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公開番号
2024126084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034240
出願日
2023-03-07
発明の名称
粘着剤組成物および粘着剤
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
151/06 20060101AFI20240912BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、屈折率が高く、形状保持力に優れる粘着剤が得られる粘着剤組成物;および粘着剤組成物が架橋されてなる粘着剤を提供する。
【解決手段】
本発明の粘着剤組成物は、ブロック共重合体またはグラフト共重合体である(メタ)アクリル系共重合体(I)を含み、前記(メタ)アクリル系共重合体(I)には、屈折率が1.50以上である(メタ)アクリレート(m1)由来の構成単位が存在する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
粘着剤組成物であって、
前記粘着剤組成物は、ブロック共重合体またはグラフト共重合体である(メタ)アクリル系共重合体(I)を含み、
前記(メタ)アクリル系共重合体(I)には、屈折率が1.50以上である(メタ)アクリレート(m1)由来の構成単位が存在する、粘着剤組成物。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリル系共重合体(I)の屈折率が、1.480以上である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリレート(m1)由来の構成単位の割合が、前記(メタ)アクリル系共重合体(I)の全構成単位100質量%に対して1~50質量%である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系共重合体(I)が、マクロモノマー(A)由来の構成単位と、ビニル単量体(B)由来の構成単位と、を有する、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項5】
前記(メタ)アクリル系共重合体(I)が、前記ビニル単量体(B)由来の構成単位として、前記(メタ)アクリレート(m1)由来の構成単位を有する、請求項4に記載の粘着剤組成物。
【請求項6】
前記マクロモノマー(A)由来の構成単位の割合が、前記(メタ)アクリル系共重合体(I)の全構成単位100質量%に対して1~20質量%である、請求項4に記載の粘着剤組成物。
【請求項7】
前記マクロモノマー(A)の数平均分子量が、1000~30000である、請求項4に記載の粘着剤組成物。
【請求項8】
前記マクロモノマー(A)が、アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート(m2)由来の構成単位を有する、請求項4に記載の粘着剤組成物。
【請求項9】
前記マクロモノマー(A)が、炭素数1~30のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート(m2-1)由来の構成単位を有する、請求項4に記載の粘着剤組成物。
【請求項10】
前記(メタ)アクリル系共重合体(I)が、前記ビニル単量体(B)由来の構成単位として、極性基を有するビニル単量体(m3)由来の構成単位を有する、請求項4に記載の粘着剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物およびかかる粘着剤組成物が架橋されてなる粘着剤に関する。本発明は、詳しくは、屈折率が高く、形状保持力に優れる粘着剤が得られる粘着剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、有機発光ダイオード(OLED)や量子ドット(QD)を用いたフレキシブル画像表示装置が開発され、広く商用化されつつある。
このような画像表示装置は、表面保護フィルムやカバーレンズ、円偏光板、タッチフィルムセンサー、発光素子等の複数の部材シートが透明な粘着シートでそれぞれ貼り合わされた積層構造を複数有する。それぞれの積層構造は、部材シートと粘着剤を積層してなる積層シートであると言える。
【0003】
画像表示装置を構成する部材の表面は、配線、印刷、パターン現像や表面処理等により凹凸が施されている場合がある。このような段差を備えた画像表示装置構成部材を貼り合わせる際には、粘着シートの段差への追従性が低いと粘着シートの粘着剤層内部に気泡が発生する。加えて、画像表示装置の薄肉化の要望から粘着シートを厚くすることができないという制限がある。よって、かかる制限の下、粘着シートには薄肉でありながら、段差に追従して隅々まで充填させることができるような高い流動性が求められる。しかし、流動性の高い粘着シートは形状保持に難があるため、貼合前の保管時に離型フィルム(セパレートフィルム)間から粘着剤層がはみ出す等の問題がある。
【0004】
ところで、近年では画像表示面が曲面形状を有するベンダブル、繰り返し折り曲げが可能なフォルダブル、巻き取ることができるローラブル等のフレキシブル画像表示装置の開発が進められている。
折り曲げ可能な屈曲性表示装置は、折り曲げた際の層間応力に起因する様々な課題が生じている。例えば、画面を折り畳んだ状態から開いたときに、屈曲状態に置かれたことによる影響が残らずに速やかに平らな状態に復元する積層シートが求められている。
また、折り畳み操作を繰り返すうちに粘着シートが剥がれる場合や、被着体である部材にストレスがかかることで部材の亀裂が生じ、遂には破断する場合がある。特に過酷な条件となる、低温下で折り畳み操作を繰り返したときにも耐久性が求められている。
このようなフレキシブル画像表示装置における粘着シートには、光学特性は勿論のこと、高い柔軟性が必要である一方で、基材との貼合が成される最中においてシートとしての形状が崩れないための形状保持力が必要である。
【0005】
さらに、積層シートにおいては、粘着シートと部材シートとの屈折率の差に起因して粘着シートと部材シートとの界面において光散乱等が発生したときに光透過性の低下、表示画像におけるムラの発生の問題が生じる。これらの問題は、部材の表面に凹凸がある場合や、フレキシブル画像表示装置における屈曲部分において一層顕著となる。このため、粘着シートと部材シートとの屈折率差を減少させるために、高屈折率の粘着シートの要望が高まっている。
【0006】
特許文献1には、重量平均分子量が5万~100万である特定の(メタ)アクリル系共重合体を含む粘着剤組成物が開示されている。粘着剤組成物は、数平均分子量が500以上6000未満のマクロモノマーおよびビニル単量体を含有する単量体混合物を重合して得られ、そのマクロモノマーは、メチルメタクリレート由来の構成単位を有する。
【0007】
特許文献2には、(3-フェノキシフェニル)メチルアクリレートに基づく構成単位を含有するアクリル系樹脂を含む粘着剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2015/080244号
特開2020-158564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1に開示の粘着剤組成物には、屈折率に改善の余地がある。特許文献2に開示の粘着剤組成物では、粘着シートの形状保持力が充分に得られないことがある。そのため、形状保持力と高い屈折率を両立することに改良の余地がある。
【0010】
本発明は、屈折率が高く、形状保持力に優れる粘着剤が得られる粘着剤組成物;および粘着剤組成物が架橋されてなる粘着剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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