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公開番号2024114552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023030935
出願日2023-03-01
発明の名称ビール様飲料及びその製造方法
出願人アサヒビール株式会社
代理人個人,個人
主分類C12C 7/00 20060101AFI20240816BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】苦み、香り及び味わいに富むクラフトビールの特徴を有しながら、味感が軽く、味にキレがあり、ドリンカビリティーが高いビール様飲料を提供すること。
【解決手段】下記条件を充足するビール様飲料:糖質濃度が0.5g/100mlを超える、苦味価が30BU以上、エキス差が0.5(w/w)%以下、及び苦味価とエキス差との比率(苦味価/エキス差)が100~900。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記条件を充足するビール様飲料:
糖質濃度が0.5g/100mlを超える、
苦味価が30BU以上、
エキス差が0.5(w/w)%以下、及び
苦味価とエキス差との比率(苦味価/エキス差)が100~900。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
外観最終エキス濃度が0.8(w/w)%以上である、請求項1に記載のビール様飲料。
【請求項3】
2~300ppbのミルセン濃度、及び40~600ppbのゲラニオール濃度を有する、請求項1に記載のビール様飲料。
【請求項4】
サバイバブルズホップと呼ばれる種類のものからなる群から選択される少なくとも1種のホップ由来の成分を含む、請求項3に記載のビール様飲料。
【請求項5】
5°EBC以下の濁度を有する、請求項1に記載のビール様飲料。
【請求項6】
5(v/v)%以上のアルコール濃度を有する、請求項1に記載のビール様飲料。
【請求項7】
発酵麦芽飲料である、請求項1に記載のビール様飲料。
【請求項8】
麦芽使用比率が50(w/w)%以上である、請求項7に記載のビール様飲料。
【請求項9】
麦汁煮沸工程の後にホップを添加する工程を包含する、請求項7に記載のビール様飲料の製造方法。
【請求項10】
前記ホップが、サバイバブルズホップと呼ばれる種類のものからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項9に記載のビール様飲料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビール様飲料に関し、特に、苦味が強調されたビール様飲料に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、発泡酒や新ジャンルの展開によりビール市場に登場する製品の種類が多様化している。その結果、従来からビール市場の主流を占めてきたピルスナータイプのビールに加え、クラフトビール、ベルギービール等の多種多様な香味を提供するビールに対する人気が高まっている。中でも、インディアペールエールビール(一般に、「IPA」と呼ばれることがある。)等の独特の苦みや香り及び味わいは、クラフトビールの代表的な香味になっている。尚、IPAは、一般に、ホップを大量に使用して製造したエールビールをいう。
【0003】
特許文献1には、ホップの精油成分を所定範囲に制御することにより、フルーティーなホップの香気が強調され、かつ、荒々しさの少ない発酵麦芽飲料を製造できることが記載されている。特許文献1では、一定の温度で加熱されたホップを麦汁冷却工程が行われた後に添加している。ホップの種類として、具体的には、カスケード種等が記載されている。
【0004】
特許文献2には、IPA及びスタウトやボックのように、苦味価及び色度が高いビールテイスト飲料は、独特な苦味や香り及び味わいや風味を有することから、飲みにくいという問題を有していること、及び糖質濃度を低下させつつも、苦味価及び色度を所定値以上に調整したビールテイスト飲料とすることで、飲んだ際のインパクトの強さと飲みやすさのバランスに優れた飲料としたことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-132272号公報
特開2021-3127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
苦味及びホップ香気が強調されたビール様飲料の中でもクラフトビール等の比較的高温で発酵させたビールは、香味が強く、これらが飲用後も後味として残り、香味が重く感じられるために、ドリンカビリティーが低いという問題を有している。
【0007】
本発明は上問題を解決するものであり、その目的とするところは、苦み、香り及び味わいに富むクラフトビールの特徴を有しながら、味感が軽く、キレ感があり、ドリンカビリティーが高いビール様飲料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明には以下の形態が含まれる。
【0009】
[形態1]
下記条件を充足するビール様飲料:
糖質濃度が0.5g/100mlを超える、
苦味価が30BU以上、
エキス差が0.5(w/w)%以下、及び
苦味価とエキス差との比率(苦味価/エキス差)が100~900。
【0010】
[形態2]
外観最終エキス濃度が0.8(w/w)%以上である、形態1のビール様飲料。
(【0011】以降は省略されています)

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