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公開番号
2024124075
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023031994
出願日
2023-03-02
発明の名称
太陽電池モジュール
出願人
シャープ株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
H01L
31/05 20140101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】多くの太陽電池セルを配置することと、各ストリングにおける太陽電池セルのセル数を同等にすることとを両立できる太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】列方向における太陽電池セルCの配設個数が互いに異なる複数のセル列CR1~CR5が列方向に直交する方向に並設され、各セル列CR1~CR5のうちセル列CR1,CR2,CR5により構成されるストリングS1とセル列CR3,CR4により構成されるS2を有し、これらストリングS1,S2が互いに並列接続されて成る太陽電池モジュール1において、ストリングS1を構成するセル列CR2,CR5の間に、ストリングS2を構成するセル列CR3,CR4が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
並列に接続された2つのストリングを含み、
前記2つのストリングは、それぞれ、1つの太陽電池セル又は直列に接続された複数の太陽電池セルで構成された複数のセル列を備え、
前記複数のセル列における前記太陽電池セルが第1の方向に列設され、
前記複数のセル列が前記第1の方向に直交する第2の方向に並設され、
前記第2の方向において、前記2つのストリングのうち、一方の第1ストリングを構成する第1のセル列と第2のセル列の間に、他方の第2のストリングを構成する第3のセル列が配置されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
請求項1記載の太陽電池モジュールにおいて、
前記第1ストリングにおける前記太陽電池セルのセル数と、前記第2ストリングにおける前記太陽電池セルのセル数は同数であることを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項3】
請求項1または2記載の太陽電池モジュールにおいて、
前記第1のセル列における前記太陽電池セルのセル数または前記第2のセル列における前記太陽電池セルのセル数と前記第3のセル列における前記太陽電池セルのセル数は互いに異なることを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項4】
請求項1または2記載の太陽電池モジュールにおいて、
前記第3のセル列における前記太陽電池セルのセル数は、前記第1のセル列における前記太陽電池セルのセル数よりも小さく、前記第2のセル列における前記太陽電池セルのセル数よりも大きいことを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項5】
請求項1または2記載の太陽電池モジュールにおいて、
前記第2の方向において、前記第1ストリングを構成する前記第1のセル列と前記第2のセル列の間に、前記第2のストリングを構成する複数のセル列が配置されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、1又は複数の太陽電池セルがそれぞれ直列に接続されて複数のセル群が構成され、該複数のセル群がそれぞれ中間電極配線によって接続されて2つのストリングが構成され、該2つのストリングが並列に接続される太陽電池モジュールの場合に、一方のストリングと他方のストリングとの間で逆流を起こし、電力損失が大きくならないよう一方のストリングにおける太陽電池セルのセル数と、他方のストリングにおける太陽電池セルのセル数とを等しくすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-181905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、太陽電池モジュールの出力を高めるためには、当該太陽電池モジュールにおける太陽電池セルのセル数をできるだけ多くする(例えば、太陽電池モジュール内に太陽電池セルを最大限に敷き詰める)ことが好ましい。しかしながら、所謂コーナモジュールのように、外形が少なくとも1つの斜辺を含む多角形状に構成されている太陽電池モジュールにあっては、外形に応じて多くの太陽電池セルを配置することと、各ストリングにおける太陽電池セルのセル数を等しくすることとを両立することが難しい場合がある。
【0005】
例えば、太陽電池モジュールの外形に応じて太陽電池セルを最大限に敷き詰めた場合として、2個、4個、7個、9個、10個の太陽電池セルがそれぞれ直列に接続された複数のセル群が順に並べられた太陽電池モジュールの場合を考える(以下では、n個の太陽電池セルが直列に接続されたセル群をn個セル群という(nは整数))。互いに隣り合う2個セル群、4個セル群、7個セル群を直列接続してストリングは13個の太陽電池セルを有するのに対し、互いに隣り合う9個セル群、10個セル群を直列接続して構成されたストリングは19個の太陽電池セルを有することになり、各ストリングにおける太陽電池セルのセル数が大きく異なることになってしまう。このようなストリング同士を並列接続すると、一方のストリングと他方のストリングとで電圧が異なることになり、電力損失が大きくなる。
【0006】
このような課題は、前述した構成の太陽電池モジュール(前記2個セル群~10個セル群を有する太陽電池モジュール)に限らず、他の構成の太陽電池モジュールにおいても同様に生じる可能性がある。以下、セル群をセル列という。
【0007】
本開示は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、太陽電池モジュールの外形に応じて多くの太陽電池セルを配置することと、各ストリングにおける太陽電池セルのセル数を同等にすることとを両立できる太陽電池モジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するための本開示の解決手段は、並列に接続された2つのストリングを含み、前記2つのストリングは、それぞれ、1つの太陽電池セル又は直列に接続された複数の太陽電池セルで構成された複数のセル列を備え、前記複数のセル列における前記太陽電池セルが第1の方向に列設され、前記複数のセル列が前記第1の方向に直交する第2の方向に並設され、前記第2の方向において、前記2つのストリングのうち、一方の第1ストリングを構成する第1のセル列と第2のセル列の間に、他方の第2のストリングを構成する第3のセル列が配置されていることを特徴とする。
【0009】
また、前記第1ストリングにおける前記太陽電池セルのセル数と、前記第2ストリングにおける前記太陽電池セルのセル数は同数であることが好ましい。
【0010】
また、各セル列における太陽電池セルのセル数としては、前記第1のセル列における前記太陽電池セルのセル数または前記第2のセル列における前記太陽電池セルのセル数と前記第3のセル列における前記太陽電池セルのセル数が互いに異なっていることが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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