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公開番号2024099289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003128
出願日2023-01-12
発明の名称直接空気回収装置及び二酸化炭素の回収方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B01D 53/14 20060101AFI20240718BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】加熱効率に優れる直接空気回収装置を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様に係る直接空気回収装置100は、二酸化炭素吸収剤が担持された担体10を備える直接空気回収装置であって、二酸化炭素吸収剤に吸着させた二酸化炭素を脱離させる際、担体10を通電加熱するものである。本開示の一態様に係る直接空気回収装置100は、熱媒体を用いずに担体10を通電加熱するため、熱媒体から配管等に熱が奪われることがなく、加熱効率に優れる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
二酸化炭素吸収剤が担持された担体を備える直接空気回収装置であって、
前記二酸化炭素吸収剤に吸着させた二酸化炭素を脱離させる際、前記担体を通電加熱する、
直接空気回収装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記担体が金属製である、
請求項1に記載の直接空気回収装置。
【請求項3】
前記担体が導電性セラミックス製である、
請求項1に記載の直接空気回収装置。
【請求項4】
前記担体が多孔質である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の直接空気回収装置。
【請求項5】
二酸化炭素吸収剤が担持された担体に空気を通し、前記二酸化炭素吸収剤に二酸化炭素を吸着させるステップと、
前記担体を加熱し、前記二酸化炭素吸収剤に吸着させた二酸化炭素を脱離させて回収するステップと、を備えた二酸化炭素の回収方法であって、
前記二酸化炭素を脱離させるステップにおいて、前記担体を通電加熱する、
二酸化炭素の回収方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は直接空気回収装置及び二酸化炭素の回収方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、二酸化炭素吸収剤を壁に含む反応流路と、反応流路を加熱もしくは冷却するための熱媒体を流すための熱交換流路と、を備えた直接空気回収(DAC:Direct Air Capture)装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-516771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者は、特許文献1に開示されたDAC装置について以下の問題を見出した。
特許文献1に開示されたDAC装置では、熱交換流路に熱媒体を流すことによって反応流路を加熱する。そのため、熱媒体を流す配管等に不可避的に熱が奪われ、加熱効率に劣る。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、加熱効率に優れる直接空気回収装置及び二酸化炭素の回収方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る直接空気回収装置は、
二酸化炭素吸収剤が担持された担体を備える直接空気回収装置であって、
前記二酸化炭素吸収剤に吸着させた二酸化炭素を脱離させる際、前記担体を通電加熱するものである。
【0007】
本開示の一態様に係る二酸化炭素の回収方法は、
二酸化炭素吸収剤が担持された担体に空気を通し、前記二酸化炭素吸収剤に二酸化炭素を吸着させるステップと、
前記担体を加熱し、前記二酸化炭素吸収剤に吸着させた二酸化炭素を脱離させて回収するステップと、を備えた二酸化炭素の回収方法であって、
前記二酸化炭素を脱離させるステップにおいて、前記担体を通電加熱するものである。
【0008】
本開示の一態様では、二酸化炭素吸収剤に吸着させた二酸化炭素を脱離させる際、担体を通電加熱する。すなわち、熱媒体を用いずに担体を通電加熱するため、熱媒体から配管等に熱が奪われることがなく、加熱効率に優れる。
【0009】
前記担体が、金属製であってもよく、導電性セラミックス製であってもよい。このような構成によって、担体を容易に通電加熱できる。
また、前記担体が多孔質であってもよい。このような構成によって、二酸化炭素を高効率に吸着できる。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、加熱効率に優れる直接空気回収装置及び二酸化炭素の回収方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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