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公開番号2024101157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023004939
出願日2023-01-17
発明の名称水栓用ハンドル
出願人SANEI株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類E03C 1/042 20060101AFI20240722BHJP(上水;下水)
要約【課題】固定表示部にかかる負荷を低減することが可能な水栓用ハンドルを提供すること。
【解決手段】水栓本体10に取り付けられる回転式の水栓用ハンドル1は、筒状のハンドル部2と、固定部3と、固定表示部4と、を有する。ハンドル部2は、その筒内に、水栓本体10から突出する吐水状態の切替え操作用の操作軸11と一体に連結されるアーム2Cを備える。固定部3は、水栓本体10に固定される張出部B2と、張出部B2の張り出した先の端部に固定される支持板3Dと、を備える。張出部B2は、操作軸11に沿ってアーム2Cの回転方向の可動域から外れた領域を軸方向に張り出す。支持板3Dは、張出部B2よりも軸方向とは交差する方向に広く延び出す。固定表示部4は、支持板3Dに固定され、ハンドル部2の筒端部の開口を覆う。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
水栓本体に取り付けられる回転式の水栓用ハンドルであって、
前記水栓本体から突出する吐水状態の切替え操作用の操作軸と一体に連結されるアームを筒内に備える筒状のハンドル部と、
前記水栓本体に固定され、前記操作軸に沿って前記アームの回転方向の可動域から外れた領域を軸方向に張り出す張出部、及び該張出部の張り出した先の端部に固定され、前記張出部よりも前記軸方向とは交差する方向に広く延び出す支持板を備える固定部と、
前記支持板に固定され、前記ハンドル部の筒端部の開口を覆う固定表示部と、を有する水栓用ハンドル。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水栓用ハンドルであって、
前記張出部の前記水栓本体に対する固定及び前記支持板の前記張出部に対する固定が、前記支持板と前記張出部とに貫通して前記水栓本体に前記軸方向に差し込まれる差込式の締結構造の締結による固定とされる水栓用ハンドル。
【請求項3】
請求項2に記載の水栓用ハンドルであって、
前記固定部が、前記操作軸を取り囲む環形状とされて前記張出部を一体に備える固定本体部を更に有し、
前記固定本体部が、前記差込式の締結構造により前記水栓本体に締結される位置とは異なる別の位置で別の差込式の締結構造により前記水栓本体に締結され、
前記差込式の締結構造と前記別の差込式の締結構造との各締結位置が、互いに前記操作軸を中心とする非点対称となる位置に設定される水栓用ハンドル。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の水栓用ハンドルであって、
前記固定表示部が、前記支持板に対して、各々に形成された嵌合部位同士の前記軸方向の嵌合により固定される水栓用ハンドル。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の水栓用ハンドルであって、
前記固定部が金属製とされる水栓用ハンドル。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の水栓用ハンドルであって、
前記ハンドル部が円筒状の外周部を有し、
前記固定部が、前記操作軸を取り囲む環形状とされて前記水栓本体に対してシール部材を介して全周に亘ってシールされた状態に固定される固定台座を更に有し、
前記固定台座が、前記ハンドル部の円筒内にインロー状に非接触状態で入り込む環状突起を有する水栓用ハンドル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓用ハンドルに関する。詳しくは、水栓本体に取り付けられる回転式の水栓用ハンドルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水栓本体の吐水状態を切り替える回転式の水栓用ハンドルが開示されている。この水栓用ハンドルは、円筒状のハンドル部と、ハンドル部の筒端部の筒内を覆う円板状の固定表示部と、を有する。固定表示部は、ハンドル部が回転操作されても回転しないように水栓本体に固定されている。それにより、固定表示部にハンドル部の操作状態を示す「開」「閉」等の表示を定位置に設定することが可能とされる。
【0003】
具体的には、ハンドル部は、その円筒の中心部に向かって延び出すアームが、水栓本体に組み込まれる切替弁の操作軸と連結される構成とされる。アームは、水栓本体に固定される固定部とは当たらないように設けられ、固定部との当たりにより回転規制される構成とされる。固定表示部は、固定部に取り付けられることで、ハンドル部が回転してもハンドル部に追従しないようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-322697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の構成では、固定表示部が、固定部に対するスナップフィット嵌合と、ハンドル部に対する円筒同士の嵌合と、の2つの嵌合によって、固定部に対して傾がないように組み付けられている。このような構成では、固定表示部が、ハンドル部との間の建付けやハンドル部の回転操作によって受ける負荷により破損しやすくなるおそれがある。そこで、本発明は、固定表示部にかかる負荷を低減することが可能な水栓用ハンドルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の水栓用ハンドルは、次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明は、水栓本体に取り付けられる回転式の水栓用ハンドルであって、前記水栓本体から突出する吐水状態の切替え操作用の操作軸と一体に連結されるアームを筒内に備える筒状のハンドル部と、前記水栓本体に固定され、前記操作軸に沿って前記アームの回転方向の可動域から外れた領域を軸方向に張り出す張出部、及び該張出部の張り出した先の端部に固定され、前記張出部よりも前記軸方向とは交差する方向に広く延び出す支持板を備える固定部と、前記支持板に固定され、前記ハンドル部の筒端部の開口を覆う固定表示部と、を有する水栓用ハンドルである。
【0007】
第1の発明によれば、固定表示部が、水栓本体に固定される張出部の先の端部に固定される支持板に固定されることで、ハンドル部との係合を伴うことなく、水栓本体に適切に固定される。詳しくは、固定表示部の固定される支持板は、張出部の先の端部に固定されて張出部から広く延び出す構成とされる。そのようなことから、固定表示部を固定部に適切に固定することができる。また、固定表示部がハンドル部との係合を伴わないことから、ハンドル部との間の建付けやハンドル部の回転操作により固定表示部にかかる負荷を低減することができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記張出部の前記水栓本体に対する固定及び前記支持板の前記張出部に対する固定が、前記支持板と前記張出部とに貫通して前記水栓本体に前記軸方向に差し込まれる差込式の締結構造の締結による固定とされる水栓用ハンドルである。
【0009】
第2の発明によれば、張出部の水栓本体に対する固定や支持板の張出部に対する固定が径方向の撓みを伴うスナップフィットや径方向の重なりを伴う嵌合により成されるものと比べて、構造全体の径方向の大型化を抑制することができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記固定部が、前記操作軸を取り囲む環形状とされて前記張出部を一体に備える固定本体部を更に有し、前記固定本体部が、前記差込式の締結構造により前記水栓本体に締結される位置とは異なる別の位置で別の差込式の締結構造により前記水栓本体に締結され、前記差込式の締結構造と前記別の差込式の締結構造との各締結位置が、互いに前記操作軸を中心とする非点対称となる位置に設定される水栓用ハンドルである。
(【0011】以降は省略されています)

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