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公開番号2024092844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022209038
出願日2022-12-26
発明の名称加熱炉
出願人株式会社リケンヒートテクノ
代理人個人,個人,個人
主分類H05B 3/06 20060101AFI20240701BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】セラミックヒーターを容易に交換することが可能な加熱炉を提供することである。
【解決手段】側壁11と蓋体13とを備えた炉本体10と、セラミックヒーター20と、セラミックヒーター20を側壁11に保持する保持ピン30とを有し、セラミックヒーター20が、保持ピン30に保持されたヒーター本体部21と、側壁11の上端に設けられた第1貫通溝11aに配置されて側壁11の外側に引き出された第1端子部22と、側壁11の上端に設けられた第2貫通溝11bに配置されて側壁11の外側に引き出された第2端子部23と、を有し、保持ピン30が、側壁11に設けられた取付用孔11cに挿通された直線部31と、直線部31の一端に一体に連なるとともに直線部31に対して上方に突出し、側壁11の内周面との間の最小隙間Cがヒーター本体部21の線径以上である保持部32と、を有することを特徴とする加熱炉1。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
断熱材により円筒状に形成された側壁と、前記側壁の上端開口を閉塞する蓋体とを備えた炉本体と、
通電により前記炉本体の内部を加熱するセラミックヒーターと、
前記セラミックヒーターを前記側壁に保持する保持ピンと、を有し、
前記セラミックヒーターが、
蛇行形状に形成され、前記側壁の内周面に沿って配置されるとともに前記保持ピンに保持されたヒーター本体部と、
前記ヒーター本体部の一端に一体に連なり、前記側壁の上端に設けられた第1貫通溝に配置されて前記側壁の外側に引き出された第1端子部と、
前記ヒーター本体部の他端に一体に連なり、前記第1貫通溝に対して周方向にずれて前記側壁の上端に設けられた第2貫通溝に配置されて前記側壁の外側に引き出された第2端子部と、を有し、
前記保持ピンが、
前記側壁に設けられた取付用孔に挿通された直線部と、
前記直線部の一端に一体に連なるとともに前記直線部に対して上方に突出し、前記側壁の内周面との間の最小隙間が前記ヒーター本体部の線径以上である保持部と、を有することを特徴とする加熱炉。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記保持ピンが、前記保持部が直線状となったL字形状である、請求項1に記載の加熱炉。
【請求項3】
前記保持ピンが、前記保持部が円弧状となったJ字形状である、請求項1に記載の加熱炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱炉に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば拡散炉などの用途に使用される加熱炉として、断熱材により円筒状に形成された側壁を備えた炉本体と、通電により炉本体の内部を加熱するセラミックヒーターと、を有し、セラミックヒーターが、蛇行形状(ミアンダ形状)に形成されて側壁の内周面に沿って配置されたヒーター本体部と、ヒーター本体部の一端に一体に連なり、側壁に設けられた第1貫通孔に挿通されて側壁の外側に引き出された第1端子部と、ヒーター本体部の他端に一体に連なり、第1貫通孔に対して周方向にずれて側壁に設けられた第2貫通孔に挿通されて側壁の外側に引き出された第2端子部と、を有し、ヒーター本体部が、側壁に取り付けられたU字形状の保持ピンによって側壁に保持された構成のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、上記のような加熱炉として、炉本体が、側壁の上端に一対の貫通溝を備え、側壁の上端開口が蓋体に閉塞されることで、一対の貫通溝が第1貫通孔ないし第2貫通孔となるように構成されたものが知られている。この構成によれば、一対の貫通溝にセラミックヒーターの第1端子部ないし第2端子部が配置されることになるので、蓋体を取り外して一対の貫通溝を上方に開口させることで、セラミックヒーターを上方に引き上げて炉本体から取り外すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-313153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、側壁の上端に一対の貫通溝を設け、蓋体を取り外してセラミックヒーターを上方に引き上げて炉本体から取り外すことができるようにした加熱炉においても、セラミックヒーターを交換する際には、ヒーター本体部を側壁に保持する保持ピンを側壁に対して着脱する必要があるため、セラミックヒーターの交換作業が煩雑である、という問題点があった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、セラミックヒーターを容易に交換することが可能な加熱炉を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の加熱炉は、断熱材により円筒状に形成された側壁と、前記側壁の上端開口を閉塞する蓋体とを備えた炉本体と、通電により前記炉本体の内部を加熱するセラミックヒーターと、前記セラミックヒーターを前記側壁に保持する保持ピンと、を有し、前記セラミックヒーターが、蛇行形状に形成され、前記側壁の内周面に沿って配置されるとともに前記保持ピンに保持されたヒーター本体部と、前記ヒーター本体部の一端に一体に連なり、前記側壁の上端に設けられた第1貫通溝に配置されて前記側壁の外側に引き出された第1端子部と、前記ヒーター本体部の他端に一体に連なり、前記第1貫通溝に対して周方向にずれて前記側壁の上端に設けられた第2貫通溝に配置されて前記側壁の外側に引き出された第2端子部と、を有し、前記保持ピンが、前記側壁に設けられた取付用孔に挿通された直線部と、前記直線部の一端に一体に連なるとともに前記直線部に対して上方に突出し、前記側壁の内周面との間の最小隙間が前記ヒーター本体部の線径以上である保持部と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の加熱炉は、上記構成において、前記保持ピンが、前記保持部が直線状となったL字形状であるのが好ましい。
【0009】
本発明の加熱炉は、上記構成において、前記保持ピンが、前記保持部が円弧状となったJ字形状であるのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、セラミックヒーターを容易に交換することが可能な加熱炉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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