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公開番号2024121858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029062
出願日2023-02-28
発明の名称植栽計画評価システム、植栽計画評価装置、植栽計画評価方法、およびプログラム
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240902BHJP(計算;計数)
要約【課題】大規模開発において効率的に植栽計画を立案すること。
【解決手段】植栽計画評価システムは、計画地における植栽計画を取得する取得部と、前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出部と、前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
計画地における植栽計画を取得する取得部と、
前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出部と、
前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価部と、
を備える植栽計画評価システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記計画地における周辺建物の形状および配置に基づいて前記日照時間と、前記植栽計画に含まれる植栽地内の緑地構造および配置に基づいて前記天空率とを算出する、
請求項1に記載の植栽計画評価システム。
【請求項3】
前記算出部は、前記植栽地における所定範囲内の前記日照時間の平均値および前記天空率の平均値を算出し、
前記評価部は、前記日照時間の平均値および前記天空率の平均値と、前記植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する
請求項2に記載の植栽計画評価システム。
【請求項4】
前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物でない場合に、代替の植栽植物の候補を前記植栽植物情報から抽出する抽出部、
をさらに備える請求項3に記載の評価システム。
【請求項5】
計画地における植栽計画を取得する取得部と、
前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出部と、
前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価部と、
を備える植栽計画評価装置。
【請求項6】
植栽計画評価装置のコンピュータが実行する植栽計画評価方法であって、
計画地における植栽計画を取得する取得過程と、
前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出過程と、
前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価過程と、
を有する植栽計画評価方法。
【請求項7】
植栽計画評価装置のコンピュータに、
計画地における植栽計画を取得する取得ステップと、
前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出ステップと、
前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植栽計画評価システム、植栽計画評価装置、植栽計画評価方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
都市再開発等の大規模開発では、グリーンインフラストラクチャー推進を背景に大規模緑化されるケースが増加している。例えば、都心再開発では、高層ビルが立ち並ぶ条件下での植栽計画の立案が求められる。特に、高層ビルの隣接地での植栽計画は、高層ビルによる日陰、強風等の過酷な環境条件に適応可能な植栽植物を選定したり、適切な位置に配置したりする必要がある。
例えば、非特許文献1には、温熱環境と景観とに配慮した樹木配置、非特許文献2には、温熱環境と生態系ネットワークとを考慮した緑地配置について開示されている。また、例えば、非特許文献3には、主要な植栽植物の生育環境などの定性的な知見が開示され、非特許文献4には、一部植物についての日照条件の環境耐性について開示されている。また、特許文献1には、建物形状及び樹木種が類似する既存建物の下での実際の樹木生育評価をデータベース化し、計画建物の環境条件下での植物の生育を予測、可否判定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-63658号公報
【非特許文献】
【0004】
藤原邦彦、浅輪貴史、清野友規、“熱放射環境と景観の両面に配慮した都市のオープンスペースにおける樹木配置の多目的最適化”、日本建築学会技術報告集28巻68号、320-325、<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijt/28/68/28_320/_pdf>
渡部陽介、佐々木澄、小野梓、横田樹広、“都市緑地整備による生態系ネットワーク効果と温熱環境改善効果の統合評価システムの開発”、第43回環境システム研究論文発表会講演集、51-56
公益財団法人 日本緑化センター、一般社団法人 日本植木協会、“緑化樹木ガイドブック改訂版”、一般財団法人 建設物価調査会
近藤三雄、“都市高速道路に係わる道路緑化に関する研究-特に高架下空間の日照状態と緑化について”、道路と自然28、42-49
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1-4を用いても、植栽計画における過酷な環境条件下での植物の選定・配置は、既知知見と植栽計画の図面やリストを目視で照らし合わせて適性を確認する必要があり、煩雑である。また、都市緑化には、様々な植物が用いられるが、特許文献1では樹木に限定されており、草本については考慮されていない。また、特許文献1では、草本など林縁や林床に生育する植物に大きな影響を与える植栽計画の緑地構造や配置については考慮されていない。このように、大規模開発において効率的に植栽計画を立案することができないという課題があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、大規模開発において効率的に植栽計画を立案することができる植栽計画評価システム、植栽計画評価装置、植栽計画評価方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、計画地における植栽計画を取得する取得部と、前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出部と、前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価部と、を備える植栽計画評価システムである。
【0008】
また、本発明の一態様は、計画地における植栽計画を取得する取得部と、前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出部と、前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価部と、を備える植栽計画評価装置である。
【0009】
また、本発明の一態様は、植栽計画評価装置のコンピュータが実行する植栽計画評価方法であって、計画地における植栽計画を取得する取得過程と、前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出過程と、前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価過程と、を有する植栽計画評価方法である。
【0010】
また、本発明の一態様は、栽計画評価装置のコンピュータに、計画地における植栽計画を取得する取得ステップと、前記計画地における日照時間と、前記計画地における天空率とを算出する算出ステップと、前記日照時間と、前記天空率と、植栽植物ごとに環境条件が対応付けられた植栽植物情報とに基づいて、前記植栽計画に含まれる植栽植物が前記計画地に適した植栽植物であるか否かを評価する評価ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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