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公開番号
2024126834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023035513
出願日
2023-03-08
発明の名称
ガス圧縮機
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F04B
31/00 20060101AFI20240912BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】圧力損失を小さくすることができるガス圧縮機を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るガス圧縮機1Aは、第1圧縮室3a、第2圧縮室3b、第1駆動室2a及び第2駆動室2bを含むガスブースタ1Aを含む。ガスブースタ1Aでは、第1駆動室2aに作動油が供給されたときに、第1圧縮室3aにガスが供給され、第2圧縮室3bでガスが圧縮され、第2駆動室2bから作動油が流出し、第2駆動室2bに作動油が供給されたときに、第1圧縮室3aでガスが圧縮され、第2圧縮室3bにガスが供給され、第1駆動室2aから作動油が流出するガスブースタ1Aを含む。また、ガス圧縮機1Aは、第1駆動室2aと第2駆動室2bの一方へ作動油を供給し、他方から作動油を吸入する両方向ポンプ71と、両方向ポンプ71を駆動する電動機72と、電動機72を制御する制御装置8を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1圧縮室、第2圧縮室、第1駆動室及び第2駆動室を含み、前記第1駆動室に作動油が供給されたときに、前記第1圧縮室にガスが供給され、前記第2圧縮室でガスが圧縮され、前記第2駆動室から作動油が流出し、前記第2駆動室に作動油が供給されたときに、前記第1圧縮室でガスが圧縮され、前記第2圧縮室にガスが供給され、前記第1駆動室から作動油が流出するガスブースタと、
前記第1駆動室と前記第2駆動室の一方へ作動油を供給し、他方から作動油を吸入する両方向ポンプと、
前記両方向ポンプを駆動する電動機と、
前記電動機の回転数を制御する制御装置と、
を備える、ガス圧縮機。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記ガスブースタは、
前記第1圧縮室に面する第1ガスピストン、および第1作動室と第2作動室とを仕切るとともに前記第1作動室を横断するロッドにより前記第1ガスピストンと連結された第1油圧ピストンを含む第1構造体と、
前記第2圧縮室に面する第2ガスピストン、および第3作動室と第4作動室とを仕切るとともに前記第3作動室を横断するロッドにより前記第2ガスピストンと連結された第2油圧ピストンを含む第2構造体と、
前記第2作動室と前記第4作動室とを連通する連通路と、を含み、
前記第1作動室が前記第1駆動室として機能し、前記第3作動室が前記第2駆動室として機能する、請求項1に記載のガス圧縮機。
【請求項3】
前記ガスブースタは、
前記第1圧縮室に面する第1ガスピストン、および第1作動室と第2作動室とを仕切るとともに前記第1作動室を横断するロッドにより前記第1ガスピストンと連結された第1油圧ピストンを含む第1構造体と、
前記第2圧縮室に面する第2ガスピストン、および第3作動室と第4作動室とを仕切るとともに前記第3作動室を横断するロッドにより前記第2ガスピストンと連結された第2油圧ピストンを含む第2構造体と、
前記第1作動室と前記第3作動室とを連通する連通路と、を含み、
前記第4作動室が前記第1駆動室として機能し、前記第2作動室が前記第2駆動室として機能する、請求項1に記載のガス圧縮機。
【請求項4】
前記ガスブースタは、前記第1圧縮室に面する第1ガスピストン、前記第2圧縮室に面する第2ガスピストン、および前記第1駆動室と前記第2駆動室とを仕切るとともに、前記第1駆動室を横断するロッドにより前記第1ガスピストンと連結され、かつ、前記第2駆動室を横断するロッドにより前記第2ガスピストンと連結された油圧ピストンを含む、請求項1に記載のガス圧縮機。
【請求項5】
第1構造体、第2構造体および連通路を含むガスブースタであって、前記第1構造体は、第1圧縮室に面する第1ガスピストン、および第1作動室と第2作動室とを仕切るとともに前記第1作動室を横断するロッドにより前記第1ガスピストンと連結された第1油圧ピストンを含み、前記第2構造体は、第2圧縮室に面する第2ガスピストン、および第3作動室と第4作動室とを仕切るとともに前記第3作動室を横断するロッドにより前記第2ガスピストンと連結された第2油圧ピストンを含み、前記連通路は、前記第2作動室と前記第4作動室とを連通する、ガスブースタと、
前記第1作動室と前記第3作動室の一方へ作動油を供給し、他方から作動油を吸入する両方向ポンプと、
前記両方向ポンプを駆動する電動機と、
前記電動機の回転数を制御する制御装置と、
を備える、ガス圧縮機。
【請求項6】
第1構造体、第2構造体および連通路を含むガスブースタであって、前記第1構造体は、第1圧縮室に面する第1ガスピストン、および第1作動室と第2作動室とを仕切るとともに前記第1作動室を横断するロッドにより前記第1ガスピストンと連結された第1油圧ピストンを含み、前記第2構造体は、第2圧縮室に面する第2ガスピストン、および第3作動室と第4作動室とを仕切るとともに前記第3作動室を横断するロッドにより前記第2ガスピストンと連結された第2油圧ピストンを含み、前記連通路は、前記第1作動室と前記第3作動室とを連通する、ガスブースタと、
前記第2作動室と前記第4作動室の一方へ作動油を供給し、他方から作動油を吸入する両方向ポンプと、
前記両方向ポンプを駆動する電動機と、
前記電動機の回転数を制御する制御装置と、
を備える、ガス圧縮機。
【請求項7】
第1圧縮室に面する第1ガスピストン、第2圧縮室に面する第2ガスピストン、および第1駆動室と第2駆動室とを仕切るとともに、前記第1駆動室を横断するロッドにより前記第1ガスピストンと連結され、かつ、前記第2駆動室を横断するロッドにより前記第2ガスピストンと連結された油圧ピストンを含むガスブースタと、
前記第1駆動室と前記第2駆動室の一方へ作動油を供給し、他方から作動油を吸入する両方向ポンプと、
前記両方向ポンプを駆動する電動機と、
前記電動機の回転数を制御する制御装置と、
を備える、ガス圧縮機。
【請求項8】
前記第2圧縮室に面する第2ガスピストンの直径は前記第1圧縮室に面する第1ガスピストンの直径よりも小さく、前記第1圧縮室から前記第2圧縮室へガスが供給される、請求項1~7の何れか一項に記載のガス圧縮機。
【請求項9】
前記制御装置は、前記電動機へ電力を供給するときと前記電動機で電力が生成されるときの双方で前記電動機の回転数を目標値に保つ、請求項8に記載のガス圧縮機。
【請求項10】
前記電動機で電力が生成されるときは、前記第2ガスピストンが前記第2圧縮室を縮小する方向に移動する場合の前記第1圧縮室の圧力と前記第1ガスピストンの面積の積が前記第2圧縮室の圧力と前記第2ガスピストンの面積の積よりも大きいときと、前記第1ガスピストンが前記第1圧縮室を縮小する方向に移動する場合の前記第1圧縮室の圧力と前記第1ガスピストンの面積の積が前記第2圧縮室の圧力と前記第2ガスピストンの面積の積よりも小さいときである、請求項9に記載のガス圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧駆動式のガス圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、油圧駆動式のガス圧縮機が知られている。例えば、このようなガス圧縮機は、大型のガス圧縮機として用いられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、図6に示すようなガスブースタ100を含むガス圧縮機が開示されている。具体的に、ガスブースタ100は、第1構造体200と第2構造体300を含む。
【0004】
第1構造体200は、第1圧縮室210に面する第1ガスピストン220と、第1作動室230と第2作動室240とを仕切る第1油圧ピストン250を含む。第1油圧ピストン250は、第1作動室230を横断するロッド260により第1ガスピストン220と連結されている。
【0005】
同様に、第2構造体300は、第2圧縮室310に面する第2ガスピストン320と、第3作動室330と第4作動室340とを仕切る第2油圧ピストン350を含む。第2油圧ピストン350は、第3作動室330を横断するロッド360により第2ガスピストン320と連結されている。
【0006】
第1構造体200の第1作動室230と第2構造体300の第3作動室330とは連通路400を通じて連通している。このため、第2構造体300の第4作動室340が第1駆動室110として機能し、第1構造体200の第2作動室240が第2駆動室120として機能する。
【0007】
より詳しくは、第1駆動室110に作動油が供給されると、第2構造体300では第2ガスピストン320の上昇により第2圧縮室310でガスが圧縮され、第1構造体200では第1油圧ピストン250および第1ガスピストン220の下降により第2駆動室120から作動油が流出するとともに第1圧縮室210にガスが供給される。逆に、第2駆動室120に作動油が供給されると、第1構造体200では第1ガスピストン220の上昇により第1圧縮室210でガスが圧縮され、第2構造体300では第2油圧ピストン350および第2ガスピストン320の下降により第1駆動室110から作動油が流出するとともに第2圧縮室310にガスが供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2021-522446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
第1駆動室110と第2駆動室120の一方へ作動油を供給するには、ポンプからの作動油の吐出方向を方向切換弁で切り換えることが考えられる。しかしながら、この構成では、作動油が方向切換弁を通過する際に圧力損失が生じる。
【0010】
そこで、本開示は、圧力損失を小さくすることができるガス圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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