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公開番号2024118325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024683
出願日2023-02-20
発明の名称印刷システム、印刷装置、および、印刷方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240823BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの利便性が低下することを抑制する。
【解決手段】管理サーバは、印刷可能枚数に応じて自動課金を実行し、自動課金の実行に応じた課金情報を印刷装置に送信する。印刷装置は、印刷可能枚数に関する枚数情報と、自動課金が有効であるか否かを示す有効情報と、を格納する。印刷装置は、管理サーバから送信される課金情報と印刷装置による印刷実績との少なくとも一方に基づいて枚数情報を更新し、印刷装置が管理サーバと通信可能なオンライン状態であり、かつ、自動課金が有効であることを含む許容条件が満たされるか否かを判断し、許容条件が満たされる場合に、枚数情報によって示される印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容し、許容条件が満たされない場合に、枚数情報によって示される印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容しない。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
印刷システムであって、
課金に応じた印刷可能枚数を管理する管理サーバと、
前記管理サーバと通信可能に接続される印刷装置と、
を備え、
前記管理サーバは、
自動課金が有効である場合に前記印刷可能枚数に応じて前記自動課金を実行する課金処理部と、
前記自動課金の実行に応じた課金情報を前記印刷装置に送信する課金情報送信部と、
を備え、
前記印刷装置は、
前記印刷可能枚数に関する枚数情報と、前記自動課金が有効であるか否かを示す有効情報と、を格納する格納部と、
前記管理サーバから送信される前記課金情報と前記印刷装置による印刷実績との少なくとも一方に基づいて前記枚数情報を更新する更新部と、
前記印刷装置が前記管理サーバと通信可能なオンライン状態であり、かつ、前記自動課金が有効であることを含む許容条件が満たされるか否かを判断する判断部と、
前記許容条件が満たされる場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容し、前記許容条件が満たされない場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容しない印刷制御部と、
を備え、
前記更新部は、前記許容条件が満たされる場合に、前記印刷可能枚数を超えて印刷される枚数を含む印刷済枚数をカウントして前記枚数情報を更新する、印刷システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記許容条件は、さらに、前記印刷可能枚数を超える枚数が、所定の許容枚数以下であることを含む、印刷システム。
【請求項3】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記許容条件は、さらに、少なくとも直前の課金のための決済が成功していることを含む、印刷システム。
【請求項4】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記許容条件は、さらに、前記自動課金のための決済に用いられる決済情報の更新後に、更新後の前記決済情報を用いた決済が成功していることを含む、印刷システム。
【請求項5】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記自動課金は、前記印刷可能枚数が基準枚数以下になった場合に、前記印刷装置のユーザに確認することなく、前記管理サーバが所定枚数分の課金を行う処理である、印刷システム。
【請求項6】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記管理サーバは、さらに、前記自動課金の実行結果を前記印刷装置のユーザの端末装置に通知する通知部を備える、印刷システム。
【請求項7】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記枚数情報は、課金済みの金額に基づいて印刷が許容される枚数の累積値である第1値と、前記印刷装置にて印刷済みの枚数の累積値である第2値と、を含み、
前記印刷可能枚数は、前記第1値から前記第2値を減じた値である、印刷システム。
【請求項8】
課金に応じた印刷可能枚数を管理する管理サーバと通信可能に接続される印刷装置であって、
前記印刷可能枚数に関する枚数情報と、前記印刷可能枚数に応じた自動課金が有効であるか否かを示す有効情報と、を格納する格納部と、
前記管理サーバから送信される課金情報と前記印刷装置による印刷実績との少なくとも一方に基づいて前記枚数情報を更新する更新部と、
前記印刷装置が前記管理サーバと通信可能なオンライン状態であり、かつ、前記自動課金が有効であることを含む許容条件が満たされるか否かを判断する判断部と、
前記許容条件が満たされる場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容し、前記許容条件が満たされない場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容しない印刷制御部と、
を備え、
前記更新部は、前記許容条件が満たされる場合に、前記印刷可能枚数を超えて印刷される枚数を含む印刷済枚数をカウントして前記枚数情報を更新する、印刷装置。
【請求項9】
課金に応じた印刷可能枚数を管理する管理サーバと、前記管理サーバと通信可能に接続される印刷装置と、を用いる印刷方法であって、
前記管理サーバは、
自動課金が有効である場合に前記印刷可能枚数に応じて前記自動課金を実行し、
前記自動課金の実行に応じた課金情報を前記印刷装置に送信し、
前記印刷装置は、
前記印刷可能枚数に関する枚数情報と、前記自動課金が有効であるか否かを示す有効情報と、前記印刷装置の格納部に格納し、
前記管理サーバから送信される前記課金情報と前記印刷装置による印刷実績との少なくとも一方に基づいて前記枚数情報を更新し、
前記印刷装置が前記管理サーバと通信可能なオンライン状態であり、かつ、前記自動課金が有効であることを含む許容条件が満たされるか否かを判断し、
前記許容条件が満たされる場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容し、前記許容条件が満たされない場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容しない、印刷方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、課金に応じた印刷を行うための印刷システム、印刷装置、および、印刷方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従量制の課金を行う印刷サービスが利用されている。例えば、特許文献1の技術では、課金された額に応じた印刷可能枚数を管理サーバとプリンタとのそれぞれで保持している。プリンタは、ユーザによる印刷実行操作がなされた際に、その時点での印刷可能枚数が指定された印刷枚数よりも少ない場合には、該印刷実行操作に基づく印刷は中止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-110477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術では、印刷実行操作がなされたにも拘わらず、印刷が中止される場合があるので、ユーザの利便性が低下する可能性があった。
【0005】
本明細書は、課金に応じた枚数を印刷可能な印刷サービスにおいて、ユーザの利便性が低下することを抑制できる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]印刷システムであって、課金に応じた印刷可能枚数を管理する管理サーバと、前記管理サーバと通信可能に接続される印刷装置と、を備え、前記管理サーバは、自動課金が有効である場合に前記印刷可能枚数に応じて前記自動課金を実行する課金処理部と、前記自動課金の実行に応じた課金情報を前記印刷装置に送信する課金情報送信部と、を備え、前記印刷装置は、前記印刷可能枚数に関する枚数情報と、前記自動課金が有効であるか否かを示す有効情報と、を格納する格納部と、前記管理サーバから送信される前記課金情報と前記印刷装置による印刷実績との少なくとも一方に基づいて前記枚数情報を更新する更新部と、前記印刷装置が前記管理サーバと通信可能なオンライン状態であり、かつ、前記自動課金が有効であることを含む許容条件が満たされるか否かを判断する判断部と、前記許容条件が満たされる場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容し、前記許容条件が満たされない場合に、前記枚数情報によって示される前記印刷可能枚数を超える枚数の印刷を許容しない印刷制御部と、を備え、前記更新部は、前記許容条件が満たされる場合に、前記印刷可能枚数を超えて印刷される枚数を含む印刷済枚数をカウントして前記枚数情報を更新する、印刷システム。
【0008】
上記構成によれば、許容条件が満たされる場合に、印刷可能枚数を超える枚数の印刷が許容される。この結果、例えば、課金処理に時間を要するために、印刷可能枚数が一時的に不足する場合に、印刷可能枚数を超える枚数の印刷が許容される。したがって、課金に応じた枚数を印刷可能な印刷サービスにおいて、ユーザの利便性が低下することを抑制できる。さらには、許容条件が満たされる場合に、印刷可能枚数を超えて印刷される枚数を含む印刷済枚数をカウントして枚数情報を更新するので、例えば、印刷可能枚数を超えて印刷される場合であっても課金漏れなどの不都合が発生することを抑制できる。
【0009】
なお、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、印刷システム、印刷装置、印刷方法、これらの装置、システム、方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
システム1000の構成を示すブロック図。
管理データベースDBと情報データベースIBの説明図。
自動課金が有効である場合の定期処理の第1のシーケンス図。
自動課金が有効である場合の定期処理の第2のシーケンス図。
決済情報更新処理のシーケンス図。
印刷処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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