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公開番号2024101364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005320
出願日2023-01-17
発明の名称ボトム衣類
出願人有限会社ビィビクリエーターズ
代理人個人
主分類A41B 9/04 20060101AFI20240722BHJP(衣類)
要約【課題】骨盤等を適正に、補正でき、かつ体の動きを妨げることなく可動域を広げることができるとともに、締め付け感を緩和し、苦痛なく着用し続けることが可能なボトム衣類を提供する。
【解決手段】ボトム衣類は、ボトム衣類本体の前面の肌側の中央部に配置され、縦方向又は横方向に伸縮する前面部2と、ボトム衣類本体の背面に、臀部中心部を被うように、臀部中心線に沿って配置され、前面部2の伸縮方向と直交する方向に伸縮する背面部4と、前面部2の下縁辺2d及び背面部4dの下縁辺と接続し、前面部2及び背面部4を連結させるクロッチ3を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ボトム衣類本体の前面の肌側の中央部に配置され、縦方向又は横方向に伸縮する前面部と、
ボトム衣類本体の背面に、臀部中心部を被うように、臀部中心線に沿って配置され、前記前面部の伸縮方向に直交する方向に伸縮する背面部と、
前記前面部の下縁辺及び前記背面部の下縁辺と接続し、前記前面部及び前記背面部を連結させるクロッチを有することを特徴とするボトム衣類。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記ボトム衣類の側面の上部の肌側に配置され、横方向に伸縮する第1の側面部と、
前記第1の側面部の外側に配置され、水平方向に対して所定角度傾斜した方向に伸縮する第2の側面部、を備え、
前記第1の側面部の上端辺は、前面から背面に向けて下がるように、水平方向に対して所定角度傾斜して配置され、前記第2の側面部の上端辺は、前面から背面に向けて上がるように、水平方向に対して所定角度傾斜して配置され、前記第1の側面の上端辺と前記第2の側面部の上端辺が交差する構造を有することを特徴とする請求項1に記載のボトム衣類。
【請求項3】
前記第1の側面部の上端辺及び前記第2の側面部の上端辺は、縫い付けられず、上方に開放していることを特徴とする請求項2に記載のボトム衣類。
【請求項4】
前記前面部上には、前記前面部と同じ方向に伸縮する少なくとも2つの布地が互いに交差するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のボトム衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトム衣類に関し、さらに詳しくは、締め付けによる圧迫を感じることなく、骨盤の歪みを矯正(補正)することができるガードル、ショーツ、サポーター、水着、スパッツ等のボトム衣類に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
ガードルをはじめとする、着用者の腰から下の部位をカバーするボトム衣類には、加齢や運動不足によるヒップの垂れや骨盤の歪みを補正する効果を有する多くの構成が知られている。
例えば、特許文献1には、着用者の下腹部及び太腿を少なくともカバーするベース生地と、ベース生地に連結されており、単独で又は他の生地とともにベース生地よりも高弾性の部位を形成し、着用者の腸腰筋に筋繊維方向の伸縮を補助する力が作用するように、腸腰筋又は太腿の付け根付近をカバーする腸腰筋生地と、 ベース生地に連結されており、単独で又は他の生地とともにベース生地よりも高弾性の部位を形成し、着用者のハムストリングに筋繊維方向の伸縮を補助する力が作用するように、ハムストリング又は太腿の裏側をカバーするハムストリング生地を備え、ハムストリング生地の長手方向は、ハムストリングの長手方向に沿って概ね上下方向に延びている、インナーウェア(ガードル)が開示されている。特許文献1のガードルでは、骨盤周りの筋肉のバランスを保ち、骨盤を正しい傾きに導くことができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6353150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の補正ガードルは、骨盤補正効果を重視しているため、着用により体の動きが妨げられ、筋肉の活動が抑制され、筋力低下に起因する弊害が生じることがあった。また、ガードルを着用することにより、締め付けられ、きつい、苦しい等の圧迫感が生じ、使用者が着用し続けることができず、十分な効果が得られないことがあった。
そこで、本発明では、骨盤底筋を持ち上げ骨盤等を適正に補正でき、かつ体の動きを妨げることなく可動域を広げることができるとともに、締め付け感を緩和し、苦痛なく着用し続けることが可能なガードルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、縦方向又は横方向に伸縮する前面部と前面部とは異なる方向に伸縮する背面部がクロッチを介して連結されたボトム衣類では、着用者の骨盤を前後に効果的にサポートして、適正な位置に補正し、かつ着用者の可動域を広げることができるとともに、圧迫感なく着用し続けることができることを見出し、本発明に想到した。すなわち、本発明のボトム衣類は、ボトム衣類本体の前面の肌側の中央部に配置され、縦方向又は横方向に伸縮する前面部と、ボトム衣類本体の背面に、臀部中心部を被うように、臀部中心線に沿って配置され、前面部の伸縮方向に直交する方向に伸縮する背面部と、前面部の下縁辺及び背面部の下縁辺と接続し、前面部及び前記背面部を連結させるクロッチを有することを特徴とする。
【0006】
本発明のボトム衣類は、ボトム衣類の側面の上部の肌側に配置され、横方向に伸縮する第1の側面部と、前記第1の側面部の外側に配置され、水平方向に対して所定角度傾斜した方向に伸縮する第2の側面部、を備え、第1の側面部の上端辺は、前面から背面に向けて下がるように、水平方向に対して所定角度傾斜して配置され、第2の側面部の上端辺は、前面から背面に向けて上がるように、水平方向に対して所定角度傾斜して配置され、第1の側面の上端辺と第2の側面部の上端辺が交差する構造を有することが好ましい。
また、第1の側面部の上端辺及び前記第2の側面部の上端辺は、縫い付けられず、上方に開放していることが好ましい。
さらに、前面部の外側面上の上方には、前面部と同じ方向に伸縮する少なくとも2つの布地を互いに交差するように配置することもできる。
【発明の効果】
【0007】
本発明のボトム衣類は、直交する方向に伸縮する前面部と背面部がクロッチを介して連結した構造を有するため、着用者の骨盤を前後方向でサポートすることができる。本構成では、着用者の骨盤底筋が持ち上げられ、骨盤が正しい位置に補正され、姿勢が美しくなるとともに、ヒップの位置が上がるため、リンパの流れが改善され、むくみ等が軽減又は解消される効果が期待できる。
また、本発明のボトム衣類の側面の上部の肌側には、横方向(水平方向)に伸縮する第1の側面部が配置され、第1の側面部上(外側)には、水平方向に対して所定角度傾斜した方向に伸縮する第2の側面部が配置される。第1の側面部の上端辺は、前面から背面に向けて下がるように、水平方向に対して所定角度傾斜して配置され、第2の側面部の上端辺は、前面から背面に向けて上がるように、水平方向に対して所定角度傾斜して配置される。この構成により、着用者の骨盤を左右方向でサポートし、上記前後方向でのサポートと合わせて、着用者の骨盤位置をより確実に正しい位置に補正することができる。
また、第1の側面部と第2の側面部はウエスト部分でクロス(交差)する構造を有するため、腰回りの動き等が阻害されることなく、着用者の可動域が広がり、深層筋を活性化し、美しいボディメイクの実現にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態によるガードルの前面の表面(外側)(A)、側面の表面(外側)(B)及び背面の表面(外側)(C)を示す図である。
図1のガードルの前面の裏面(肌側)(A)、側面の裏面(肌側)(B)及び背面の裏面(肌側)(C)を示す図である。
図1のガードルを構成する各生地の伸縮方向を示す図である(前面(A)及び背面(B))。
図2(A)の前面部の上方を拡大した図である。
図2(B)の上方のクロス構造部分を拡大した図(A)及び第1側面と第2側面の上端辺の傾斜角度を示す概略図(B)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
なお、本明細書における「上」、「下」、「右」、「左」、「前」及び「後」は、それぞれ本発明のボトム衣類を着用した着用者の身体の「上」、「下」、「右」、「左」、「前」及び「後」に対応して表記する。なお、以下では、特に断りのない限り、着用者の身体の上下方向、すなわち垂直方向を「縦方向」、着用者の身体の左右方向、すなわち水平方向を「横方向」と表記する。また、本明細書における布地の「伸縮方向」又は布地が所定「方向に伸縮する」とは、各部に採用した布地の伸びやすい方向を示すが、特に断りのない限り、「伸縮方向」又は「伸縮する」方向以外の方向に伸縮性を有することを除外するものではない。
【0010】
以下の実施形態(本実施形態)では、ガードル1を例として本発明の構成について説明するが、本発明は、ガードルの他、ショーツ、サポーター(骨盤サポーター)、水着、スパッツ等のボトム衣類にも適用できる。
本実施形態のガードル1は、着用者の下腹部、臀部、及び太腿の少なくとも一部を含む、腰から膝上までの部位をカバーする。なお、本実施形態では、スタンダートタイプの裾丈のガードルを例として説明するが、本発明の構成は、鼠径部(足の付け根)に沿って脚ぐりがカットされたショートタイプガードル、太腿全体を包み込むセミロングタイプガードル、裾丈がセミロングタイプよりさらに長いフルロングタイプガードルにも適用できる。さらには、足首まで丈のあるスパッツ等、本発明の構成はボトム衣類の裾丈の長さにかかわらず、好適に用いることができる。
図1は、本実施形態によるガードルの前面の表面(外側)(A)、側面の表面(外側)(B)及び背面の表面(外側)(C)を示す図である。また、図2は、本実施形態のガードルの前面の裏面(肌側)(A)、側面の裏面(肌側)(B)及び背面の裏面(肌側)(C)を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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