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公開番号2024091694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024062300,2020039971
出願日2024-04-08,2020-03-09
発明の名称医用情報処理プログラム、医用情報処理システム、医用情報処理方法および端末
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G06F 21/62 20130101AFI20240628BHJP(計算;計数)
要約【課題】個人情報が他者に漏えいするリスクを回避する、安全な医用情報の授受を実現する。
【解決手段】母子手帳アプリケーションは、スマートフォンに接続されている、医用情報を格納した専用USBとの通信を確立する通信確立ステップ(S3)と、前記医用情報をスマートフォンの記憶部に保存する保存ステップ(S4)と、前記専用USBから前記医用情報を消去する消去ステップ(S6)と、外部記録媒体から医用情報が消去された後に、記憶部に保存された医用情報を医用情報処理プログラムによる処理が可能なデータ形式に変換する変換ステップ(S12)とをスマートフォンの制御部に実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
制御部、および、記憶部を備えている端末により実行される医用情報処理プログラムであって、
医用情報を格納した外部記録媒体との通信を確立する通信確立ステップと、
前記医用情報を前記記憶部に保存する保存ステップと、
前記外部記録媒体から前記医用情報を消去する消去ステップと、を前記制御部に実行させ、
前記医用情報は、前記医用情報処理プログラムにより処理する場合はデータ形式の変換が必要な形式で前記外部記録媒体に格納されており、
前記記憶部に保存された医用情報を前記医用情報処理プログラムによる処理が可能なデータ形式に変換する変換ステップを、前記消去ステップの後に、前記制御部にさらに実行させる、医用情報処理プログラム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記医用情報の消去が完了した後、前記外部記録媒体の前記端末からの抜去を許可する旨を報知する報知ステップを、前記制御部にさらに実行させる、請求項1に記載の医用情報処理プログラム。
【請求項3】
前記保存ステップは、前記医用情報として、前記外部記録媒体から読み出した胎児画像を前記記憶部に保存することを含む、請求項1または2に記載の医用情報処理プログラム。
【請求項4】
前記医用情報は、前記医用情報が前記外部記録媒体に格納された時点を示す格納時点情報と対応付けられて前記外部記録媒体に格納されており、
前記保存ステップでは、
前記外部記録媒体との通信が確立された時点と、前記格納時点情報が示す時点との差分が所定値未満である場合のみ、前記医用情報を保存する、請求項1から3のいずれか1項に記載の医用情報処理プログラム。
【請求項5】
前記医用情報を格納した前記外部記録媒体が前記端末と接続された場合に、前記外部記録媒体の識別情報を該外部記録媒体から取得する取得ステップと、
取得された前記識別情報に基づいて、前記外部記録媒体の正当性を確認する確認ステップと、を前記制御部にさらに実行させ、
前記保存ステップでは、
前記外部記録媒体の正当性が確認された場合に、前記外部記録媒体から読み出した医用情報を前記記憶部に保存する、請求項1から4のいずれか1項に記載の医用情報処理プログラム。
【請求項6】
前記外部記録媒体の識別情報は、該外部記録媒体の正規保持者である医療機関に一意に付与される医療機関IDと対応付けられて管理されており、
前記確認ステップは、取得された前記識別情報に対応付けられている医療機関IDが、前記端末に登録されている医療機関の医療機関IDと一致した場合に、前記外部記録媒体が正当であると判定することを含む、請求項5に記載の医用情報処理プログラム。
【請求項7】
前記保存ステップは、前記外部記録媒体の正当性が確認された場合に、該外部記録媒体から読み出した医用情報を、前記記憶部における特定の記憶領域に保存することを含み、
前記医用情報処理プログラムは、
前記特定の記憶領域に保存された医用情報のみを処理する処理ステップを、前記制御部にさらに実行させる、請求項5または6に記載の医用情報処理プログラム。
【請求項8】
前記確認ステップは、取得された前記識別情報を、外部記録媒体の認証を行うサーバに送信し、認証結果を前記サーバから受信することにより、前記外部記録媒体の正当性を確認することを含む、請求項5から7のいずれか1項に記載の医用情報処理プログラム。
【請求項9】
医用情報を端末に転送するための外部記録媒体として医療機関に配布される1以上の外部記録媒体と、
前記外部記録媒体に前記医用情報を書き込む医用情報書込装置とを含み、
前記外部記録媒体は、
前記端末が、該外部記録媒体を、前記医療機関に配布された正規の外部記録媒体であると認証した場合に、前記医用情報書込装置によって該外部記録媒体に書き込まれた医用情報を、前記端末に取得させ、
前記医用情報は、前記端末によって実行される医用情報処理プログラムにより処理する場合はデータ形式の変換が必要な形式で前記外部記録媒体に格納されており、前記端末に転送された後に前記外部記録媒体から消去され、
前記端末に転送した医用情報は、前記外部記録媒体から前記医用情報が消去された後に、前記医用情報処理プログラムによる処理が可能なデータ形式に変換される、医用情報処理システム。
【請求項10】
医用情報を端末に転送するための外部記録媒体として医療機関に配布される1以上の外部記録媒体と、
医療機関に配布された前記外部記録媒体の識別情報が登録されている正規品リストを保持するサーバとを含み、
前記サーバは、
前記端末から、該外部記録媒体の識別情報とともに認証要求を受け付ける処理と、
受け付けた前記識別情報を、前記正規品リストに登録されている識別情報と照合する処理と、
照合結果を前記端末に返信する処理とを実行し、
前記外部記録媒体に保存されている医用情報は、該外部記録媒体の識別情報が前記正規品リストに登録されていることを確認した前記端末に転送可能であり、該端末に転送された後に消去され、
前記医用情報は、前記端末によって実行される医用情報処理プログラムにより処理する場合はデータ形式の変換が必要な形式で前記外部記録媒体に格納されており、
前記端末に転送した医用情報は、前記外部記録媒体から前記医用情報が消去された後に、前記医用情報処理プログラムによる処理が可能なデータ形式に変換される、医用情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医用情報を処理するプログラムなどに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
患者の診察結果などを含む医用情報は、患者が受診した医療機関にて管理、保有されることが一般的である。転院などの理由で、患者が自身の医用情報を医療機関から受け取る場合、医療機関は、個人情報保護の観点から、医用情報を印刷したり、読み取り専用の外部記録媒体に保存したりして患者へ提供する。
【0003】
一方、スマートフォンなどの携帯端末の普及に伴い、患者自身が自らの医用情報などをスマートフォンに収集し、患者自身で管理することにより、自身の健康維持や治療などに役立てる「Personal Health Record(PHR)」という概念が検討されている。
【0004】
PHRが浸透した場合、患者への医用情報の提供頻度が増加することが想定される。このため、医用情報の提供のために、印刷や読み取り専用の外部記録媒体へ保存する方法では、医用情報の提供にかかる費用が増加し、医療機関の負担になるおそれがある。
【0005】
この問題に対し、引用文献1には、出力装置から、近距離無線通信を介して患者の医用情報などを患者の端末へ出力するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-79492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の従来技術は、患者の医用情報などの個人情報が他者に漏えいするリスクへの対策が十分でないという問題がある。
【0008】
本開示の一態様は、個人情報が他者に漏えいするリスクを回避する、安全な医用情報の授受を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る医用情報処理プログラムは、制御部、および、記憶部を備えている端末により実行される医用情報処理プログラムであって、医用情報を格納した外部記録媒体との通信を確立する通信確立ステップと、前記医用情報を前記記憶部に保存する保存ステップと、前記外部記録媒体から前記医用情報を消去する消去ステップと、を前記制御部に実行させ、前記医用情報は、前記医用情報処理プログラムにより処理する場合はデータ形式の変換が必要な形式で前記外部記録媒体に格納されており、
前記記憶部に保存された医用情報を前記医用情報処理プログラムによる処理が可能なデータ形式に変換する変換ステップを、前記消去ステップの後に、前記制御部にさらに実行させる。
【0010】
本開示の一態様に係る医用情報処理システムは、医用情報を端末に転送するための外部記録媒体として医療機関に配布される1以上の外部記録媒体と、前記外部記録媒体に前記医用情報を書き込む医用情報書込装置とを含み、前記外部記録媒体は、前記端末が、該外部記録媒体を、前記医療機関に配布された正規の外部記録媒体であると認証した場合に、前記医用情報書込装置によって該外部記録媒体に書き込まれた医用情報を、前記端末に取得させ、前記医用情報は、前記端末によって実行される医用情報処理プログラムにより処理する場合はデータ形式の変換が必要な形式で前記外部記録媒体に格納されており、前記端末に転送された後に前記外部記録媒体から消去され、前記端末に転送した医用情報は、前記外部記録媒体から前記医用情報が消去された後に、前記医用情報処理プログラムによる処理が可能なデータ形式に変換される。
(【0011】以降は省略されています)

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