプ装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ポンプの停止中に前記逆止弁の故障を検知した後、前記モータを通常よりも緩やかに始動または停止させるように前記インバータを制御する、
請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ポンプの停止中に逆流を起こさないように、前記故障が検知された逆止弁に接続されたポンプを所定の低回転速度で待機運転させるように前記インバータを制御する、
請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項4】
前記逆止弁、前記ポンプ、前記モータ、前記インバータ及び前記電流測定部を有するユニットを並列に備えており、
前記制御部は、各々の前記ユニットの前記ポンプのうち、前記故障が検知された逆止弁に接続されたポンプを優先的に運転させるように前記インバータを制御する、
請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記停止中に前記逆止弁の故障を検知した後、前記故障した逆止弁に接続されたポンプにおける目標圧力一定制御の少水量側目標圧力の設定値を下げるように更新する、
請求項1に記載のポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従前から、建造物等に用いるポンプ装置として、複数のポンプを有するものが知られている。また、ポンプ装置は、各ポンプの二次側に逆止弁をそれぞれ有し、各ポンプの吐出側から吸込側へ水が逆流することを防止している。
【0003】
このポンプ装置は、例えば、停止中に圧力センサで検出されたポンプの二次側の圧力が起動圧力以下になった場合に、一台のポンプを起動して単独運転を行い、給水量の減少を流量センサにより検出したときに、駆動中のポンプを停止する。
【0004】
このようなポンプ装置は、長期間の使用によって逆止弁のシール性能が低下したり、水質等により逆止弁が引っ掛かったりすると、逆止弁に漏れが生じてしまう虞がある。逆止弁に漏れが生じると、全ポンプが停止している場合には、アキュムレータ内の水が逆流し、故障していない逆止弁側のポンプが駆動している場合には、駆動するポンプから吐出された水が故障した逆止弁側のポンプから逆流することになる。
【0005】
これに対し、ポンプのモータを駆動するモータ駆動装置において、電流検出器と、監視回路とが追加設置されたポンプ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、追加設置された電流検出器は、モータの一次巻線電流(インバータの出力電流)を検出し、検出信号を監視回路に出力する。また、追加設置された監視回路は、モータの一次巻線の端子電圧を読込んだ後、当該読込んだ端子電圧に基づいてモータの逆転を検知する。あるいは監視回路は、電流検出器の出力と、当該読込んだ端子電圧とに基づいてモータの逆転を検知する。これにより、従来のポンプ装置は、逆止弁の故障を検知している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5782835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上のようなポンプ装置は、特に問題ないが、本発明者の検討によれば、電流検出器及び監視回路といった2種類のハードウェア機器を追加設置することから、ポンプ装置の製造コストにハードウェア機器の追加費用が発生してしまう点で改善の余地がある。
【0008】
本発明は、ハードウェア機器を追加設置せずに、逆止弁の故障を検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様によれば、ポンプ装置は、ポンプと、モータと、インバータと、電流測定部と、制御部と、を備えている。前記ポンプは、逆止弁が二次側に接続されている。前記インバータは、前記ポンプに接続されたモータを駆動する。前記電流測定部は、前記インバータの二次側電流を測定する。前記制御部は、前記ポンプの運転中に、前記電流測定部の出力に基づいて前記インバータを制御する。ここで、前記制御部は、前記ポンプの停止中に、前記電流測定部の出力に基づいて回生電流を検出し、前記回生電流の相順検出により前記モータの回転が逆転か否かを判定し、前記逆転を判定した場合に前記逆止弁の故障を検知する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ハードウェア面での追加費用を発生させずに、逆止弁の故障を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
液体の汲み上げ方法
2か月前
ニデック株式会社
ファン
2か月前
個人
真空装置、真空ポンプ
1か月前
三菱電機株式会社
換気扇
1か月前
日機装株式会社
遠心ポンプ
2か月前
サンデン株式会社
電動圧縮機
2か月前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
1か月前
川崎重工業株式会社
液圧回転機械
2か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
1か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
21日前
株式会社IHI
圧縮機
12日前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
1か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
21日前
三浦工業株式会社
送風機およびボイラ
3か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1か月前
シナノケンシ株式会社
電動ポンプ
2か月前
ダイキン工業株式会社
遠心圧縮機
1か月前
シナノケンシ株式会社
電動ポンプ
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
3か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
13日前
シャープ株式会社
送風装置
12日前
有限会社トーコーテクノ
扇風機用冷却装置
1か月前
株式会社神戸製鋼所
圧縮機ユニット
2か月前
株式会社豊田自動織機
ルーツポンプ
2か月前
続きを見る