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公開番号2024104182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008281
出願日2023-01-23
発明の名称通信装置、通信方法およびプログラム
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04L 67/1001 20220101AFI20240726BHJP(電気通信技術)
要約【課題】サーバを用いたサービスの停止を抑制する。
【解決手段】通信装置は、記憶部と、選択部と、アプリケーション処理部と、を備える。記憶部は、複数のサーバそれぞれについて、サーバの識別情報と、サーバとの接続に用いられる認証情報と、サーバとの間で許可される通信を表す許可情報と、優先度と、を含む設定情報を記憶する。選択部は、優先度に基づいて、複数のサーバのうちいずれかである第1サーバを選択する。アプリケーション処理部は、識別情報および認証情報に基づいて接続される第1サーバとの間で、第1サーバに対する許可情報に従った通信を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
複数のサーバそれぞれについて、前記サーバの識別情報と、前記サーバとの接続に用いられる認証情報と、前記サーバとの間で許可される通信を表す許可情報と、優先度と、を含む設定情報を記憶する記憶部と、
前記優先度に基づいて、複数の前記サーバのうちいずれかである第１サーバを選択する選択部と、
前記識別情報および前記認証情報に基づいて接続される前記第１サーバとの間で、前記第１サーバに対する前記許可情報に従った通信を行うアプリケーション処理部と、
を備える通信装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記選択部は、前記第１サーバとの間の通信の障害が検出された場合、複数の前記サーバのうち、前記第１サーバ以外の第２サーバを選択し、
前記アプリケーション処理部は、前記第２サーバの前記識別情報および前記認証情報に基づいて接続される前記第２サーバとの間で、前記第２サーバに対する前記許可情報に従った通信を行う、
請求項１に記載の通信装置。
【請求項３】
前記設定情報は、さらに、通信の障害を検出するための条件を含み、
前記選択部は、前記第１サーバの前記設定情報に含まれる前記条件が満たされる場合に前記第２サーバを選択する、
請求項２に記載の通信装置。
【請求項４】
前記選択部は、前記第２サーバから前記第１サーバへの切り替えの指示を受信した場合、前記第１サーバを選択し、
前記アプリケーション処理部は、前記第１サーバの前記識別情報および前記認証情報に基づいて接続される前記第１サーバとの間で、前記第１サーバに対する前記許可情報に従った通信を行う、
請求項２に記載の通信装置。
【請求項５】
前記アプリケーション処理部は、複数の前記サーバのうち一部または全部との間で、予め定められた種類の通信を行い、前記第１サーバとの間のみで、前記許可情報に従った通信を行う、
請求項１に記載の通信装置。
【請求項６】
複数の前記サーバは、前記通信装置と同じ管理主体が管理するオンプレミスサーバを含む、
請求項１に記載の通信装置。
【請求項７】
複数の前記サーバとの間の通信の状況を含む出力情報を出力する処理を制御する出力制御部をさらに備える、
請求項１に記載の通信装置。
【請求項８】
前記設定情報は、さらに、複数の前記サーバの代わりに前記通信装置がアプリケーション処理を実行するときに許可される機能を表す許可情報と、優先度と、を含み、
前記選択部は、さらに、前記優先度に基づいて前記通信装置が前記アプリケーション処理を実行することを選択し、
前記アプリケーション処理部は、前記アプリケーション処理を実行することが選択された場合に、前記アプリケーション処理を実行する、
請求項１に記載の通信装置。
【請求項９】
通信装置で実行される通信方法であって、
複数のサーバそれぞれについて、前記サーバの識別情報と、前記サーバとの接続に用いられる認証情報と、前記サーバとの間で許可される通信を表す許可情報と、優先度と、を含む設定情報を記憶する記憶部に記憶された前記優先度に基づいて、複数の前記サーバのうちいずれかである第１サーバを選択する選択ステップと、
前記識別情報および前記認証情報に基づいて接続される前記第１サーバとの間で、前記第１サーバに対する前記許可情報に従った通信を行うアプリケーション処理ステップと、
を含む通信方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
複数のサーバそれぞれについて、前記サーバの識別情報と、前記サーバとの接続に用いられる認証情報と、前記サーバとの間で許可される通信を表す許可情報と、優先度と、を含む設定情報を記憶する記憶部に記憶された前記優先度に基づいて、複数の前記サーバのうちいずれかである第１サーバを選択する選択ステップと、
前記識別情報および前記認証情報に基づいて接続される前記第１サーバとの間で、前記第１サーバに対する前記許可情報に従った通信を行うアプリケーション処理ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、通信装置、通信方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
クラウドプラットフォームなどのサーバを用いて様々な処理を実現する通信システムが知られている。例えば、サーバ上で動作するアプリケーションが、サーバに接続された１つ以上のエッジ端末（クライアント）の状態を取得し、取得した状態を用いたサービスを実現する通信システムがある。
【０００３】
サーバは、何らかの原因により障害（異常）が発生し、エッジ端末と通信できなくなる場合がある。このような障害が発生した場合であっても、エッジ端末で要求されるサービスが可能な限り停止されることなく、継続して実行されることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第６８２１７６５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、サーバを用いたサービスの停止を抑制することができる通信装置、通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の通信装置は、記憶部と、選択部と、アプリケーション処理部と、を備える。記憶部は、複数のサーバそれぞれについて、サーバの識別情報と、サーバとの接続に用いられる認証情報と、サーバとの間で許可される通信を表す許可情報と、優先度と、を含む設定情報を記憶する。選択部は、優先度に基づいて、複数のサーバのうちいずれかである第１サーバを選択する。アプリケーション処理部は、識別情報および認証情報に基づいて接続される第１サーバとの間で、第１サーバに対する許可情報に従った通信を行う。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１の実施形態の通信システムのブロック図。
通信システムの構成例を示す図。
第１の実施形態のエッジ端末のブロック図。
設定情報のデータ構造の一例を示す図。
実施形態における通信処理のフローチャート。
第２の実施形態のエッジ端末のブロック図。
第３の実施形態の通信システムのブロック図。
第３の実施形態のエッジ端末のブロック図。
第４の実施形態の通信システムのブロック図。
第４の実施形態のエッジ端末のブロック図。
設定情報の例を示す図。
実施形態にかかる通信装置のハードウェア構成図。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
【０００９】
エッジ端末がサーバと接続できない状況でも、サーバ上のアプリケーションがエッジ端末の状態を取得できるようにするサービスが知られている。しかし、このようなサービスがアプリケーションに提供するエッジ端末の状態は、エッジ端末がサーバと通信できていたときに得られた最後の状態である。従って、この最後の状態が、サーバと接続できない現在の状態を反映している保証はない。このため、サーバとの通信ができない状況であっても、エッジ端末の状態を確認可能とすること、または、エッジ端末を制御可能とすることが望まれる。
【００１０】
（第１の実施形態）
第１の実施形態にかかる通信装置は、通信状況に応じて連携先のサーバを切り替える。これにより、サーバを用いたサービスの停止を抑制することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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