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公開番号2024109815
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2024083984,2020170641
出願日2024-05-23,2020-10-08
発明の名称パネル体付き構造物
出願人三協立山株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E04H 17/00 20060101AFI20240806BHJP(建築物)
要約【課題】施工性が改善されたパネル体付き構造物を提供する。
【解決手段】パネル体付き構造物Aは、簡易構造物1とフェンス2とを備え、フェンス2は、支柱2bと、支柱2bで支持されるパネル体2aを有し、簡易構造物1は、支柱1aと、側面を覆うために支柱1aに支持されるパネル体2aを有し、フェンス2に支持されるパネル体2aと簡易構造物1に支持されるパネル体2aを同一デザインのものとして連続していることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
簡易構造物とフェンスとを備え、フェンスは、支柱と、支柱で支持されるパネル体を有し、簡易構造物は、支柱と、側面を覆うために支柱に支持されるパネル体を有し、フェンスに支持されるパネル体と簡易構造物に支持されるパネル体を同一デザインのものとして連続していることを特徴とするパネル体付き構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、パネル体付き構造物に関する。
続きを表示（約 3,000 文字）【背景技術】
【０００２】
自宅側と隣地との境界線にフェンスを立設し、自宅と隣地を仕切ることが知られている。
また、自宅側（自宅の敷地）に例えばカーポートのような簡易構造物を立設することが知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、フェンスとカーポートとは、それぞれ別個の構造のものであって、個別に施工するため施工性が悪く、施工性の改善が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
前述の課題を解決するために請求項１記載によるパネル体付き構造物は、簡易構造物とフェンスとを備え、フェンスは、支柱と、支柱で支持されるパネル体を有し、簡易構造物は、支柱と、側面を覆うために支柱に支持されるパネル体を有し、フェンスに支持されるパネル体と簡易構造物に支持されるパネル体を同一デザインのものとして連続していることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００５】
本発明は、以上の構成により、施工性が改善されたパネル体付き構造物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
本発明に係るパネル体付き構造物の使用状態を示す平面図である。
図１を隣地側から見た図である。
図２の（３）－（３）線に沿う一部切欠拡大断面図である。
図３の要部拡大図であり、（ａ）は簡易構造物の支柱部分を示し、（ｂ）はフェンスの支柱部分を示す。
（ａ）は図４（ａ）の（５ａ）－（５ａ）線に沿う断面図であり、（ｂ）は図４（ｂ）の（５ｂ）－（５ｂ）線に沿う断面図である。
所定位置に簡易構造物の境界側支柱及びフェンス支柱を立設する工程を示す。
境界側桁、桁、妻垂木、垂木、折板屋根を取付ける工程を示す。
境界側支柱にフェンス取付補助材を取付ける工程を示す。
パネル本体部を取付材に取付ける工程を示し、平面側から見た図である。
水切カバーを境界側桁に取り付ける工程を示す。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、図１～図５を参照して本発明に係る実施形態のパネル体付き構造物Ａを説明する。
以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
以下で説明するパネル体付き構造物Ａは、カーポートに適用されたものであるが、本発明ではカーポートに限るものではなく、例えば、テラスやパーゴラ等に適用できる。
【０００８】
[パネル体付き構造物の構成]
パネル体付き構造物Ａは、図１及び図２に示すように、簡易構造物１及びフェンス２とを備えており、簡易構造物１が住宅ｂに隣接すると共に、出入り側を道路ｒ側に向けて立設され、フェンス２が住宅の土地の隣地境界Ｌに沿って立設されている。
図３に示すように、簡易構造物１とフェンス２とは、フェンス２に支持されるフェンス本体部（パネル体）２ａと、簡易構造物１の側面を覆うために境界側支柱１ａに支持されるフェンス本体部（パネル体）２ａとが連続していることで一体化されている。
【０００９】
[簡易構造物の構成]
簡易構造物１は、図１及び図２に示すように、隣地境界Ｌ側に互いに所定の間隔を空けて立設された一対の支柱（以下「境界側支柱」という）１ａと、境界側支柱１ａと出入側の長手方向と平行として所定の間隔を空けて対向するように立設された一対の支柱１ｂと、境界側支柱１ａと支柱１ｂの上端に固定された屋根ｃとを備えている。
境界側支柱１ａの隣地境界Ｌ側の面には、図３～図５に示すように、フェンス取付補助材３がビスｎ２により固定されている。
フェンス取付補助材３は、図５（ａ）に示すように、境界側支柱１ａの上下方向の全域にわたる長さを有しており、このフェンス取付補助材３を介してフェンス２のフェンス本体部（パネル体）２ａが取り付けられている。
屋根ｃは、図１及び図５（ａ）に示すように、一対の境界側支柱１ａに架設された境界側桁ｃ１と、一対の支柱１ｂに架設された桁ｃ２と、境界側桁ｃ１と桁ｃ２とに架設された妻垂木ｃ３０及び垂木ｃ３１と、妻垂木ｃ３０と垂木ｃ３１及び垂木ｃ３１間に架設された折板屋根ｃ３とを備えている。
また、図２及び図５（ａ）に示すように、境界側桁ｃ１の側面には、この側面から上側のフェンス本体部（パネル体）２ａの後述する上桟２０の側面に至る略Ｌ型の水切カバー材ｃ４が取り付けられており、この水切カバー材ｃ４で、境界側桁ｃ１の下面とフェンス本体部２ａの上桟２０の上面との間を塞ぐようにされている。
なお、水切カバー材ｃ４については、一対の支柱１ｂに架設された桁ｃ２側にも同様な構成で取り付けられている（図示せず）。
また、屋根ｃの構成は、例示した構造のものに限らない。
【００１０】
[フェンスの構成]
フェンス２は、図１及び図２に示すように、隣地境界Ｌに沿って所定の間隔を空けて立設された複数の支柱（以下「フェンス支柱」という）２ｂと、フェンス支柱２ｂの隣地境界Ｌ側の面に固定されたフェンス本体部（パネル体）２ａとを備えている。
フェンス２は、簡易構造物１の隣地境界Ｌ側の側面の道路ｒ側の端部から隣地境界Ｌに沿って住宅ｂ側の端部を越え、住宅ｂにまで至る範囲に連続するように形成されている。
フェンス本体部（パネル体）２ａは、図２及び図５（ａ）に示すように、上下２段に設けられており、それぞれ簡易構造物１の境界側支柱１ａとフェンス支柱２ｂとに固定されている。
フェンス本体部（パネル体）２ａは、それぞれ上桟２０と、下桟２１と、上桟２０と下桟２１との間に配設された複数のパネル２２とを備えたパネル体であり、境界側支柱１ａとフェンス支柱２ｂとに取付けられた支持材２ｃ、２ｄ、２ｅに支持固定されている。
支持材２ｃは、上側のフェンス本体部（パネル体）２ａの上桟２０を支持し、支持材２ｄは、上側のフェンス本体部（パネル体）２ａの下桟２１及び下側のフェンス本体部（パネル体）２ａの上桟２０を支持し、支持材２ｅは、下側のフェンス本体部（パネル体）２ａの下桟２１を支持するものであり、いずれも、フェンス本体部（パネル体）２ａを支持するＬ型を呈するように形成されている。
上桟２０及び下桟２１は、図２に示すように、フェンス２の全域にわたる長さのものであり、上桟２０及び下桟２１の間に複数の板状のパネル２２が挟持されている。
すなわち、フェンス本体部（パネル体）２ａの上桟２０と下桟２１とを境界側支柱１ａに取り付けたフェンス取付補助材３とフェンス支柱２ｂとにビスｎ３及びナットｎ１のねじ止めにより取付けられた支持材２ｃ、２ｄ、２ｅに支持固定することによって、簡易構造物１とフェンス２とを一体化することができる。
なお、パネル２２は、例示した板状のものに限らず、竪格子状のもの横格子状のもの等であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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