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公開番号2024106483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010753
出願日2023-01-27
発明の名称蓄電池用薄膜集電体
出願人帝国イオン株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C23C 18/20 20060101AFI20240801BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】本発明は、新たに、蓄電池用薄膜集電体を提供する事を目的とする。
【解決手段】(1)薄膜基材に、無電解めっき用塗料組成物を塗布する事に依り、塗膜を形成する工程、及び(2)工程(1)の後、前記塗膜に無電解めっきを施す事に依り、無電解めっき皮膜を形成する工程を含み、前記無電解めっき用塗料組成物は、(1)パラジウム粒子と分散剤との複合体、(2)溶媒、及び(3)バインダー樹脂、を含有する、蓄電池用薄膜集電体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池用薄膜集電体の製造方法であって、
(1)薄膜基材の上面及び/又は下面に、無電解めっき用塗料組成物を塗布する事に依り、塗膜を形成する工程、及び
(2)工程(1)の後、前記塗膜に無電解めっきを施す事に依り、無電解めっき皮膜を形成する工程
を含み、
前記無電解めっき用塗料組成物は、
(1)パラジウム粒子と分散剤との複合体、
(2)溶媒、及び
(3)バインダー樹脂、
を含有する、製造方法。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記薄膜基材は、厚みが1μm~10μmである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記薄膜基材は、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリエーテルスルホン、ポリサルホン、ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリエチレンテレフタレート、及び不織布から成る群から選ばれる少なくとも一種の薄膜基材である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
更に、(3)工程(2)の後、前記無電解めっき皮膜に、電気めっきを施す事に依り、電気めっき皮膜を形成する工程
を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
更に、(4)工程(3)の後、前記電気めっき皮膜に、装飾電気めっきを施す事に依り、装飾電気めっき皮膜を形成する工程
を含む、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
更に、(5)前記蓄電池用薄膜集電体の基材の厚み方向に、
貫通する孔、及び/又は溝、及び/又は、
貫通しない孔、及び/又は溝を形成する工程、
を含む、前記項1、4、又は5に記載の製造方法。
【請求項7】
更に、(6)前記蓄電池用薄膜集電体に、
切断の圧力を掛ける事に依り、前記蓄電池用薄膜集電体の上面と下面とで、切断面を介してめっきが繋がり、導電性を付与する工程、
を含む、前記項1、4、又は5に記載の製造方法。
【請求項8】
更に、(7)前記蓄電池用薄膜集電体の端面に、
無電解めっき、及び/又は電気めっきを施す事に依り、前記薄膜蓄電池用薄膜集電体の上面と下面とで、前記端面を介してめっきが繋がり、導電性を付与する工程、
を含む、前記項1、4、又は5に記載の製造方法。
【請求項9】
前記項1、4、又は5に記載の製造方法に依って製造される、蓄電池用薄膜集電体。
【請求項10】
前記項6に記載の製造方法に依って製造される、蓄電池用薄膜集電体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池用薄膜集電体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、(1)パラジウム粒子と分散剤との複合体、(2)溶媒、及び(3)バインダー樹脂を含有し、前記複合体は、分散剤の存在下、パラジウムイオンを還元する事に依って得られ、前記溶媒は、N-メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドからなる群から選ばれた少なくとも1種を含み、前記バインダー樹脂が、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂及びポリイミド樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種である、無電解めっき用塗料組成物を開示する。
【0003】
この無電解めっき用塗料組成物を用いると、簡便に、効率的に無電解めっき用塗膜を形成する事を可能とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5422812号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、新たに、蓄電池用薄膜集電体を提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、鋭意検討した結果、無電解めっき用塗料組成物を用いて、蓄電池用薄膜集電体を作成する事に依り、軽量で、容量が大きな蓄電池用薄膜集電体を作成する事が出来るという技術を開発した。
【0007】
即ち、本発明は、次の蓄電池用薄膜集電体を包含する。
【0008】
項1.
蓄電池用薄膜集電体の製造方法であって、
(1)薄膜基材の上面及び/又は下面に、無電解めっき用塗料組成物を塗布する事に依り、塗膜を形成する工程、及び
(2)工程(1)の後、前記塗膜に無電解めっきを施す事に依り、無電解めっき皮膜を形成する工程
を含み、
前記無電解めっき用塗料組成物は、
(1)パラジウム粒子と分散剤との複合体、
(2)溶媒、及び
(3)バインダー樹脂、
を含有する、製造方法。
【0009】
項2.
前記薄膜基材は、厚みが1μm~10μmである、前記項1に記載の製造方法。
【0010】
項3.
前記薄膜基材は、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリエーテルスルホン、ポリサルホン、ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリエチレンテレフタレート、及び不織布から成る群から選ばれる少なくとも一種の薄膜基材である、前記項1に記載の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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