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公開番号
2024117377
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2023023444
出願日
2023-02-17
発明の名称
ガス絶縁開閉装置の制御装置および制御方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
H01H
33/36 20060101AFI20240822BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ガス絶縁開閉装置の開閉速度をより適切な速度に制御することができるガス絶縁開閉装置の制御装置および制御方法を提供することである。
【解決手段】実施形態のガス絶縁開閉装置の制御装置は、速度取得部と、比較部と、電圧制御部とを持つ。速度取得部は、ガス絶縁開閉装置の開閉速度を取得する。比較部は、速度取得部により取得された開閉速度と基準開閉速度とを比較する。電圧制御部は、比較部の比較結果に応じてガス絶縁開閉装置に設けられる開閉機構を駆動させる駆動部への電圧を変動させる。また、電圧制御部は、前記ガス絶縁開閉装置の開閉速度が所定範囲内となるように電圧を変動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガス絶縁開閉装置の開閉速度を取得する速度取得部と、
前記速度取得部により取得された開閉速度と基準開閉速度とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に応じて前記ガス絶縁開閉装置に設けられる開閉機構を駆動させる駆動部への電圧を変動させる電圧制御部と、を備え、
前記電圧制御部は、前記ガス絶縁開閉装置の開閉速度が所定範囲内となるように前記電圧を変動させる、
ガス絶縁開閉装置の制御装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記速度取得部は、所定時間間隔で前記開閉速度を取得し、
前記比較部は、前記所定時間間隔ごとの開閉速度と、時間の経過に伴う時間間隔ごとに設定される前記基準開閉速度とを比較する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記速度取得部は、前記所定時間間隔における開閉機構の動作情報と、前記動作情報を前記開閉機構の所定部位の位置情報に変換する変数とに基づいて、前記所定時間間隔の開閉速度を取得する、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記電圧制御部は、前記速度取得部により取得された開閉速度と基準開閉速度との乖離度合に基づいて前記電圧の変動量を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記電圧制御部は、予め設定された上限値を超えないように前記電圧を変動させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記電圧を変動させたことを示す情報を出力装置に出力させる出力制御部を更に備える、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記電圧制御部により前記電圧を変動させた場合に、前記ガス絶縁開閉装置における異常の内容を推定する異常推定部を更に備える、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
ガス絶縁開閉装置の制御装置が、
前記ガス絶縁開閉装置の開閉速度を取得し、
取得された前記開閉速度と基準開閉速度とを比較し、
比較した結果に応じて前記ガス絶縁開閉装置に設けられる開閉機構を駆動させる駆動部への電圧を、前記ガス絶縁開閉装置の開閉速度が所定範囲内となるように変動させる、
ガス絶縁開閉装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ガス絶縁開閉装置の制御装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
発電所や変電所等の電力施設では、ガス絶縁開閉装置(GIS、Gas Insulated Switchgear)が利用されている。ガス絶縁開閉装置は、電力施設内において多様な電流を遮断する責務を有しており、開閉機構を用いた開閉動作によって、系統事故時において事故の生じた系統を切り離したり、系統の切換時等に流れる電流を遮断するために電力供給線に配置される。ここで、開閉機構における開閉速度は遮断を完了するための重要な要素の一つとなっている。開閉速度の低下は、電流が遮断不能となったり、短絡事故や地絡事故につながる恐れがあるため、様々な状況においても所定の開閉速度でガス絶縁開閉装置が動作する必要がある。
【0003】
しかしながら、従来のガス絶縁開閉装置は、周囲温度や動作頻度等の外的要因、ガス絶縁開閉装置の製造上のばらつき等の様々な要因によって開閉速度にばらつきが発生する場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-4708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ガス絶縁開閉装置の開閉速度をより適切な速度に制御することができるガス絶縁開閉装置の制御装置および制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のガス絶縁開閉装置の制御装置は、速度取得部と、比較部と、電圧制御部とを持つ。速度取得部は、ガス絶縁開閉装置の開閉速度を取得する。比較部は、速度取得部により取得された開閉速度と基準開閉速度とを比較する。電圧制御部は、比較部の比較結果に応じてガス絶縁開閉装置に設けられる開閉機構を駆動させる駆動部への電圧を変動させる。また、電圧制御部は、前記ガス絶縁開閉装置の開閉速度が所定範囲内となるように電圧を変動させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態のガス絶縁開閉装置を制御する制御装置を含む電力保護制御システム1の構成図。
第1の実施形態の開閉機構12の概略構成を含むガス絶縁開閉装置10の一例を示す図。
基準データ172の内容の一例を示す図。
第1の実施形態の制御装置100の処理の一例を示す図。
第2の実施形態の制御装置100Aの構成図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態のガス絶縁開閉装置の制御装置および制御方法を、図面を参照して説明する。なお、以下では、ガス絶縁開閉装置の開閉機構の操作方式の一例として電動機操作方式を用いて説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のガス絶縁開閉装置を制御する制御装置を含む電力保護制御システム1の構成図である。電力保護制御システム1は、例えば、変電所や発電所等の高電圧を扱う電力施設に設置され、電路の開閉等により電力施設内の設備の保護を行う。電力保護制御システム1は、例えば、ガス絶縁開閉装置10と、出力装置20と、制御装置100とを備える。
【0010】
ガス絶縁開閉装置10は、例えば、系統事故時において事故の生じた系統を切り離したり、系統の切換時等に流れる電流を遮断するために、絶縁性のある気体(例えば、SF
6
(六フッ化硫黄)ガス)中で電力供給線等の電路の開閉を行う。ガス絶縁開閉装置10は、例えば、開閉機構12と、電動機14と、計測部16と、制御部18とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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