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公開番号2024125830
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033920
出願日2023-03-06
発明の名称燃料噴射弁及び内燃機関
出願人三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類F02M 61/16 20060101AFI20240911BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料噴射ノズルが燃料を噴射できない状態に陥るリスクを低減可能な燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】内燃機関用の燃料噴射弁であって、燃料噴射ノズルと、燃料噴射ノズルに燃料を供給するための燃料流路と、燃料流路に設けられたエッジフィルタと、を備え、エッジフィルタは、エッジフィルタ本体と、燃料流路におけるエッジフィルタ本体の上流側に設けられた鍔部と、を含み、燃料流路は、エッジフィルタ本体に嵌合する嵌合穴を含み、鍔部の鍔径は、嵌合穴の穴径より大きい。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関用の燃料噴射弁であって、
燃料噴射ノズルと、
前記燃料噴射ノズルに燃料を供給するための燃料流路と、
前記燃料流路に設けられたエッジフィルタと、
を備え、
前記エッジフィルタは、エッジフィルタ本体と、前記燃料流路における前記エッジフィルタ本体の上流側に設けられた鍔部と、を含み、
前記燃料流路は、前記エッジフィルタ本体に嵌合する嵌合穴を含み、
前記鍔部の鍔径は、前記嵌合穴の穴径より大きい、燃料噴射弁。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記鍔部は、前記エッジフィルタの中心軸線を中心として放射状に延びる複数の凸形状部を含む、請求項1に記載の燃料噴射弁。
【請求項3】
前記鍔部と前記嵌合穴の入口を形成する壁面との間に第1隙間が形成された、請求項1に記載の燃料噴射弁。
【請求項4】
前記エッジフィルタ本体の下流側の端部と前記嵌合穴の出口を形成する壁面との間に第2隙間が形成されており、
前記第1隙間は前記第2隙間より小さい、請求項3に記載の燃料噴射弁。
【請求項5】
前記嵌合穴の入口を形成する前記壁面は、前記エッジフィルタの中心軸線と直交する平面に沿って形成された、請求項3に記載の燃料噴射弁。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載の燃料噴射弁と、
前記燃料噴射弁によって噴射された燃料を燃焼させるための燃焼室と、
を備える、内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料噴射弁及び内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ディーゼル機関における燃料噴射弁では、燃料フィルタでろ過された燃料が高圧ポンプで昇圧されて燃料噴射ノズルから噴射される。例えば燃料流路における燃料フィルタよりも下流側に設けられた装置等(例えば高圧ポンプ等)からの加工バリの脱落等によって異物が発生すると、この異物が燃料噴射ノズルの噴口に詰まってしまい、燃料噴射ノズルの噴射性能が低下してディーゼル機関の出力の低下や燃料噴射ノズルの破損等の不具合が生じる恐れがある。
【0003】
特許文献1に記載の燃料噴射弁は、このような不具合の発生を抑制するために、燃料フィルタよりも下流側で発生する異物を燃料噴射ノズルの上流側で除去するためのエッジフィルタを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表第2002-521605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の燃料噴射弁では、燃料流路の途中に燃料流路の基本通路径よりも内径を拡大した挿入穴が設けられており、エッジフィルタは圧入されている。しかしながら、燃料噴射弁における燃料の噴射圧力が高圧化すると、燃料流路の内径が高圧によって拡大してエッジフィルタに作用する静止摩擦力が低下する。このため、燃料噴射ノズルから燃料を噴射した際にエッジフィルタの下流側で燃料の圧力が低下すると、エッジフィルタが燃料噴射ノズル側にずれて燃料流路を閉塞する恐れがあり、燃料噴射ノズルが燃料を噴射できない状態に陥るリスクがある。
【0006】
上述の事情に鑑みて、本開示の少なくとも一実施形態は、燃料噴射ノズルが燃料を噴射できない状態に陥るリスクを低減可能な燃料噴射弁及びこれを備える内燃機関を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の少なくとも一実施形態に係る燃料噴射弁は、
内燃機関用の燃料噴射弁であって、
燃料噴射ノズルと、
前記燃料噴射ノズルに燃料を供給するための燃料流路と、
前記燃料流路に設けられたエッジフィルタと、
を備え、
前記エッジフィルタは、エッジフィルタ本体と、前記燃料流路における前記エッジフィルタ本体の上流側に設けられた鍔部と、を含み、
前記燃料流路は、前記エッジフィルタ本体に嵌合する嵌合穴を含み、
前記鍔部の鍔径は、前記嵌合穴の穴径より大きい。
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の少なくとも一実施形態に係る内燃機関は、
上記燃料噴射弁と、
前記燃料噴射弁によって噴射された燃料を燃焼させるための燃焼室と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、燃料噴射ノズルが燃料を噴射できない状態に陥るリスクを低減可能な燃料噴射弁及びこれを備える内燃機関が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る燃料噴射弁2の構成を模式的に示す概略断面図である。
図1に示した燃料流路6の一部とエッジフィルタ10とを示す概略断面図である。
図2に示すエッジフィルタ10と嵌合穴24とをエッジフィルタ10の上流側からエッジフィルタ10の中心軸線O1に沿って視た図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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