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公開番号
2024121961
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029230
出願日
2023-02-28
発明の名称
水性滑り止めニス及びその印刷物
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
C09D
11/107 20140101AFI20240902BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明の課題は、防滑性、乾燥性、洗浄性、耐摩擦性、及び耐ブロッキング性にも優れた水性滑り止めニスを提供すること。特に、防滑性及び耐ブロッキング性を両立できる水性滑り止めニスを提供すること。
【解決手段】アクリル樹脂とシリカ粒子と水性媒体とを含む水性滑り止めニスであって、前記シリカ粒子が、ゲル型シリカ粒子及び沈降型シリカ粒子を含む、水性滑り止めニス。また、ゲル型シリカ粒子の動的光散乱法で測定した平均粒子径が、6~15μmであり、沈降型シリカ粒子の動的光散乱法で測定した平均粒子径が、4μm以下であり、ゲル型シリカ粒子と沈降型シリカ粒子との質量比率が、5:5~1:9である、前記水性滑り止めニス。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリル樹脂とシリカ粒子と水性媒体とを含む水性滑り止めニスであって、
前記シリカ粒子が、ゲル型シリカ粒子及び沈降型シリカ粒子を含む、水性滑り止めニス。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
ゲル型シリカ粒子の動的光散乱法で測定した平均粒子径が、6~15μmである、請求項1に記載の水性滑り止めニス。
【請求項3】
沈降型シリカ粒子の動的光散乱法で測定した平均粒子径が、4μm以下である、請求項1又は2に記載の水性滑り止めニス。
【請求項4】
ゲル型シリカ粒子と沈降型シリカ粒子との質量比率が、5:5~1:9である、請求項1又は2に記載の水性滑り止めニス。
【請求項5】
アクリル樹脂が、無機塩基性化合物により中和されてなる、請求項1又は2に記載の水性滑り止めニス。
【請求項6】
無機塩基性化合物が、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、請求項5に記載の水性滑り止めニス。
【請求項7】
アクリル樹脂のガラス転移温度が、20℃以下である、請求項1又は2に記載の水性滑り止めニス。
【請求項8】
アクリル樹脂が、コアシェル型水性エマルジョン樹脂である、請求項1又は2に記載の水性滑り止めニス。
【請求項9】
コアシェル型水性エマルジョン樹脂のコア部とシェル部の質量比が、9:1~6:4である、請求項8に記載の水性滑り止めニス。
【請求項10】
基材上に、請求項1又は2に記載の水性滑り止めニスからなる印刷層を有する、印刷物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は水性滑り止めニス及びその印刷物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、包装材には装飾や表面保護のために印刷が施されているのが一般的である。また、印刷物の意匠性、美粧性、高級感等の印刷品質は、そのでき如何によって、消費者の購入意欲を促進させるものであり、産業上の価値は大きい。
【0003】
段ボール箱包装体は、農産物、水産物、飲料品をはじめとする食料品、各種工業製品等の梱包および輸送に使用されている。これらの段ボール箱包装体は、通常積み重ねて輸送される。その際、段ボール箱包装体同士の滑りによる荷崩れが発生し易く、非常に危険であり、輸送上の問題点となっている。段ボール箱包装体は表面に印刷インキにより図柄・絵柄を印刷すると、印刷層同士が滑りやすいのでより荷崩れが起こりやすい。そこで、輸送時や積み上げ保管時の荷崩れ防止策として、段ボール箱包装体の天面相当部と地面相当部に滑り止めニスを塗工し、段ボール箱包装体に防滑性を付与する技術がある(特許文献1)。
【0004】
なお、段ボール箱包装体は、飲料ボトル等の重量物の運搬に使用されることが多い。そのため防滑性ニスを段ボール箱包装体の天面相当部と地面相当部に塗工した場合、確かに段ボール箱同士の滑りは防止されるが、天面相当部と地面相当部に塗布された滑り止めニス塗工面同士が密着してしまい、かつ重量物の加重が加わるため、ブロッキングが発生しやすくなる。
【0005】
滑り止めニスとして、例えば、特許文献1では、アクリル樹脂とゲル型シリカを含む滑り止めニスが記載されている。しかしながら、軽い荷重(5kg/25cm
2
)での耐ブロッキング性の記載はあるが、重量物の運搬時の高荷重を想定した場合、耐ブロッキング性について懸念がある。また、室温での防滑性の記載はあるが、防滑性が発現しにくい低温での防滑性については懸念が残る。特許文献2では、アクリル樹脂でコーティングされたシリカ粒子を含む防滑剤組成物について記載がある。この技術に関しても同様で高いレベルで防滑性と耐ブロッキング性を両立したものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平07-316470号公報
特開平07-304999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、防滑性、乾燥性、洗浄性、耐摩擦性、及び耐ブロッキング性にも優れた水性滑り止めニスを提供することを目的とする。特に、防滑性及び耐ブロッキング性を両立できる水性滑り止めニスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の水性滑り止めニスを用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0009】
すなわち本発明は、
アクリル樹脂とシリカ粒子と水性媒体とを含む水性滑り止めニスであって、
前記シリカ粒子が、ゲル型シリカ粒子及び沈降型シリカ粒子を含む、水性滑り止めニスに関する。
【0010】
また、本発明は、ゲル型シリカ粒子の動的光散乱法で測定した平均粒子径が、6~15μmである、前記水性滑り止めニスに関する。
(【0011】以降は省略されています)
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