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公開番号2024093892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210529
出願日2022-12-27
発明の名称分散電源装置、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法
出願人京セラ株式会社,ダイニチ工業株式会社,パーパス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 8/65 20180101AFI20240702BHJP(計算;計数)
要約【課題】ファームウェアの更新の実行時期を適切化する。
【解決手段】分散電源装置10は制御部15と取得部14とを有する。取得部14はアップデートプログラムを取得する。アップデートプログラムは通常アップデートプログラム及び緊急アップデートプログラムを含む。制御部15は第1のアップデートプログラムを取得する場合第1のアップデートプログラム及び少なくとも1つの第2のアップデートプログラムの少なくとも一方が転換条件を満たすとき少なくとも第2のアップデートプログラムを緊急アップデートプログラムに転換する。第2のアップデートプログラムは第1のアップデートプログラムは以前に取得済みでインストール前の通常アップデートプログラムである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
分散電源装置であって、
制御部と、
前記制御部のファームウェアを更新するために、取得後に所定条件が満たされるまで待機してからインストールすることが定められている通常アップデートプログラム、及び前記所定条件を満たすかの判別を省いてインストールすることが定められている緊急アップデートプログラムを含むアップデートプログラムを取得する取得部と、を備え、
前記制御部は、前記アップデートプログラムとして第1のアップデートプログラムを取得する場合、前記第1のアップデートプログラム、及び前記第1のアップデートプログラム以前に取得済みでインストール前の前記通常アップデートプログラムである少なくとも1つの第2のアップデートプログラムの少なくとも一方が転換条件を満たすとき、少なくとも前記第2のアップデートプログラムを前記緊急アップデートプログラムに転換する
分散電源装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分散電源装置において、
前記制御部は、前記第1のアップデートプログラムが前記通常アップデートプログラムであり、且つ前記第1のアップデートプログラムはすべての前記第2のアップデートプログラムの影響を受けない維持条件を満たす場合、前記第1のアップデートプログラム及び前記第2のアップデートプログラムを前記通常アップデートプログラムのままで維持させる
分散電源装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の分散電源装置において、
前記転換条件は、前記第1のアップデートプログラムが前記通常アップデートプログラムであり、且つ前記第1のアップデートプログラムはいずれかの前記第2のアップデートプログラムの影響を受ける第1の条件を含む
分散電源装置。
【請求項4】
請求項1に記載の分散電源装置において、
前記転換条件は、前記第1のアップデートプログラムが前記通常アップデートプログラムであり、且つ前記第1のアップデートプログラムはいずれかの前記第2のアップデートプログラムの影響を受けるか否か不明である第2の条件を含む
分散電源装置。
【請求項5】
請求項3に記載の分散電源装置において、
前記制御部は、前記第1のアップデートプログラム及びすべての前記第2のアップデートプログラムの両者を緊急アップデートプログラムに転換する
分散電源装置。
【請求項6】
請求項3に記載の分散電源装置において、
前記制御部は、少なくとも1つの前記第2のアップデートプログラムのみを緊急アップデートプログラムに転換する
分散電源装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の分散電源装置において、
前記転換条件は、すべての前記第2のアップデートプログラム及び前記第1のアップデートプログラムを順次取得する第3の条件を含み、
前記制御部は、前記第3の条件を満たす場合、前記第1のアップデートプログラム及び前記すべての第2のアップデートプログラムの両者を緊急アップデートプログラムに転換する
分散電源装置。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の分散電源装置において、
前記転換条件は、前記第1のアップデートプログラムが前記緊急アップデートプログラムである第4の条件を含み、
前記制御部は、前記第4の条件を満たす場合、すべての前記第2のアップデートプログラムを緊急アップデートプログラムに転換する
分散電源装置。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の分散電源装置において、
前記制御部は、第1のマイコンを含む複数のマイコンを有し、
前記複数のマイコン別に前記アップデートプログラムをインストール可能であり、
前記転換条件は、すべての前記第2のアップデートプログラムが前記第1のマイコン以外のマイコンに対するアップデートプログラムであり、且つ前記第1のアップデートプログラムが前記第1のマイコンに対するアップデートプログラムである第5の条件を含み、
前記制御部は、前記第5の条件を満たす場合、前記第1のアップデートプログラム及び前記すべての第2のアップデートプログラムの両者を緊急アップデートプログラムに転換する
分散電源装置。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の分散電源装置において、
前記制御部は、第1のマイコンを含む複数のマイコンを有し、
前記複数のマイコン別に前記アップデートプログラムをインストール可能であり、
前記転換条件は、前記第1のアップデートプログラムが前記通常アップデートプログラムであり、且つ前記第1のアップデートプログラムの対象であるマイコン以外のすべての前記複数のマイコンに対して前記第2のアップデートプログラムを取得済みである第6の条件を含み、
前記制御部は、前記第6の条件を満たす場合、前記第1のアップデートプログラム及びすべての前記第2のアップデートプログラムを前記緊急アップデートプログラムに転換する
分散電源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分散電源装置、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
燃料電池装置等の分散電源装置が知られている。分散電源装置は、家屋や店舗等の建物に設けられている。分散電源装置は、ファームウェアによって制御されることが一般的である。ファームウェアには、最新バージョンにする更新が必要である(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-135093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ファームウェアの更新を行うには、分散電源装置を停止させる必要がある。一方で、分散電源装置は常に稼働させていることが想定されている。それゆえ、更新する内容に応じて緊急性の有無が予め定められ、緊急性に応じた時期にアップデートプログラムをインストールすることにより更新が行われる。しかし、このような更新方法が、必ずしも適切ではなかった。
【0005】
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、ファームウェアの更新の実行時期を適切化することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による分散電源装置は、
制御部と、
前記制御部のファームウェアを更新するために、取得後に所定条件が満たされるまで待機してからインストールすることが定められている通常アップデートプログラム、及び前記所定条件を満たすかの判別を省いてインストールすることが定められている緊急アップデートプログラムを含むアップデートプログラムを取得する取得部と、を備え、
前記制御部は、前記アップデートプログラムとして第1のアップデートプログラムを取得する場合、前記第1のアップデートプログラム、及び前記第1のアップデートプログラム以前に取得済みでインストール前の前記通常アップデートプログラムである少なくとも1つの第2のアップデートプログラムの少なくとも一方が転換条件を満たすとき、少なくとも前記第2のアップデートプログラムを前記緊急アップデートプログラムに転換する。
【0007】
又、第2の観点による情報処理装置は、
分散電源装置のファームウェアを更新するために、取得後に所定条件が満たされるまで待機してからインストールすることが定められている通常アップデートプログラム、及び前記所定条件を満たすかの判別を省いてインストールすることが定められている緊急アップデートプログラムを含むアップデートプログラムを、前記分散電源装置に付与する情報処理装置であって、
前記分散電源装置の前記アップデートプログラムを管理する制御部を、備え、
前記制御部は、
前記分散電源装置との通信により、該分散電源装置に最新に付与した前記通常アップデートプログラムである第1のアップデートプログラムと、該第1のアップデートプログラム以前に付与した前記通常アップデートプログラムである少なくとも1つの第2のアップデートプログラムとがインストール前であり且つ前記第1のアップデートプログラム及び前記第2のアップデートプログラムの少なくとも一方が転換条件を満たすか否かの判別、及び該分散電源装置に新たなアップデートプログラムである第1のアップデートプログラムを付与予定であり且つ該分散電源装置に付与済みでインストール前の前記通常アップデートプログラムである少なくとも1つの第2のアップデートプログラムと前記第1のアップデートプログラムとの少なくとも一方が前記転換条件を満たすか否かの判別を実行し、
前記転換条件を満たす場合、少なくとも前記第2のアップデートプログラムを前記緊急アップデートプログラムに転換させる。
【0008】
又、第3の観点による情報処理システムでは、
情報処理装置と、分散電源装置とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記分散電源装置のファームウェアを更新するために、取得後に所定条件が満たされるまで待機してからインストールすることが定められている通常アップデートプログラム、及び前記所定条件を満たすかの判断を省いてインストールすることが定められている緊急アップデートプログラムを含むアップデートプログラムを前記分散電源装置に付与し、
前記分散電源装置は、前記アップデートプログラムとして第1のアップデートプログラムを取得する場合、前記第1のアップデートプログラムと前記第1のアップデートプログラム以前に取得済みでインストール前の前記通常アップデートプログラムである少なくとも1つの第2のアップデートプログラムとの少なくとも一方が転換条件を満たすとき、少なくとも前記第2のアップデートプログラムを緊急アップデートプログラムに転換する。
【0009】
又、第4の観点による情報処理方法は、
分散電源装置のファームウェアを更新するために、取得後に所定条件が満たされるまで待機してからインストールすることが定められている通常アップデートプログラム、及び前記所定条件を満たすかの判別を省いてインストールすることが定められている緊急アップデートプログラムを含むアップデートプログラムを取得可能な前記分散電源装置の情報処理方法であって、
前記アップデートプログラムとして第1のアップデートプログラムを取得し、
前記第1のアップデートプログラムと前記第1のアップデートプログラム以前に取得済みでインストール前の前記通常アップデートプログラムである少なくとも1つの第2のアップデートプログラムとの少なくとも一方が転換条件を満たす場合に、第1のアップデートプログラム及び前記第2のアップデートプログラムの少なくとも一方を緊急アップデートプログラムに転換する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ファームウェアの更新の実行時期が適切化される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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