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公開番号2024114021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019378
出願日2023-02-10
発明の名称産業車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類B60K 11/06 20060101AFI20240816BHJP(車両一般)
要約【課題】吸気口からダクトの内部に侵入した異物がヒートシンクやファンに侵入することによって生じる冷却性能の低下を抑制する。
【解決手段】牽引車10は、車体11と、車体11に設けられるとともに空気が内部を流れるダクト30と、ダクト30の外部からダクト30の内部に空気を流入させるための吸気口と、ダクト30の内部からダクト30の外部に空気を排出するための排気口42と、ダクト30の内部の空気の流れを駆動によって生じさせるファン35と、ダクト30の内部を流れる空気を用いてモータドライバ23を冷却するヒートシンク34と、を備え、バッテリを動力源とする。車体11は、後輪19の上部に設けられるとともに後輪19を収容するタイヤハウスを構成するタイヤハウスカバーを備える。吸気口は、タイヤハウスカバーの上部に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に設けられるとともに空気が内部を流れるダクトと、
前記ダクトの外部から前記ダクトの内部に空気を流入させるための吸気口と、
前記ダクトの内部から前記ダクトの外部に空気を排出するための排気口と、
前記ダクトの内部の空気の流れを駆動によって生じさせるファンと、
前記ダクトの内部を流れる空気を用いて冷却対象を冷却するヒートシンクと、を備え、バッテリを動力源とする産業車両であって、
前記車体は、車輪の上部に設けられるとともに前記車輪を収容するタイヤハウスを構成するタイヤハウスカバーを備え、
前記吸気口は、前記タイヤハウスカバーの上部に位置することを特徴とする産業車両。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記産業車両は、コンタクタと、前記車体に設けられるとともに前記コンタクタを内部に収容するコンタクタカバーと、を備え、
前記コンタクタカバーの内部は、前記ダクトの内部と連通し、
前記吸気口は、前記コンタクタカバーに形成されている請求項1に記載の産業車両。
【請求項3】
前記コンタクタカバーは、前記コンタクタカバーの内部と外部とを連通させる開口部を備え、
前記ダクトは、前記開口部を囲むように設けられるとともに、前記開口部を介して前記コンタクタカバーの内部と連通するように前記車体に設けられ、
前記コンタクタカバーと前記ダクトとの間に介在するとともに押圧を受けて縮小変形する介在部材を備える請求項2に記載の産業車両。
【請求項4】
前記排気口は、前記車体を構成するハウジングに隣接するとともに、前記車体の下部に向けて開口する請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の産業車両。
【請求項5】
前記車体は、上方に開口するとともに収容空間を内部に区画形成するハウジングを備え、
前記バッテリ及び前記吸気口は、前記収容空間に設けられ、
前記ハウジングは、上方からバッテリフードによって塞がれている請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の産業車両。
【請求項6】
前記車輪を駆動させるモータと、前記モータを駆動させるモータドライバと、を備え、
前記冷却対象は、モータドライバである請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の産業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、産業車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、産業車両の一例として牽引車が記載されている。特許文献1に記載の牽引車は、バッテリを動力源とするものである。牽引車の車輪は、タイヤハウスに収容されている。
【0003】
産業車両としては、産業車両に搭載された冷却対象を冷却するための機構を備えたものが知られている。こうした機構は、例えば、空気が内部を流れるダクトと、ダクトの外部からダクトの内部に空気を流入させるための吸気口と、ダクトの内部からダクトの外部に空気を排出するための排気口と、ファンと、ヒートシンクと、を備える。ファンの駆動によって、ダクトの内部に空気の流れが生じる。ヒートシンクは、ダクトの内部を流れる空気を用いて冷却対象を冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-197114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
産業車両の走行時には、車輪の回転によって路面から車輪よりも上部に向けて異物が巻き上げられるおそれがある。こうした異物が吸気口からダクトの内部に侵入すると、異物がヒートシンクやファンに侵入することによって冷却性能が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する産業車両は、車体と、前記車体に設けられるとともに空気が内部を流れるダクトと、前記ダクトの外部から前記ダクトの内部に空気を流入させるための吸気口と、前記ダクトの内部から前記ダクトの外部に空気を排出するための排気口と、前記ダクトの内部の空気の流れを駆動によって生じさせるファンと、前記ダクトの内部を流れる空気を用いて冷却対象を冷却するヒートシンクと、を備え、バッテリを動力源とする産業車両であって、前記車体は、車輪の上部に設けられるとともに前記車輪を収容するタイヤハウスを構成するタイヤハウスカバーを備え、前記吸気口は、前記タイヤハウスカバーの上部に位置することを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、産業車両の走行時に車輪の回転によって路面から車輪よりも上部に向けて異物が巻き上げられたとしても、異物がタイヤハウスカバーに衝突することで、タイヤハウスカバーよりも上部に位置する吸気口からダクトの内部に侵入しにくい。したがって、吸気口からダクトの内部に侵入した異物がヒートシンクやファンに侵入することによって生じる冷却性能の低下を抑制できる。
【0008】
産業車両において、前記産業車両は、コンタクタと、前記車体に設けられるとともに前記コンタクタを内部に収容するコンタクタカバーと、を備え、前記コンタクタカバーの内部は、前記ダクトの内部と連通し、前記吸気口は、前記コンタクタカバーに形成されていてもよい。
【0009】
上記構成によれば、吸気口の形成箇所としてコンタクタカバーを利用できるとともに、コンタクタカバーの内部を吸気口とダクトとを繋げる空気の流路として利用できる。したがって、吸気口および上記の流路を車体に別途設ける場合と比較して、産業車両の大型化を抑制できる。
【0010】
産業車両において、前記コンタクタカバーは、前記コンタクタカバーの内部と外部とを連通させる開口部を備え、前記ダクトは、前記開口部を囲むように設けられるとともに、前記開口部を介して前記コンタクタカバーの内部と連通するように前記車体に設けられ、前記コンタクタカバーと前記ダクトとの間に介在するとともに押圧を受けて縮小変形する介在部材を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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