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公開番号2024094773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211537
出願日2022-12-28
発明の名称アンテナ装置
出願人ミツミ電機株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H01Q 1/22 20060101AFI20240703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナの使用周波数帯における不要共振の発生を抑制することである。
【解決手段】アンテナ装置1は、車両の固定用開口F1に取り付ける。アンテナ装置1は、アンテナ部40と、アンテナ部40を支持し、雌螺子部を有する導電性のアンテナベース部20と、を有するアンテナ本体部M1と、雌螺子部に螺合される雄螺子部80と、雄螺子部80を通す穴部、及び固定用開口F1の挿通時に可動する可動脚部74を有する脚付きワッシャ70と、を有するアンテナ取付具60と、を備える。脚付きワッシャ70は、可動脚部74を係止するための導電性のフランジ部747を有する。アンテナ装置1は、フランジ部747とアンテナベース部20との間に配置された非導電性のインシュレータ90を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の開口に取り付けるアンテナ装置であって、
アンテナ部と、前記アンテナ部を支持し、雌螺子部を有する導電性のアンテナベース部と、を有するアンテナ本体部と、
前記雌螺子部に螺合される雄螺子部と、前記雄螺子部を通す穴部、及び前記開口の挿通時に可動する脚部を有する座金部と、を有するアンテナ取付具と、を備え、
前記座金部は、前記脚部を係止するための導電性のフランジ部を有し、
前記フランジ部と前記アンテナベース部との間に配置された非導電性のインシュレータを備えるアンテナ装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記インシュレータは、前記フランジ部を受けて係止させる第1の受け部を有する請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記第1の受け部は複数あり、
前記インシュレータは、前記複数の第1の受け部を有する単一部品であり、又は前記第1の受け部をそれぞれ有するインシュレータ本体部を複数有する請求項2に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記アンテナベース部は、前記インシュレータを受けて係止させる第2の受け部を有する請求項2又は3に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記インシュレータは、前記アンテナベース部に固定される請求項1に記載のアンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両のルーフに取り付けられる(設置される)車載のアンテナ装置として、雄螺子(ボルト)を含むアンテナ取付部品を用いて、当該ルーフに取り付けられる構造のアンテナ装置が知られている(特許文献1参照)。このアンテナ装置は、アンテナ取付部品の雄螺子部がアンテナ装置のアンテナベースの雌螺子に所定量螺合される。そして、アンテナ取付部品がルーフの固定用開口に挿入されて、アンテナベースの仮固定爪によりアンテナ装置がルーフに仮固定される。そして、雄螺子部が増し締めされる。これにより、アンテナ取付部品の脚部とアンテナベースとでルーフが挟み込まれて、アンテナ装置がルーフに固定されて取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6839340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のアンテナ装置において、雄螺子部を増し締めする場合に、アンテナ取付部品の脚部の爪部が滑り、脚部が開いて、アンテナ取付部品を初期形状から変容した状態で車両に取り付けるおそれがある。この場合、アンテナ装置の取付けが安定しない。
【0005】
アンテナ取付部品の脚部の開きを止める方法として、曲げ加工部(「フランジ部」と呼称する)を脚部に追加し、アンテナベースにフランジ部の受け部を追加する構造も考えられる。フランジ部の受け部は、脚部が受け部より開くことを抑制する。
【0006】
しかし、アンテナ取付部品のフランジ部とアンテナベースのフランジの受け部との間が極端に狭くなる又は接触することで高周波電流が導通してしまい、アンテナ部の使用周波数帯(例えば、セルラー(携帯電話)の周波数帯699~960[MHz])内に不要共振が発生してしまうおそれがある。
【0007】
本発明の課題は、アンテナの使用周波数帯における不要共振の発生を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、
移動体の開口に取り付けるアンテナ装置であって、
アンテナ部と、前記アンテナ部を支持し、雌螺子部を有する導電性のアンテナベース部と、を有するアンテナ本体部と、
前記雌螺子部に螺合される雄螺子部と、前記雄螺子部を通す穴部、及び前記開口の挿通時に可動する脚部を有する座金部と、を有するアンテナ取付具と、を備え、
前記座金部は、前記脚部を係止するための導電性のフランジ部を有し、
前記フランジ部と前記アンテナベース部との間に配置された非導電性のインシュレータを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アンテナの使用周波数帯における不要共振の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態の仮留め前のアンテナ装置のアンテナ取付具とアンテナ本体部とを分けた分解斜視図である。
アンテナ取付具の仮留め後で固定用開口に通す前のアンテナ装置の側面図である。
アンテナ取付具、インシュレータ及びアンテナベース部の分解斜視図である。
アンテナベース部の平面図である。
インシュレータを取り付けたアンテナベース部の斜視図である。
(a)は、アンテナ取付具を固定用開口に通している最中の仮留め状態のアンテナ装置の側面図である。(b)は、アンテナ取付具を固定用開口に通した後の仮留め状態のアンテナ装置の側面図である。(c)は、雄螺子部を締結後の取付状態のアンテナ装置の側面図である。
インシュレータが取り付けられたアンテナベース部とアンテナ取付具との断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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