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公開番号2024118920
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025514
出願日2023-02-21
発明の名称熱交換器及びこの熱交換器を用いた空気調和機
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F28F 1/32 20060101AFI20240826BHJP(熱交換一般)
要約【課題】フィンに山部及び谷部を設けて伝熱面積の拡大を図りつつ、フィンの切り欠きよりも奥側が曲げ加工時に座屈してしまうことを防ぐことを図る。
【解決手段】多段に配置された複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管の配列方向に沿って延び、前記伝熱管に取り付けられる長尺状のフィンとを備え、前記フィンが、一方の長辺部から他方の長辺部に向かう途中まで延び、前記複数の伝熱管それぞれが挿入される複数本の切り欠きと、互いに隣り合う前記切り欠きの間の領域である伝熱領域を、前記一方の長辺部から前記他方の長辺部に向かって山折りした山部及び谷折りした谷部とを有し、前記切り欠きの奥部から前記他方の長辺部までの領域である平坦領域には、前記山部及び前記谷部が設けられていないこととした。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
多段に配置された複数の伝熱管と、
前記複数の伝熱管の配列方向に沿って延び、前記伝熱管に取り付けられる長尺状のフィンとを備え、
前記フィンが、
一方の長辺部から他方の長辺部に向かう途中まで延び、前記複数の伝熱管それぞれが挿入される複数本の切り欠きと、
互いに隣り合う前記切り欠きの間の領域である伝熱領域を、前記一方の長辺部から前記他方の長辺部に向かって山折りした山部及び谷折りした谷部とを有し、
前記切り欠きの奥部から前記他方の長辺部までの領域である平坦領域には、前記山部及び前記谷部が設けられていないことを特徴とする熱交換器。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記フィンが、前記伝熱領域と前記平坦領域とにまたがる第一の補強構造を有する、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記平坦領域に最も近い前記山部又は前記谷部に、第二の補強構造が設けられている、請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記フィンの幅方向に沿った前記平坦領域の長さL2が、4mm以上6mm以下であり、かつ、前記フィンの幅寸法Lの30%以下である、請求項1から3何れか1項に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記伝熱管が扁平状をなす、請求項4に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記扁平状をなす伝熱管をその幅方向に曲げてなり、その曲げRが80mm以上130mm以下である、請求項5に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記伝熱管の断面二次モーメントが550m

以上950m

以下である、請求項5に記載の熱交換器。
【請求項8】
前記フィンが、前記切り欠き周囲の前記伝熱領域から立ち上がり、前記伝熱管と面接触するカラーを有する構成において、
前記伝熱管と前記カラーとの接触面のうち、前記平坦領域の厚みの中心面に対する表側の面積が、裏側の面積の90%以上110%以下である、請求項5に記載の熱交換器。
【請求項9】
請求項8に記載の熱交換器を具備する空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、熱交換器及びこの熱交換器を用いた空気調和機に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の熱交換器としては、特許文献1に示すように、多段に配置された複数本の伝熱管と、この伝熱管の延伸方向に沿って配列された複数枚のフィンとを備えたものがある。
【0003】
これらのフィンは、伝熱管の配列方向に沿って延びる長尺状をなすものであり、一方の長辺部から他方の長辺部に向かう途中まで伝熱管が挿入される切り欠きが形成されるとともに、一方の長辺部から他方の長辺部までの全体に亘って、伝熱面積を拡大するための山部及び谷部が設けられている。
【0004】
この熱交換器は、室外機などの筐体に収容する際に、ローラを押し当てられて、全体がL字状やコ字状等となるように少なくとも1回以上曲げ加工される場合がある。
【0005】
しかしながら、上述したフィンは、山部及び谷部が全体に設けられているので、互いに隣り合う切り欠きに挟まれている箇所では、その切り欠きに挿入されている伝熱管に支えられて変形しにくいものの、切り欠きよりも奥側では、伝熱管の支えがないうえ、山部及び谷部に応力が集中してしまい、座屈が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7112053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本願発明は、上述した問題を解決するべくなされたものであって、フィンに山部及び谷部を設けて伝熱面積の拡大を図りつつ、フィンの切り欠きよりも奥側が曲げ加工時に座屈してしまうことを防ぐことを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本願発明にかかる熱交換器は、多段に配置された複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管の配列方向に沿って延び、前記伝熱管に取り付けられる長尺状のフィンとを備え、前記フィンが、一方の長辺部から他方の長辺部に向かう途中まで延び、前記複数の伝熱管それぞれが挿入される複数本の切り欠きと、互いに隣り合う前記切り欠きの間の領域である伝熱領域を、前記一方の長辺部から前記他方の長辺部に向かって山折りした山部及び谷折りした谷部とを有し、前記切り欠きの奥部から前記他方の長辺部までの領域である平坦領域には、前記山部及び前記谷部が設けられていないことを特徴とするものである。
【0009】
このような構成であれば、フィンに山部及び谷部を有する伝熱領域が設けられているので、伝熱面積の拡大を図ることができ、かつ、フィンの切り欠きよりも奥側に、山部及び谷部が設けられていない平坦領域が設けられているので、曲げ加工時における平坦領域の応力集中を抑制することができ、フィンの座屈を防ぐことができる。
【0010】
このようにフィンの切り欠きよりも奥側への応力集中を抑制した結果、次なる応力集中箇所として、伝熱領域と平坦領域との境界が懸念される。
そこで、前記フィンが、前記伝熱領域と前記平坦領域とにまたがる第1の補強構造を更に有することが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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