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公開番号2024101767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005886
出願日2023-01-18
発明の名称眼鏡レンズ
出願人株式会社ニコン・エシロール
代理人個人
主分類G02C 7/02 20060101AFI20240723BHJP(光学)
要約【課題】透明性に優れ、耐衝撃にも優れる眼鏡レンズの提供。
【解決手段】眼鏡レンズ基材と、プライマー層Aと、ハードコート層とをこの順で有し、前記プライマー層Aが、前記眼鏡レンズ基材側から順に、第1プライマー層と第2プライマー層とから構成され、前記プライマー層Aの厚みが、4.0μm以上であり、前記第2プライマー層の厚みが、前記プライマー層Aの厚みに対して、0.17~0.67であり、前記第1プライマー層が、ポリウレタンを含む第1樹脂粒子を含む第1組成物を用いて形成され、前記第2プライマー層が、ウレタン(メタ)アクリレートを含む第2樹脂粒子を含む第2組成物を用いて形成される、眼鏡レンズ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
眼鏡レンズ基材と、プライマー層Aと、ハードコート層とをこの順で有し、
前記プライマー層Aが、前記眼鏡レンズ基材側から順に、第1プライマー層と第2プライマー層とから構成され、
前記プライマー層Aの厚みが、4.0μm以上であり、
前記第2プライマー層の厚みが、前記プライマー層Aの厚みに対して、0.17~0.67であり、
前記第1プライマー層が、ポリウレタンを含む第1樹脂粒子を含む第1組成物を用いて形成され、
前記第2プライマー層が、ウレタン(メタ)アクリレートを含む第2樹脂粒子を含む第2組成物を用いて形成される、眼鏡レンズ。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記第1樹脂粒子の平均粒子径が、10~500nmである、請求項1に記載の眼鏡レンズ。
【請求項3】
前記第2樹脂粒子の平均粒子径が、10~100nmである、請求項1又は2に記載の眼鏡レンズ。
【請求項4】
前記第1組成物が、更にカルボジイミド化合物を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
【請求項5】
前記第2組成物が、更に重合開始剤を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、眼鏡レンズに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プライマー層と、ハードコート層とを有する光学物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-066740号公報
【発明の概要】
【0004】
本開示は、眼鏡レンズ基材と、プライマー層Aと、ハードコート層とをこの順で有し、プライマー層Aが、眼鏡レンズ基材側から順に、第1プライマー層と第2プライマー層とから構成され、プライマー層Aの厚みが、4.0μm以上であり、第2プライマー層の厚みが、プライマー層Aの厚みに対して、0.17~0.67であり、第1プライマー層が、ポリウレタンを含む第1樹脂粒子を含む第1組成物を用いて形成され、第2プライマー層が、ウレタン(メタ)アクリレートを含む第2樹脂粒子を含む第2組成物を用いて形成される、眼鏡レンズに関する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
眼鏡レンズの断面を示す一例である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、本開示の眼鏡レンズについて詳述する。
本開示の眼鏡レンズは、透明性に優れ、耐衝撃にも優れる。
【0007】
本明細書において、「~」とはその前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味である。
本明細書において、「(メタ)アクリレート」は、アクリレート及びメタアクリレートの両方を包含する概念である。
本明細書において、固形分とは、溶媒以外の成分であり、その成分の性状が常温常圧(25℃、101.3kPa)で液状であっても、固形分として計算する。また、固形分は、硬化処理の過程で化学変化する成分でもよい。
本明細書においては、各層の厚みは平均厚みであり、その測定方法はそれぞれの層の任意の5点の厚みを測定し、それらを算術平均して求める方法である。
【0008】
〔眼鏡レンズ〕
眼鏡レンズは、プライマー層Aと、ハードコート層とをこの順で有する。
図1は、眼鏡レンズの一実施形態の断面図である。
図1に示す眼鏡レンズ10は、眼鏡レンズ基材12と、眼鏡レンズ基材12の両面上に配置されたプライマー層A14と、プライマー層A14上に配置されたハードコート層20とを有する。プライマー層A14は、第1プライマー層16と、第2プライマー層18とから構成される。図1においては、それぞれの層が互いに直接接するように配置されているが、他の層を介して配置されていてもよい。また、図1においては、眼鏡レンズ基材12の両面上に第1プライマー層16と、第2プライマー層18と、ハードコート層20とこの順で配置されているが、眼鏡レンズ基材12の片面のみに第1プライマー層16と、第2プライマー層18と、ハードコート層20とがこの順で配置されていてもよい。また、各層の厚みについては、図1に示す大小関係に限定されない。
【0009】
以下、眼鏡レンズに含まれ得る各部材について詳述する。
【0010】
<眼鏡レンズ基材>
眼鏡レンズ基材としては、例えば、有機系材料又は無機系材料から構成される眼鏡レンズ基材が挙げられ、無機系材料から構成される眼鏡レンズ基材(例えば、ガラス基材等)が好ましい。
眼鏡レンズ基材としては、例えば、凸面及び凹面共に光学的に仕上げ、所望の度数に合わせて成形されるフィニッシュレンズ、凸面のみが光学面(例えば、球面、回転対象非球面及び累進面等)として仕上げられているセミフィニッシュレンズ、及び、セミフィニッシュレンズの凹面が装用者の処方に合わせて加工研磨されたレンズが挙げられる。
有機系材料としては、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、チオウレタン系樹脂、アリル系樹脂、エピスルフィド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエ-テルサルホン系樹脂、ポリ4-メチルペンテン-1系樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート系樹脂(CR-39)及びポリ塩化ビニル系樹脂が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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