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公開番号2024092050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024075938,2023093164
出願日2024-05-08,2021-10-27
発明の名称インクジェット記録装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240628BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】キャリッジの小型化を図りつつ、必要なインクおよび処理液の吐出量を確保する。
【解決手段】インクジェット記録装置は、搬送部、キャリッジ、インクヘッド及び複数の処理ヘッドを含む。前記搬送部は、記録媒体を所定の搬送方向に搬送する。前記キャリッジは、前記搬送方向と交差する主走査方向に往復移動する。前記インクヘッドは、前記主走査方向に並ぶように前記キャリッジに搭載され、画像形成用のインクを吐出する。前記処理ヘッドは、前記キャリッジに搭載され、非発色性の処理液を吐出する。前記複数の処理ヘッドは、前記搬送方向において前記インクヘッドとは異なる位置で、前記主走査方向に並んで配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向と交差する主走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記主走査方向に並ぶように前記キャリッジに搭載され、画像形成用のインクを吐出する複数のインクヘッドと、
前記キャリッジに搭載され、非発色性の処理液を吐出する複数の処理ヘッドと、
を備え、
前記複数の処理ヘッドは、前記搬送方向において前記インクヘッドとは異なる位置で、前記主走査方向に並んで配置されている、インクジェット記録装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記複数のインクヘッドは、前記複数の処理ヘッドの配列方向と交差する方向にも配列されている、インクジェット記録装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、
前記複数の処理ヘッドは、前記複数のインクヘッドの前記主走査方向における配置幅の範囲内に配置されている、インクジェット記録装置。
【請求項4】
請求項2に記載のインクジェット記録装置において、
前記処理ヘッドは、前記主走査方向において隣り合う一対のインクヘッドの間に一部が入り込むように配置されている、インクジェット記録装置。
【請求項5】
請求項2に記載のインクジェット記録装置において、
前記処理ヘッドは、前記主走査方向及び前記搬送方向において一部が前記インクヘッドと隣接するように配置され、
前記複数のインクヘッドは、少なくとも第1色のインクを吐出する第1インクヘッドと、第2色のインクを吐出する第2インクヘッドと、を含み、
前記第1インクヘッドの方が、前記隣接する前記処理ヘッドの個数が前記第2インクヘッドよりも多い場合に、前記第1色のインクとして、前記第2色のインクよりも温度による粘度変化の小さいインクを吐出する、インクジェット記録装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、
前記複数の処理ヘッドと前記複数のインクヘッドとは、前記主走査方向に分離して配置されている、インクジェット記録装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送方向において前記インクヘッドの上流側に配置される前処理ヘッドと、下流側に配置される後処理ヘッドとを含み、
前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドの少なくとも一方が、前記主走査方向に並んで配置される前記複数の処理ヘッドである、インクジェット記録装置。
【請求項8】
請求項2に記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送方向において前記インクヘッドの上流側に配置される前処理ヘッドと、下流側に配置される後処理ヘッドとを含み、
前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドの少なくとも一方が、前記主走査方向に並んで配置される前記複数の処理ヘッドであり、
前記キャリッジは、前記複数のインクヘッドが配置される第1領域と、当該第1領域に対して前記主走査方向に隣接する第2領域とを含み、
前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドは、前記第2領域に配置されている、インクジェット記録装置。
【請求項9】
請求項7に記載のインクジェット記録装置において、
前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドは、前記複数のインクヘッドの前記主走査方向における配置幅の中央領域に配置されている、インクジェット記録装置。
【請求項10】
請求項7に記載のインクジェット記録装置において、
前記主走査方向における一又は複数の前記前処理ヘッドの配置又は配列中心と、一又は複数の前記後処理ヘッドの配置又は配列中心とが、前記主走査方向において一致するように前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドが配置されている、インクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、主走査方向に移動するキャリッジに搭載されたインクヘッドを備えたインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット式プリンター等のインクジェット記録装置は、画像形成用のインクを記録媒体に向けて吐出するインクヘッドを備える。例えば、記録媒体が織物や編物等の繊維シートやプラスチックシートである場合、インクを記録媒体へ向けて吐出させる前・後に、当該記録媒体に対して前処理液・後処理液の施与が必要となる場合がある(例えば特許文献1)。前処理液は、例えば記録媒体へのインクの定着性やインク顔料の凝集性を向上させるための処理液である。後処理液は、例えば印刷された画像の堅牢性を高める処理液である。この場合、インクジェット記録装置には、インクヘッドに加えて、前処理液及び後処理液を吐出する処理ヘッドが備えられる。
【0003】
記録媒体が広幅のものである場合、上記のインクヘッド及び処理ヘッドは、主走査方向に往復移動するキャリッジに搭載される。記録処理に際しては、記録媒体は所定の搬送方向(副走査方向)に間欠送りされ、当該記録媒体の停止中にキャリッジが主走査方向に往復移動される。キャリッジの移動時、インクヘッド及び処理ヘッドから各々インク及び処理液が吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-147307号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示の一の局面に係るインクジェット記録装置は、記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向と交差する主走査方向に往復移動するキャリッジと、前記主走査方向に並ぶように前記キャリッジに搭載され、画像形成用のインクを吐出する複数のインクヘッドと、前記キャリッジに搭載され、非発色性の処理液を吐出する複数の処理ヘッドと、を備え、前記複数の処理ヘッドは、前記搬送方向において前記インクヘッドとは異なる位置で、前記主走査方向に並んで配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本開示の一実施形態に係るインクジェット式プリンターの全体構成を示す斜視図である。
図2は、図1のII-II線の模式的な断面図である。
図3は、図1に示すキャリッジの拡大斜視図である。
図4は、本実施形態で採用されているシリアル印刷方式を示す模式図である。
図5Aは、キャリッジの往路及び復路での印刷状況を示す模式図である。
図5Bは、キャリッジの往路及び復路での印刷状況を示す模式図である。
図6は、図3に示すキャリッジにおけるインクヘッド及び処理ヘッドの配置を示す、実施例1に係るヘッド配置を概略的に示す平面図である。
図7は、実施例2に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図8は、実施例3に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図9は、実施例4に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図10は、実施例5に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図11は、実施例6に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図12は、実施例7に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図13は、実施例8に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図14Aは、実施例9に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図14Bは、実施例9に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図14Cは、実施例9に対する比較例を示す平面図である。
図15Aは、実施例10に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図15Bは、実施例10に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図15Cは、実施例10に係るヘッド配置を示すキャリッジの平面図である。
図15Dは、実施例10に対する比較例を示す平面図である。
図16は、実施例11に係るヘッド配置及びサブタンク配置を示すキャリッジの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ、本開示の一実施形態について説明する。本実施形態では、インクジェット記録装置の具体例として、広幅で長尺の記録媒体に画像形成用のインクを吐出するインクヘッドを備えたインクジェット式プリンターを例示する。本実施形態のインクジェット式プリンターは、織物や編物等の生地からなる記録媒体に、文字類や模様等の画像をインクジェット方式で印刷するデジタル捺染印刷に好適である。もちろん、本開示に係るインクジェット記録装置は、紙シートや樹脂シート等の記録媒体に各種のインクジェット画像を印刷する用途にも用いることができる。
【0008】
[インクジェット式プリンターの全体構成]
図1は、本開示の一実施形態に係るインクジェット式プリンター1の全体構成を示す斜視図、図2は、図1のII-II線の模式的な断面図である。インクジェット式プリンター1は、広幅且つ長尺のワークW(記録媒体)にインクジェット方式で画像を印刷するプリンターであって、装置フレーム10と、この装置フレーム10に組み込まれたワーク搬送部20(搬送部)及びキャリッジ3とを含む。なお、本実施形態では、左右方向がワークWに対する印刷の際の主走査方向、後方から前方に向かう方向が副走査方向(ワークWの搬送方向F)である。
【0009】
装置フレーム10は、インクジェット式プリンター1の各種構成部材を搭載するための骨組みを形成している。ワーク搬送部20は、インクジェット印刷処理が行われる印刷領域をワークWが、後方から前方に向かう搬送方向Fに進行するように、当該ワークWを間欠送りする機構である。キャリッジ3は、インクヘッド4、前処理ヘッド5、後処理ヘッド6及びサブタンク7を搭載し、前記インクジェット印刷処理の際に左右方向に往復移動する。
【0010】
装置フレーム10は、中央フレーム111、右フレーム112及び左フレーム113を含む。中央フレーム111は、インクジェット式プリンター1の各種構成部材を搭載するための骨組みを形成しており、ワーク搬送部20に応じた左右幅を有している。右フレーム112及び左フレーム113は、それぞれ中央フレーム111の右隣、左隣に立設されている。右フレーム112と左フレーム113との間が、ワークWに対して印刷処理が実行される印刷エリア12である。
(【0011】以降は省略されています)

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