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公開番号
2024106834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-08
出願番号
2023011300
出願日
2023-01-27
発明の名称
タービン発電システム
出願人
株式会社東芝
,
東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01K
3/18 20060101AFI20240801BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】シンプルな構成で発電効率および発電量を向上させることが可能なタービン発電システムを提供する。
【解決手段】一実施形態に係るタービン発電システムは、蓄熱運転と放熱運転とを行うタービン発電システムである。このタービン発電システムは、蓄熱運転時に発熱する電気ヒータと、蓄熱運転時に電気ヒータで発生した熱を蓄熱する蓄熱槽と、放熱運転時に、気体を圧縮した高圧気体を生成する圧縮機と、圧縮機と機械的に接続され、放熱運転時に、蓄熱槽に蓄熱された熱を用いて加熱された高圧気体が流入することによって回転駆動する膨張機と、膨張機の回転駆動によって発電する発電機と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄熱運転と放熱運転とを行うタービン発電システムであって、
前記蓄熱運転時に発熱する電気ヒータと、
前記蓄熱運転時に前記電気ヒータで発生した熱を蓄熱する蓄熱槽と、
前記放熱運転時に、気体を圧縮した高圧気体を生成する圧縮機と、
前記圧縮機と機械的に接続され、前記放熱運転時に、前記蓄熱槽に蓄熱された熱を用いて加熱された前記高圧気体が流入することによって回転駆動する膨張機と、
前記膨張機の回転駆動によって発電する発電機と、
を備える、タービン発電システム。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記高圧気体は、前記蓄熱槽を流通することによって加熱される、請求項1に記載のタービン発電システム。
【請求項3】
前記電気ヒータの発熱時に、第1熱媒体が前記電気ヒータと前記蓄熱槽との間で循環する、請求項1に記載のタービン発電システム。
【請求項4】
前記電気ヒータの発熱停止時に、前記蓄熱槽との間で第2熱媒体を循環させる熱交換器をさらに備え、
前記高圧気体は、前記熱交換器を流通することによって加熱される、請求項3に記載のタービン発電システム。
【請求項5】
前記第1熱媒体は、前記気体と同じ物質である、請求項4に記載のタービン発電システム。
【請求項6】
前記電気ヒータが前記蓄熱槽に内蔵されている、請求項1に記載のタービン発電システム。
【請求項7】
前記高圧気体を、前記膨張機から排出された排気で加熱して前記蓄熱槽または前記熱交換器に流入させる再生器をさらに備える、請求項4または5に記載のタービン発電システム。
【請求項8】
前記気体が大気であり、前記膨張機から流出した前記気体が前記圧縮機に流入しない、前記気体の開サイクルを備える、請求項1に記載のタービン発電システム。
【請求項9】
前記膨張機から流出した前記気体が前記圧縮機に流入する、前記気体の閉サイクルを備える、請求項1に記載のタービン発電システム。
【請求項10】
前記再生器を流通した前記排気の熱を大気に放熱する放熱器をさらに備え、
前記気体が、前記放熱器で放熱された前記排気である、請求項7に記載のタービン発電システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、タービン発電システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、太陽光発電や風力発電といった自然エネルギによる発電が増加しており、季節や時間帯によっては、発電量が電力需要より大きくなる地域が発生している。また、季節や時間帯によっては電力需要が大きくなり、発電量が電力需要より小さく電力不足となる時もある。そこで、蓄熱を用いて電力調整を実施するタービン発電システムが提案されている。
【0003】
図7(a)は、従来のタービン発電システムの電力余剰時の運転状態を示す模式図である。一方、図7(b)は、従来のタービン発電システムの電力余剰でない時の運転状態を示す模式図である。図7(a)および図7(b)に示すように、従来のタービン発電システム201は、蓄熱槽1、電気ヒータ2、第1送風機3、第2送風機4、復水ポンプ8、ボイラ9、蒸気タービン10、復水器11、弁12~弁15、および発電機33を備える。
【0004】
タービン発電システム201では、電力余剰時、図7(a)に示すように、復水ポンプ8、蒸気タービン10、および第2送風機4は停止する。また、弁12および弁13は開状態となる一方で弁14および弁15は閉状態となる。また、余剰電力を用いて電気ヒータ2および第1送風機3が稼働する。第1送風機3の稼働によって、空気5が電気ヒータ2と蓄熱槽1の間を循環する。空気5は、電気ヒータ2の発熱によって加熱される。加熱された空気5は、蓄熱槽1まで輸送され、蓄熱槽1内の蓄熱物質を加熱する。これにより蓄熱される。このように蓄熱運転が実施される。
【0005】
一方、電力余剰でない時には、図7(b)に示すように、電気ヒータ2の発熱および第1送風機3の稼働は停止する。また、弁12および弁13は閉状態となる一方で弁14および弁15は開状態となる。さらに、復水ポンプ8および第2送風機4が稼働する。第2送風機4の稼働によって空気5が蓄熱槽1とボイラ9の間を循環する。
【0006】
空気5は、放熱運転時に蓄熱槽1の蓄熱物質によって加熱される。加熱された空気5は、第2送風機4によって蓄熱槽1からボイラ9まで輸送される。ボイラ9では、復水ポンプ8により搬入された水6を、空気5からの熱により加熱し蒸気7を製造する。これにより空気5は温度低下してボイラ9から流出する。このように放熱運転が実施される。
【0007】
蒸気7が、蒸気タービン10内を低温低圧になりながら流通することによって、蒸気タービン10の羽根車が回転駆動する。これにより、蒸気タービン10に機械的に接続された発電機33が発電する。蒸気タービン10から排出された蒸気7は、復水器11にて冷却水、例えば海水により冷却されて水6に変化する。水6は、復水ポンプ8によって、ボイラ9まで搬送される。このようにして、蓄熱槽1内の蓄熱物質に蓄熱されていた空気5の熱によって、蒸気7が発生して蒸気を用いた発電が実施される。
【0008】
上記のように、タービン発電システム201は電力余剰である時には電力を使い、電力余剰でない時には発電することによって、電力を調整することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開第2016/050368号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述したタービン発電システム201では、蒸気タービン10を用いて発電するため、復水ポンプ8、ボイラ9、および復水器11といった機器も必要になる。その結果、システムが数多くの機器を必要とする複雑な構成となってしまう。復水器11に用いる冷却水が必要であるし、ボイラ9向けの水質管理が必要である。また、蒸気タービン10には、高温化の制限があるため、発電効率および発電量にも制限が生じる。
(【0011】以降は省略されています)
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