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公開番号2024103686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024089805,2019196635
出願日2024-06-03,2019-10-29
発明の名称組成物(に)
出願人興和株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 36/8962 20060101AFI20240725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ニンニク加工物由来の不快臭を抑制する新たな手段の提供。
【解決手段】ニンニク加工物を含有する液状又は半固形状の組成物中に糖アルコールを含有せしめる工程を含む、ニンニク加工物由来の沈殿生成を抑制する方法であって、前記糖アルコールが、イソマルト、キシリトール、マンニトール、マルチトール及びラクチトールよりなる群から選ばれる1種以上である、方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ニンニク加工物を含有する液状又は半固形状の組成物中に糖アルコールを含有せしめる工程を含む、ニンニク加工物由来の沈殿生成を抑制する方法であって、前記糖アルコールが、イソマルト、キシリトール、マンニトール、マルチトール及びラクチトールよりなる群から選ばれる1種以上である、方法。
続きを表示(約 85 文字)【請求項2】
組成物が、経口投与する製剤である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
組成物が、経口液剤である、請求項1又は2記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物等に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ニンニク加工物は、疲労回復効果、滋養強壮効果、胃収縮力増強作用、新陳代謝促進作用、血流促進作用、ビタミン類の吸収促進作用等を有することが知られている。また、ニンニク加工物は、いくつかの医薬の副作用を軽減することも知られており、例えば、抗ヒスタミン剤と併用した場合に抗ヒスタミン剤の副作用(眠気)を軽減すること(特許文献1)、解熱消炎鎮痛剤と併用した場合に解熱消炎鎮痛剤の副作用(胃粘膜損傷等)を軽減すること(特許文献2)などが知られている。
このように、ニンニク加工物は、種々の有用性があるため、医薬品や医薬部外品、健康食品等の分野において広く利用されている。
【0003】
しかしながら、ニンニクそのもののみならずニンニク加工物も強烈な臭いを有する。そのため、ニンニク加工物を含有する組成物の利用・服用には不快感が伴うこととなり、これが組成物の品質安定性、ひいては商品価値を毀損する大きな要因となっている。そのため、これまでにニンニク加工物由来の不快臭を抑制・軽減するための様々な手段が検討されてきた。具体的には例えば、ニンニクを低酸素又は無酸素状態で1~40℃の条件下、1週間~1年間放置する方法(特許文献3)や、ニンニクを20℃以上で7日間以上保持した後、0~65℃の温度条件下で300MPa以上の静水圧で処理する方法(特許文献4)、ニンニク加工物を含有する固形製剤を、活性炭とともに密閉系容器中で保存することで、容器中における不快臭を抑制する方法(特許文献5)等が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-330245号公報
国際公開第2004/050110号パンフレット
国際公開第2004/077963号パンフレット
特開平6-335360号公報
特開2009-78981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ニンニク加工物由来の不快臭を抑制する新たな手段を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、エリスリトールに代表される糖アルコールがニンニク加工物の不快臭を抑制する作用を有し、ニンニク加工物と糖アルコールとを同一の組成物中に含有せしめることにより、組成物中のニンニク加工物由来の不快臭を抑制できることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、ニンニク加工物と、糖アルコールとを含有する組成物を提供するものである。
また、本発明は、ニンニク加工物を含有する組成物中に糖アルコールを含有せしめる工程を含む、ニンニク加工物由来の不快臭を抑制する方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ニンニク加工物由来の不快臭が抑制され、品質安定性の良好な商品価値の高い組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本明細書において、「w/v%」は質量対容積百分率を意味し、具体的には、100mLの組成物当りに含まれる各成分の質量(g)を意味する。
まず、「組成物」の態様の発明について、以下に詳述する。
【0010】
本発明において、「ニンニク加工物」としては、ニンニク(Allium sativum)を加工して得られるものであればいかなるものを用いてもよい。ニンニクの使用部位は特に限定されず、その全草若しくはその一部(地上部、地下部、鱗茎、葉、茎、花等)又はそれらの2種以上の組み合わせを使用できるが、鱗茎を使用するのが好ましい。
また、「加工」としては、切断、加熱、乾燥、粉砕、抽出等が挙げられ、当該加工の種類は特に限定されず、具体的には例えば、加熱処理をすること;生ニンニクを乾燥後粉末化すること;溶媒で抽出処理をすること等が挙げられる。抽出溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等のアルコール類;ジエチルエーテル等のエーテル類;アセトン、エチルメチルケトン等のケトン類;酢酸エチル等のエステル類;アセトニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロペンタン、シクロヘキサン等のアルカン又はシクロアルカン類;ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲノアルカン類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド;ジメチルスルホキシド;水(熱水を含む);菜種油、オリーブ油、大豆油等の食用植物油等が挙げられる。
本発明において、「ニンニク加工物」としては、加工大蒜、ニンニク抽出液、ニンニクエキス、乾燥ニンニク等が挙げられ、加工大蒜が好ましい。加工大蒜としては、例えば、オキソアミヂン(登録商標)、オキソアミヂン(登録商標)末、オキソレジン(登録商標)末(以上、理研化学工業(株))等が市販されている。
(【0011】以降は省略されています)

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