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公開番号
2024104754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-06
出願番号
2023009077
出願日
2023-01-25
発明の名称
水性接着剤および積層体
出願人
ユニチカ株式会社
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
C09J
123/30 20060101AFI20240730BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】低温密着性、低温接着性に優れ、また、耐薬品性、耐候性を有する水性接着剤およびそれを用いた積層体を提供する。
【解決手段】酸変性ポリオレフィン樹脂(A)と、アジリジン環を2以上有する化合物(B)とを含有し、質量比(A/B)が100/0.5~100/5であることを特徴とする水性接着剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸変性ポリオレフィン樹脂(A)と、アジリジン環を2以上有する化合物(B)とを含有し、質量比(A/B)が100/0.5~100/5であることを特徴とする水性接着剤。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
基材層の少なくとも片面の少なくとも一部に、請求項1記載の水性接着剤を用いて形成された塗膜が積層されてなることを特徴とする積層体。
【請求項3】
基材層が熱可塑性樹脂フィルムまたは金属箔であることを特徴とする請求項2記載の積層体。
【請求項4】
包装用途、靴用途、建材用途、または電子電材用途であることを特徴とする請求項1記載の水性接着剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性接着剤および積層体に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
酸変性ポリオレフィン樹脂は、様々な材料に対する、ヒートシール剤、ディレードタック剤、繊維処理剤、および接着剤用バインダー等として、幅広い用途に用いられている。これらの用途において、酸変性ポリオレフィン樹脂は、作業性や作業環境の観点から水性分散体として利用されている。
【0003】
食品包装用途では省エネの観点から、靴用途では基材の耐熱性の観点から、建材用途では作業環境の観点から、それぞれ、低温で乾燥しても基材との密着性に優れる(低温密着性に優れる)塗膜が得られ、また、低温で貼り合わせても基材同士の接着性に優れる(低温接着性に優れる)水性接着剤のニーズがある。従来、前記接着剤として、水系ポリオレフィン樹脂の接着剤や、水系ポリオレフィン樹脂に架橋剤を添加した接着剤が用いられてきた。たとえば、特許文献1には、特定のポリオレフィン樹脂と架橋剤を特定の割合で含有する水性分散体が開示され、各種基材への低温密着性、低温接着性が良好であることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-122194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された水性分散体においても、用途によっては、さらなる低温密着性、低温接着性が求められることがあった。
本発明の課題は、低温密着性、低温接着性に優れ、また、耐薬品性、耐候性を有する水性接着剤およびそれを用いた積層体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討した結果、酸変性ポリオレフィン樹脂に、アジリジン環を2以上有する化合物を特定量混合した水性接着剤は、低温密着性、低温接着性、耐薬品性、耐候性に優れた塗膜が形成できることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)酸変性ポリオレフィン樹脂(A)と、アジリジン環を2以上有する化合物(B)とを含有し、質量比(A/B)が100/0.5~100/5であることを特徴とする水性接着剤。
(2)基材層の少なくとも片面の少なくとも一部に、(1)記載の水性分散体を用いて形成された塗膜が積層されてなることを特徴とする積層体。
(3)基材層が熱可塑性樹脂フィルムまたは金属箔であることを特徴とする(2)記載の積層体。
(4)包装用途、靴用途、建材用途、または電子電材用途であることを特徴とする(1)記載の水性接着剤。
【発明の効果】
【0008】
酸変性ポリオレフィン樹脂(A)と、アジリジン環を2以上有する化合物(B)とを含有し、質量比(A/B)が100/0.5~100/5である水性接着剤から得られる塗膜は、低温密着性(低温で乾燥した際の基材との密着性)、低温接着性(低温で貼り合わせた際の基材同士の接着性)、また、耐薬品性、耐候性に優れ、さらに実用上十分な接着強度を有している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の水性接着剤は、酸変性ポリオレフィン樹脂(A)とアジリジン環を2以上有する化合物(B)とを含有し、質量比(A/B)が100/0.5~100/5である。
【0010】
(酸変性ポリオレフィン樹脂(A))
本発明における酸変性ポリオレフィン樹脂(A)は、ポリオレフィン樹脂を不飽和カルボン酸成分により酸変性してなるものである。
酸変性ポリオレフィン樹脂(A)における不飽和カルボン酸成分の量は、得られる塗膜と基材との接着性の点から0.1~25質量%であることが好ましく、0.5~15質量%であることがより好ましく、1~8質量%であることがさらに好ましく、1~5質量%であることが特に好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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