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公開番号2024103731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024090827,2022546266
出願日2024-06-04,2021-08-25
発明の名称コンタクトレンズ、コンタクトレンズ用ケース、およびコンタクトレンズユニット
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G02C 7/04 20060101AFI20240725BHJP(光学)
要約【課題】所定の波長帯の光を利用者の眼に照射して、該利用者の心身に非視覚的な作用をもたらすコンタクトレンズを実現する。
【解決手段】本開示の一態様に係るコンタクトレンズは、第1波長帯の光を受光したことに応じて、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の光を発する発光部を有し、前記第2波長帯は450nm以上及び600nm以下であり、前記発光部が発する前記第2波長帯の光の照度は、利用者の眼球に装着された場合に、前記利用者の眼の網膜上において、4Lux以上及び100Lux以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1波長帯の光を受光したことに応じて、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の光を発する発光部を有し、
前記第2波長帯は450nm以上及び600nm以下であり、
前記発光部が発する前記第2波長帯の光の照度は、利用者の眼球に装着された場合に、前記利用者の眼の網膜上において、4Lux以上及び100Lux以下である、コンタクトレンズ。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記発光部は、前記第1波長帯の光を受光後の所定期間、前記第2波長帯の光を発する、
請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項3】
前記コンタクトレンズが前記利用者の前記眼球に装着された場合に、前記眼球の瞳孔に対応する中央領域を備え、
前記中央領域は前記発光部の少なくとも一部を含む、
請求項1または2に記載のコンタクトレンズ。
【請求項4】
前記発光部は、前記第1波長帯の光を励起光とし、前記第2波長帯の光を蛍光として発する、蛍光色素を含んでいる、
請求項1から3のいずれか1項に記載のコンタクトレンズ。
【請求項5】
前記発光部は、前記第2波長帯の光を透過する保護層によって被覆されており、
前記保護層は、接眼面側の保護層である第1保護層と、対物面側の保護層である第2保護層を含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載のコンタクトレンズ。
【請求項6】
前記コンタクトレンズの対物面から出射する方向の光を、前記コンタクトレンズの接眼面から出射する方向へ反射する反射部が、前記保護層に設けられている、
請求項5に記載のコンタクトレンズ。
【請求項7】
前記反射部は、前記第2保護層に設けられている、
請求項6に記載のコンタクトレンズ。
【請求項8】
前記第1保護層及び前記第2保護層は、シリコーンハイドロゲル又は非シリコーンハイドロゲルから構成される、
請求項5から7のいずれか1項に記載のコンタクトレンズ。
【請求項9】
前記第2波長帯は、500nm以上及び550nm以下である、
請求項1から8のいずれか1項に記載のコンタクトレンズ。
【請求項10】
前記第2波長帯の光のピークトップは、525nmである、
請求項1から9のいずれか1項に記載のコンタクトレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はコンタクトレンズ、コンタクトレンズ用ケース、およびコンタクトレンズユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
眼には、光受容能を有するものの視覚機能に対する直接的な関連性を有さない、内因性光感受性網膜神経節細胞(iPRGC:intrinsically photosensitive retinal ganglion cell)等の神経節細胞が存在する。
【0003】
内因性光感受性網膜神経節細胞が光を受容すると、心身にさまざまな非視覚的な作用をもたらすことが知られている。例えば、緑色の光に該当する波長帯の光を照射することで、急性および慢性の痛みが緩和されることが報告されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
所定の波長帯の光を利用者の眼に照射して、該利用者の心身に非視覚的な作用をもたらすコンタクトレンズを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係るコンタクトレンズは、第1波長帯の光を受光したことに応じて、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の光を発する発光部を有し、前記第2波長帯は450nm以上及び600nm以下であり、前記発光部が発する前記第2波長帯の光の照度は、利用者の眼球に装着された場合に、前記利用者の眼の網膜上において、4Lux以上及び100Lux以下である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本開示の実施形態に係るコンタクトレンズを利用者が装着している様子を示す正面図である。
コンタクトレンズの概略構成を示す分解斜視図である。
反射部を有するコンタクトレンズの概略構成を示す分解斜視図である。
コンタクトレンズユニットの構成の一例を示す斜視図である。
コンタクトレンズユニットを利用した施術例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について、詳細に説明する。本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上B以下」を意味する。
【0008】
(コンタクトレンズ1の概要)
コンタクトレンズ1は、装着した利用者の眼に所定の波長帯(第2波長帯)の光を照射して、利用者の瞳孔Pから網膜へと該所定の波長帯の光を入射させる。これにより、コンタクトレンズ1は、装着した利用者の心身に非視覚的な作用をもたらすことができる。
【0009】
(コンタクトレンズ1の概略)
まず、コンタクトレンズ1の概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、本開示の実施形態に係るコンタクトレンズ1を利用者が装着している様子を示す正面図である。図1には、コンタクトレンズ1を装着している利用者の片方の眼が破線で示されている。
【0010】
図1に示すように、コンタクトレンズ1は、利用者の眼球に装着可能なレンズである。コンタクトレンズ1は、周縁部よりも中心部が突出した凸曲面を有する円板形状を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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