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公開番号
2024122165
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029550
出願日
2023-02-28
発明の名称
サポートプログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20240902BHJP(計算;計数)
要約
【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、通信負荷の増大を抑えつつ、プリンタでの処理の終了を報知する技術を提供すること。
【解決手段】OS標準の汎用印刷プログラム41は、プリンタ2から終了通知を受信すると、終了イベントを出力する。補助プログラム42は、印刷指示に連動して、汎用印刷プログラム41から終了イベントが出力された場合に、プリンタ2での処理の終了に関連付けられた情報を含む報知画面をPC1のユーザIF13に表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷処理の実行によって前記プリンタから終了通知を受信した場合に、終了イベントを出力し、
さらに前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記終了イベントが出力された場合に、前記プリンタでの処理の終了に関連付けられた情報を含む画面情報を取得する画面情報取得処理と、
前記画面情報取得処理にて取得された前記画面情報に基づく報知画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる印刷終了時報知処理と、
を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記終了通知には、前記プリンタでの前記印刷指示よる印刷を完了したことを示す完了通知を含み、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷処理の実行によって前記プリンタから前記完了通知を受信した場合に、前記終了イベントとして完了イベントを出力し、
前記画面情報取得処理では、
前記汎用印刷プログラムから前記完了イベントが出力された場合に、前記プリンタでの処理の完了に関連付けられた情報を含む前記画面情報を取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項2に記載するサポートプログラムであって、
前記画面情報取得処理では、
前記汎用印刷プログラムから前記完了イベントが出力された場合に、前記プリンタでの処理の完了を示す情報を含む前記画面情報を取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記終了イベントが出力された場合に、終了の種類を示す種類情報を取得する終了種類取得処理を実行させ、
前記画面情報取得処理では、
前記終了種類取得処理にて取得された前記種類情報に対応する前記画面情報を取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項4に記載するサポートプログラムであって、
前記種類情報に示される前記終了の種類には、印刷完了と、印刷キャンセルと、が含まれ、
前記画面情報取得処理では、
前記種類情報に示される前記終了の種類が前記印刷完了であれば、前記画面情報として、前記印刷完了に関連付けられた第1画面情報を取得し、前記種類情報に示される終了の種類が前記印刷キャンセルであれば、前記画面情報として、前記印刷キャンセルに関連付けられた第2画面情報を取得し、
前記印刷終了時報知処理では、
前記画面情報取得処理にて前記第1画面情報が取得された場合、前記報知画面として、前記第1画面情報に基づく第1報知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、前記画面情報取得処理にて前記第2画面情報が取得された場合、前記報知画面として、前記第2画面情報に基づく第2報知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記画面情報取得処理にて取得される前記画面情報には、前記プリンタを識別するプリンタ名の情報がさらに含まれ、
前記印刷終了時報知処理にて表示される前記報知画面には、前記プリンタ名が表示される、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記画面情報取得処理にて取得される前記画面情報には、印刷指示されるファイルのファイル名の情報がさらに含まれ、
前記印刷終了時報知処理にて表示される前記報知画面には、前記ファイル名が表示される、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載するサポートプログラムであって、
前記画面情報取得処理では、
前記ファイル名の情報を前記汎用印刷プログラムから取得し、前記汎用印刷プログラムは、前記プリンタから受信した前記終了通知に対応する印刷指示されるファイルの前記ファイル名を取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記画面情報取得処理にて取得される前記画面情報には、前記印刷指示に対応するジョブ情報がさらに含まれ、
前記印刷終了時報知処理にて表示される前記報知画面には、前記ジョブ情報が表示される、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記画面情報取得処理にて取得される前記画面情報には、前記プリンタの状態に基づく状態情報がさらに含まれ、
前記印刷終了時報知処理にて表示される前記報知画面には、前記状態情報が表示される、
ように構成されるサポートプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0003】
OS標準の汎用印刷プログラムを介して印刷を行う技術を開示した文献として、例えば特許文献1には、印刷指示によって汎用印刷プログラムから起動された補助プログラムが、プリンタからステータス情報の取得を繰り返し、取得されたステータス情報が編集アプリに渡される構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-126319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
情報処理装置からプリンタに印刷データを送信した後、ユーザはプリンタの近くにいなければその印刷データに基づくプリンタでの処理が終了するタイミングがわからない。そのため、そのプリンタでの処理が終了した場合、プリンタでの処理の終了を情報処理装置にて報知することが望まれるが、前述した汎用印刷プログラムは、プリンタでの処理の終了を報知する機能を有していない。特許文献1に開示されているように、印刷指示の後、補助プログラム(サポートプログラム)がプリンタからステータス情報の取得することで、プリンタでの処理の終了を報知することも可能であるが、ステータス情報の取得を繰り返していることから、補助プログラムによる通信負荷が高い。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされた情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷処理の実行によって前記プリンタから終了通知を受信した場合に、終了イベントを出力し、さらに前記コンピュータに、前記汎用印刷プログラムから前記終了イベントが出力された場合に、前記プリンタでの処理の終了に関連付けられた情報を含む画面情報を取得する画面情報取得処理と、前記画面情報取得処理にて取得された前記画面情報に基づく報知画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる印刷終了時報知処理と、を実行させる。
【0007】
上記構成を有するサポートプログラムは、印刷指示に連動して、終了イベントが汎用印刷プログラムから出力された場合に、プリンタでの処理の終了に関連付けられた情報を含む報知画面を情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる。これにより、ユーザは、プリンタでの処理の終了時に知りたい情報を認識できる。また、サポートプログラムは、印刷データの送信後にプリンタを監視する必要が無いため、プリンタでの処理の終了を報知するにあたって通信負荷の増大が抑えられる。
【0008】
上記プログラムの機能を実現するための装置、制御方法、および当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、通信負荷の増大を抑えつつ、プリンタでの処理の終了を報知する技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態におけるPCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
完了報知画面の一例を示す図である。
キャンセル報知画面の一例を示す図である。
エラー報知画面の一例を示す図である。
制限設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
第2実施形態における印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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