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公開番号
2024120287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023026968
出願日
2023-02-24
発明の名称
容器検査装置及びブリスタ包装機
出願人
CKD株式会社
代理人
個人
主分類
G01N
21/85 20060101AFI20240829BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検査効率の向上や検査精度のばらつき抑制を図りつつ、側壁部における不良部分の有無を精度よく判定すること等が可能な容器検査装置などを提供する。
【解決手段】容器検査装置21は、ポケット部の側壁部におけるその周方向に連続する一側壁領域を反射又は透過した光の光路を変換可能な光路変換シート52a~52dと、光路変換シート52a~52dにより光路が変換された光を撮像素子54cに結像させる結像光学系56と、撮像素子54cに結像した光により得られた画像データに基づき、側壁部の良否を判定可能な画像処理装置55とを備える。複数の光路変換シート52a~52dは、それぞれ異なる一側壁領域に対応し、対応する一側壁領域を反射又は透過した光の光路を、結像光学系56の光軸方向に沿った光路に変換させる。光路変換シート52a~52dが対応する複数の一側壁領域によって、側壁部の全周がカバーされる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数列に並んだ状態で搬送される複数の容器における側壁部を検査するための容器検査装置であって、
複数の前記容器に対し所定の光を照射する照射手段と、
前記照射手段から照射された光を撮像するための撮像素子と、
前記照射手段から照射されて、前記側壁部におけるその周方向に連続する一側壁領域を反射又は透過した光の光路を変換可能な光路変換シートと、
前記光路変換シートにより光路が変換された光を前記撮像素子に結像させる結像光学系と、
前記撮像素子に結像した光により得られた画像データに基づき、前記側壁部の良否を判定可能な判定手段とを備え、
前記光路変換シートは、前記撮像素子側から見て、前記容器の複数列に跨るように構成されるとともに、前記容器の搬送方向に沿って複数設けられており、
複数の前記光路変換シートは、それぞれ異なる前記一側壁領域に対応するものであって、対応する前記一側壁領域を反射又は透過した光の光路を、前記結像光学系の光軸方向に沿った光路に変換させるように構成されており、
それぞれの前記光路変換シートが対応する複数の前記一側壁領域によって、前記側壁部の全周がカバーされるように構成されていることを特徴とする容器検査装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記結像光学系は、物体側テレセントリック光学系となるように構成されるとともに、前記撮像素子に結像される光を調節可能な絞りを有することを特徴とする請求項1に記載の容器検査装置。
【請求項3】
前記結像光学系は、前記光路変換シートにより光路が変換された光を集光するための物体側レンズを有し、
前記物体側レンズは、フレネルレンズであることを特徴とする請求項1に記載の容器検査装置。
【請求項4】
前記光路変換シートにおける表面には、平行に並んだ複数の突条部が形成されており、
前記突条部は、
該突条部の延びる方向と直交する断面において、前記光路変換シートの平坦な裏面に対してなす角の角度が80°以上95°以下の略垂直面と、
前記断面において、前記裏面に対してなす角の角度が10°以上55°以下の傾斜面とを備えることを特徴とする請求項1に記載の容器検査装置。
【請求項5】
前記照射手段は、複数の前記光路変換シート間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器検査装置。
【請求項6】
複数の前記容器は、前記側壁部の端縁部から外側に延出するフランジ部によって連結されており、
前記結像光学系は、複数の前記光路変換シートの間を通って、前記フランジ部を反射又は透過した光を前記撮像素子に結像可能に構成されており、
前記判定手段は、前記画像データに基づき、前記フランジ部の良否を判定可能であることを特徴とする請求項1に記載の容器検査装置。
【請求項7】
前記結像光学系は、複数の前記光路変換シートの間を通って、前記容器の底壁部を反射又は透過した光を前記撮像素子に結像可能に構成されており、
前記判定手段は、前記画像データに基づき、前記底壁部の良否を判定可能であることを特徴とする請求項1に記載の容器検査装置。
【請求項8】
容器フィルムに形成されたポケット部に対し内容物が収容された状態で、該ポケット部を塞ぐように該容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるブリスタシートを製造するためのブリスタ包装機であって、
帯状の前記容器フィルムに対し前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
前記容器フィルムを搬送することで、前記ポケット部を複数列に並んだ状態で搬送する搬送手段と、
前記ポケット部に対し前記内容物を充填する充填手段と、
請求項1に記載の容器検査装置とを備え、
前記容器検査装置は、前記容器フィルムの搬送経路に沿って前記ポケット部形成手段と前記充填手段との間に設けられ、前記容器としての前記ポケット部に係る前記側壁部の良否を判定するように構成されていることを特徴とするブリスタ包装機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の側壁部の検査を行うための容器検査装置、及び、容器検査装置を備えたブリスタ包装機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、所定の内容物(例えば、薬品や食品など)を収容する容器が広く用いられている。ここでいう容器には、その他の容器と連結されていないもののみならず、その他の容器と連結されているものも含まれる。例えば、錠剤などを収容するための複数のポケット部と、これらポケット部の開口側端縁部同士を連結するフランジ部とを備えた容器フィルムにおいて、ポケット部は容器に相当するといえる。
【0003】
ところで、容器に傷(破れなど)や孔部(ピンホールと呼ばれる比較的小さな孔や、比較的大きな孔など)が生じてしまうと、内容物のシール性が損なわれるおそれがある。また、容器に異物や汚れが付着してしまうと、内容物の衛生性や安全性が損なわれるおそれがある。そこで、容器検査装置を用いた容器の検査が広く行われている。
【0004】
容器検査装置としては、容器の底壁部と比べて検査を行いにくい、容器の側壁部を検査可能なものが知られている。このような容器検査装置としては、容器(紙コップ)の開口の直上方に配置される広角レンズと、該広角レンズを通して容器の側壁部からの反射光が入射されるイメージセンサとを備えたものがある(例えば、特許文献1等参照)。
【0005】
また、容器の側壁部を検査可能な容器検査装置としては、平面視したときに容器フィルムを間に置く位置に配置され、容器(ポケット部)の斜め上方から該容器の側壁部を撮像する一対のカメラと、これらカメラによって得られた画像データに基づき、容器における孔部(ピンホール)の有無を判定する判定手段とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献2等参照)。この容器検査装置では、一方のカメラによって、側壁部のうち該一方のカメラ側を向く部位(「左側壁部」という)が撮像され、他方のカメラによって、側壁部のうち該他方のカメラ側を向く部位(「右側壁部」という)が撮像される。
【0006】
さらに、容器の側壁部を検査可能な容器検査装置としては、プリズムシート(集光シート)を介して容器(ポケット部)を撮像するカメラを有し、該カメラにより得られた画像データに基づき、容器の側壁部における孔部の有無を判定するものも提案されている(例えば、特許文献3等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平9-243574号公報
特開2021-128033号公報
特開2015-94694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記特許文献1に係る容器検査装置では、1つの広角レンズ及び1つのイメージセンサを備えた装置(つまり、1台のカメラ)により撮像可能な容器は1つに限られる。そのため、複数の容器を一度に検査することができず、検査効率が低い。
【0009】
これに対し、上記特許文献2に係る容器検査装置では、一対のカメラによって複数の容器を一度に撮像し、これら容器を一度に検査することができる。しかし、この容器検査装置では、容器フィルムの幅方向に沿った容器の位置によって、画像データにおける左側壁部や右側壁部の各大きさが変動する。例えば、カメラから離れた側であって容器フィルムの幅方向端縁側に位置する容器の左側壁部又は右側壁部は、画像データにおいて比較的小さな面積となる。そのため、容器の位置によって、検査精度にばらつきが生じるおそれがある。
【0010】
加えて、上記特許文献3に係る容器検査装置において、プリズムシートを介して得られた画像データはぼやけたものとなりやすい。そのため、仮に側壁部に異物や傷、汚れなどが付着していても、ぼやけた画像データから異物や傷、汚れなどの有無を精度よく判定することは難しい。さらに、画像データに基づき孔部(高輝度部分)の有無を判定することはできるが、画像データから孔部の位置を特定することは困難である。つまり、上記特許文献3に係る容器検査装置では、不良部分(異物や傷、汚れ)の有無に係る判定精度が低くなったり、不良部分(孔部)の有無を判定することができても、その位置を正確に特定することができなかったりするおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
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