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公開番号2024108426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023012782
出願日2023-01-31
発明の名称3次元CAD装置の使用方法
出願人株式会社きんそく,大成建設株式会社
代理人個人
主分類G06F 30/10 20200101AFI20240805BHJP(計算;計数)
要約【課題】3次元モデルに対する任意の投影図に、煩雑な操作を行なうことなく寸法を把握できる3次元CAD装置の使用方法を提供する。
【解決手段】3次元CAD装置の使用方法であって、異なる視点で表現され、寸法線が描かれた複数の2次元図面を3次元CAD装置にインポートし、2次元図面の尺度と基点と視点を整合させた後に、2次元図面の何れかを第1基準面として画面表示し、当該2次元図面に示された寸法線に基づいて第1オブジェクトとなる平面図形を描画する第1描画ステップと、第1基準面と交差する他の2次元図面を第2基準面として画面表示し、2次元図面に示された寸法線に基づいて、第1オブジェクトに高さを持たせた第2オブジェクトとなる立体図形を描画する第2描画ステップと、第1描画ステップと第2描画ステップを、各2次元図面に対して繰返し実行することにより3次元モデルを生成する3次元モデル生成ステップと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
3次元描画空間に3次元構造物を生成する3次元CAD装置の使用方法であって、
異なる視点で表現され、前記3次元構造物に対応する寸法線が描かれた複数の2次元図面を前記3次元CAD装置にインポートする2次元図面入力ステップと、
前記3次元描画空間において、前記2次元図面の各尺度を所定の尺度に整合させる尺度整合ステップと、
前記所定の尺度に整合した前記2次元図面に含まれる任意の基点が前記3次元描画空間の対応する位置と整合するように、前記2次元図面を平行移動させる基点整合ステップと、
前記基点を整合した前記2次元図面を、前記3次元描画空間と前記視点が整合するように、必要に応じて所定の基線を軸に回転させる視点整合ステップと、
前記視点を整合した前記2次元図面の何れかを選択して、第1基準面として画面表示し、選択された前記2次元図面に示された前記寸法線に基づいて、第1オブジェクトとなる平面図形を描画する第1描画ステップと、
前記第1基準面と交差する他の2次元図面を選択して、第2基準面として画面表示し、前記2次元図面に示された前記寸法線に基づいて、前記第1オブジェクトに高さを持たせた第2オブジェクトとなる立体図形を描画する第2描画ステップと、
前記第1描画ステップと前記第2描画ステップを、各2次元図面に対して繰返し実行することにより3次元モデルを生成する3次元モデル生成ステップと、
を含む3次元CAD装置の使用方法。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記3次元モデル生成ステップにより生成され、前記視点の何れかから眺めた3次元モデルを表示するとともに、前記視点に対応する前記2次元図面を重畳して正対するように表示し、前記2次元図面に示された寸法と前記三次元モデルとの整合状態を確認する整合状態確認ステップを備え、
各視点から眺めた3次元モデルに対して、前記整合状態確認ステップを繰り返す三次元モデル検証ステップと、
を備えている請求項1記載の3次元CAD装置の使用方法。
【請求項3】
前記3次元モデルが土木構造物である請求項1または2記載の3次元CAD装置の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、3次元CAD装置の使用方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば大型の構造躯体などの構造物を構築する土木建築現場などでは、施工業者が、設計者により作成された視点が異なる複数枚の二次元図面を用いて、構造物の形状や寸法などを確認しながら施工を進めていた。
【0003】
しかし、複数の二次元図面の間で不整合がある場合に、事前にその不整合を把握できなければ、施工の中断を招くなどの不都合な状況が発生する虞があった。
【0004】
そこで、業務の効率化を企図して、CIM(Construction Information Modeling)が導入されつつある。CIMを導入する場合でも、設計者により作成された視点が異なる複数枚の二次元図面に基づいて、CADオペレータが3次元CAD装置を操作することにより構造物の三次元モデルが作成される。その際に、複数の二次元図面の間で不整合があることが判明すると、設計者により不整合な図面の修正作業を経て、最終的な三次元モデルが完成する。
【0005】
土木建築現場では、現場責任者が、表示装置に表示された三次元モデルと紙に印刷された複数の二次元図面に基づいて構造物の検証を行ない、問題が無いと確認された後に施工作業が進められる。
【0006】
現場責任者による検証作業において、表示装置に表示された三次元モデルの各部位の寸法などを確認する際に、紙に印刷された複数の二次元図面から対応する図面を選択して二次元図面に記載された寸法を確認する必要があるが、この作業が非常に煩雑であるという問題があった。二次元図面が表示装置に表示される場合でも、三次元モデルと二次元図面を其々対比しながら確認する煩雑な作業が必要であることに変わりはない。
【0007】
特許文献1には、設計物の立体形状を示す3次元モデルから生成され、複数の投影図から構成される2次元図面と、当該2次元図面を生成した3次元モデルを構成する要素ごとの座標値とを記憶する記憶手段を備える情報処理装置が開示されている。
【0008】
当該情報処理装置は、記憶手段に記憶された2次元図面を構成する任意の投影図において、奥行き方向の寸法を算出するための基準となる要素の指定を受け付ける第1の指定受付手段と、記憶手段に記憶された2次元図面を構成する任意の投影図において、奥行き方向の寸法を算出する要素の指定を受け付ける第2の指定受付手段と、第1の指定受付手段で指定を受け付けた要素と、第2の指定受付手段で指定を受け付けた要素とに基づいて、2次元図面を生成した3次元モデルにおいて、当該要素間の距離を算出するための処理を行う算出手段と、算出手段における処理に応じて算出された距離を、第2の指定受付手段で指定を受け付けた要素の奥行き方向の寸法として表示するための処理を行う表示手段とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2014-44074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献1に開示された情報処理装置は、3次元モデルに対する任意の投影図に寸法を表示するために、基準となる要素と奥行き方向の寸法を算出する要素の其々を指定する操作が必要となり、各要素を指定するための操作が煩雑であるという問題があった。また任意の投影図における寸法を表示するために、基準となる要素と基準からの寸法を算出する要素の其々を指定する操作が必要となり、同様に各要素を指定するための操作が煩雑になる。
(【0011】以降は省略されています)

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