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公開番号2024118859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025414
出願日2023-02-21
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20240826BHJP(計算;計数)
要約【課題】 土木構造物の最適な修繕工事費を算出する
【解決手段】 プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置であって、過去における、第1土木構造物の変状に係る第1情報を示す特徴量と、前記第1土木構造物の修繕に対して行った第1修繕工事の種類、前記第1修繕工事を行った前記第1土木構造物の工事範囲を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、現在における、第2土木構造物の変状に係る第2情報を前記学習モデルに入力することにより、前記第2土木構造物の修繕に対して行うべき第2修繕工事の種類、前記第2修繕工事を行うべき前記第2土木構造物の工事範囲を予測し、前記第2修繕工事における修繕単価と、前記第2土木構造物の工事範囲とに基づいて、前記第2修繕工事に要する修繕工事費を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサ及び記憶装置を有し、
過去における、第1土木構造物の変状に係る第1情報を示す特徴量と、前記第1土木構造物の修繕に対して行った第1修繕工事の種類、前記第1修繕工事を行った前記第1土木構造物の工事範囲を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、
現在における、第2土木構造物の変状に係る第2情報を前記学習モデルに入力することにより、前記第2土木構造物の修繕に対して行うべき第2修繕工事の種類、前記第2修繕工事を行うべき前記第2土木構造物の工事範囲を予測し、
前記第2修繕工事における修繕単価と、前記第2土木構造物の工事範囲とに基づいて、前記第2修繕工事に要する修繕工事費を算出する
情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第1情報は、
前記第1土木構造物の変状の種類、
前記第1土木構造物の変状の原因、
前記第1土木構造物の変状として特定される定量的な値、を含む
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記第1土木構造物の変状の種類は、亀裂及び剥落の少なくとも何れか1つを含む
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記第1土木構造物の変状の原因は、前記第1土木構造物の施工不良、前記第1土木構造物の内部要因、前記第1土木構造物に対する外部要因の何れか1つを含む
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記修繕単価を示すデータは、前記記憶装置にテーブルデータとして予め記憶される
情報処理装置。
【請求項6】
プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置が、
過去における、第1土木構造物の変状に係る第1情報を示す特徴量と、前記第1土木構造物の修繕に対して行った第1修繕工事の種類、前記第1修繕工事を行った前記第1土木構造物の工事範囲を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、
現在における、第2土木構造物の変状に係る第2情報を前記学習モデルに入力することにより、前記第2土木構造物の修繕に対して行うべき第2修繕工事の種類、前記第2修繕工事を行うべき前記第2土木構造物の工事範囲を予測し、
前記第2修繕工事における修繕単価と、前記第2土木構造物の工事範囲とに基づいて、前記第2修繕工事に要する修繕工事費を算出する
情報処理方法。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理方法であって、
前記第1情報は、
前記第1土木構造物の変状の種類、
前記第1土木構造物の変状の原因、
前記第1土木構造物の変状として特定される定量的な値、を含む
情報処理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理方法であって、
前記第1土木構造物の変状の種類は、亀裂及び剥落の少なくとも何れか1つを含む
情報処理方法。
【請求項9】
請求項7に記載の情報処理方法であって、
前記第1土木構造物の変状の原因は、前記第1土木構造物の施工不良、前記第1土木構造物の内部要因、前記第1土木構造物に対する外部要因の何れか1つを含む
情報処理方法。
【請求項10】
請求項6に記載の情報処理方法であって、
前記修繕単価を示すデータは、前記記憶装置にテーブルデータとして予め記憶される
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、化石燃料(石炭、石油、液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)等)の燃焼熱を利用して電力を発生する火力発電所には、化石燃料を燃焼させるボイラー、ボイラーによる燃焼熱で水を熱することにより発生する蒸気で回転する蒸気タービン、蒸気タービンの回転力が伝達されて発電する発電機、船舶で輸送されてきた化石燃料(石油、液化天然ガス)を貯蔵して燃焼の際にボイラーに供給するための貯蔵タンク、船舶で輸送されてきた化石燃料(石炭)を貯蔵ヤードに積み付けて燃焼の際にボイラーに供給するためのスタッカー及びコンベア、ボイラーが化石燃料(石炭、石油)を燃焼させたときの排煙に含まれている硫黄酸化物を除去する排煙脱硫装置等の機械装置が設置されている。これらの機械装置は、基礎である土木構造物に安全に支持されている。また、火力発電所には、蒸気タービンを冷却するために海から海水を取水するための取水口及び取水路と、蒸気タービンを冷却した後の海水を海に放水するための放水路及び放水口とが設けられており、これらの取水口、取水路、放水路、放水口も土木構造物として形成されている。
【0003】
土木構造物は、例えば、セメントに対して水、細骨材、粗骨材等を所定の割合で混ぜ合わせたコンクリートを材料とするコンクリート構造物であり、一定の強度を発揮するように施工されている。
【0004】
しかし、コンクリート構造物を施工した際の初期不良、コンクリート構造物の施工後にコンクリート構造物の内部に発生した内部要因、コンクリート構造物の施工後にコンクリート構造物の外部に発生した外部要因の何れかによって、コンクリート構造物に亀裂や剥落が発生した場合、コンクリート構造物の強度が低下する虞がある。
【0005】
そこで、電力会社の作業員は、火力発電所内を定期的に巡回し、コンクリート構造物に亀裂や剥落が発生しているか否かを点検している。そして、コンクリート構造物に亀裂や剥落が発生している場合、コンクリート構造物の種類、亀裂や剥落の発生状況等を鑑みて、亀裂や剥落を修繕するために最適とされる修繕工事の種類を選定し、修繕すべき亀裂や剥落が発生しているコンクリート構造物の表面の工事面積や工事長さ等の工事範囲と、選定された修繕工事における亀裂や剥落の修繕単価とから、修繕工事費を算出している。しかし、修繕工事の選定は電力会社の作業員の判断で行われるのが一般的であり、作業員の熟練度によって選定される修繕工事の種類が異なってしまうと、最適な修繕工事費を算出できなくなる虞がある。
【0006】
そこで、例えば、マンション等の修繕工事に関して、施工部位、施工仕様、及び画像データの指定に基づき積算を行い、修繕工事費の自動見積もりを行う技術が開示されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-82860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に開示される技術において、施工仕様(修繕工事の種類)は作業者の判断で特定される情報であるため、最適な修繕工事費を算出できなくなる問題は解消されないこととなる。
【0009】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、学習モデルで予測された土木構造物の修繕工事の種類に従って、最適な修繕工事費を算出する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明のうちの1つは、プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置であって、過去における、第1土木構造物の変状に係る第1情報を示す特徴量と、前記第1土木構造物の修繕に対して行った第1修繕工事の種類、前記第1修繕工事を行った前記第1土木構造物の工事範囲を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、現在における、第2土木構造物の変状に係る第2情報を前記学習モデルに入力することにより、前記第2土木構造物の修繕に対して行うべき第2修繕工事の種類、前記第2修繕工事を行うべき前記第2土木構造物の工事範囲を予測し、前記第2修繕工事における修繕単価と、前記第2土木構造物の工事範囲とに基づいて、前記第2修繕工事に要する修繕工事費を算出する。
(【0011】以降は省略されています)

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