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公開番号2024099447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003400
出願日2023-01-12
発明の名称電磁誘導式発熱装置及び蒸留装置
出願人活水プラント株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05B 6/02 20060101AFI20240718BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い効率で熱量を得ることができる電磁誘導式発熱装置を提供すること。
【解決手段】電磁誘導式発熱装置100は、円筒回転体4の側面に複数の永久磁石41が設けられ、円筒回転体4が貫入する貫通孔21の孔壁22が導電材から形成される。円筒回転体4が回転することによって、永久磁石41が発する磁束により、導電材の孔壁22に渦電流を発生させる。渦電流は、孔壁22の内部の電気抵抗によって、孔壁22自体を発熱(電磁誘導発熱)させる。電磁誘導発熱によって、孔壁22は、第1熱媒体を加熱する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1熱媒体が蓄積される媒体槽と、該媒体槽を貫通する円筒状の貫通孔と、該貫通孔内に貫入されて周方向に回転する円筒回転体と、該円筒回転体を回転させる回転動力装置と、を備え、
該円筒回転体の側面に複数の永久磁石が備えられ、該貫通孔の孔壁が導電材から形成されていることを特徴とする電磁誘導式発熱装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記円筒回転体の内側の軸方向に、第2熱媒体を通す媒体通路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導式発熱装置。
【請求項3】
前記第1熱媒体が液体であり、前記第2熱媒体が気体であり、
前記媒体槽から該第1熱媒体を建物の底面側を経て該媒体槽に循環させる循環路と、前記媒体通路から該第2熱媒体を該建物の室内に送出する送出路と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の電磁誘導式発熱装置。
【請求項4】
前記第1熱媒体が液体であり、
請求項1に記載の電磁誘導式発熱装置の前記媒体槽の上に、該第1熱媒体から気化した溶媒を冷却器に接触させることにより液化させて該第1熱媒体から該溶媒を分離する蒸留塔が、連接されていることを特徴とする蒸留装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転運動のエネルギーを熱エネルギーに変換する装置に関し、永久磁石を固定した回転体を回転させることによって、回転体に近接した導電材料に渦電流を発生させ、渦電流からジュール熱を発生させる電磁誘導式発熱装置と、この電磁誘導式発熱装置を用いた蒸留装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、永久磁石を固定した円盤状の回転体を回転させることによって、回転体に近接した非磁性金属材料からなる発熱板に、渦電流を発生させて発熱させる構造の電磁誘導式発熱装置が、特許文献1に記載されている。また、特許文献2には、永久磁石が配置された円盤状の回転体を回転させることによって、永久磁石による磁界中に配置された導電体を含む発熱部に、渦電流からジュール熱を発生させ、ジュール熱を発熱部から熱風として捕集する構造の電磁誘導式発熱装置が、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-160369号公報
国際公開WO2009/048049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1及び2に記載された電磁誘導式発熱装置は、永久磁石が回転軸に直交する円盤状の回転体に配置されているため、回転軸から近い位置に配置された永久磁石からは、高い効率で熱量を得ることができないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記にかんがみて、高い効率で熱量を得ることができる電磁誘導式発熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電磁誘導式発熱装置は、第1熱媒体が蓄積される媒体槽と、該媒体槽を貫通する円筒状の貫通孔と、該貫通孔内に貫入されて周方向に回転する円筒回転体と、該円筒回転体を回転させる回転動力装置と、を備え、
該円筒回転体の側面に複数の永久磁石が備えられ、該貫通孔の孔壁が導電材から形成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の電磁誘導式発熱装置によれば、円筒回転体の側面に複数の永久磁石が設けられ、円筒回転体が貫入する貫通孔の孔壁が導電材から形成されているため、円筒回転体が回転させられることによって、永久磁石が発する磁束により、導電材からなる孔壁に渦電流を発生させる。渦電流は、ジュール熱を発生させ、孔壁を発熱させて第1熱媒体を加熱させることができる。磁束を発する永久磁石は、周方向に回転する円筒回転体の側面に複数備えられているため、円筒回転体の側面より内側、つまり、回転軸から近い位置に配置された永久磁石と比して、高い効率で熱量を得ることができる。
【0008】
ここで、上記電磁誘導式発熱装置において、前記円筒回転体の内側の軸方向に、第2熱媒体を通す媒体通路が形成されているものとすることができる。
【0009】
これによれば、電磁誘導式発熱装置は、貫通孔の孔壁から伝わる熱によって、第2熱媒体を加熱させることができ、より多くの熱量を得ることができる。
【0010】
また、上記電磁誘導式発熱装置において、前記第1熱媒体が液体であり、前記第2熱媒体が気体であり、
前記媒体槽から該第1熱媒体を建物の底面側を経て該媒体槽に循環させる循環路と、前記媒体通路から該第2熱媒体を該建物の室内に送出する送出路と、を備えるものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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