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公開番号2024104245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008389
出願日2023-01-23
発明の名称撮像レンズ、撮像装置、及び車載カメラ
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20240726BHJP(光学)
要約【課題】5枚構成によって小型、軽量且つ安価でありながら、レンズの形状を適切に設定することにより高い光学性能を持つ撮像レンズを得る。
【解決手段】撮像レンズ100は物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ110と正の屈折力を有する第2レンズ120と開口絞り130と負の屈折力を有する第3レンズ140と正の屈折力を有する第4レンズ150と正の屈折力を有する第5レンズ160とから構成される。撮像レンズ100は第5レンズ160の厚みをD10、撮像レンズ100全系の焦点距離をfとする時下記条件式(1)を満足する。0.6<D10/f<0.8 ・・・(1)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、負の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズとから構成され、条件式(1)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
0.6<D10/f<0.8 ・・・(1)
但し、D10は前記第5レンズの厚みであり、fは前記撮像レンズ全系の焦点距離である。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
-1.25<R5/f<-1 ・・・(2)
但し、R5は前記第3レンズの物体側の面の曲率半径である。
【請求項3】
条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
1.9<f5/f<2.5 ・・・(3)
但し、f5は前記第5レンズの焦点距離である。
【請求項4】
条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
0.15<D1/f<0.3 ・・・(4)
但し、D1は前記第1レンズの厚みである。
【請求項5】
条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
0.6<R2/f<0.75 ・・・(5)
但し、R2は前記第1レンズの像側の面の曲率半径である。
【請求項6】
条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
6<f12/f<29 ・・・(6)
但し、f12は前記第1レンズ及び第2レンズの合成焦点距離である。
【請求項7】
条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
-0.01<1/(ν2・f2)+1/(ν3・f3)<-0.005 ・・・(7)
但し、ν2は前記第2レンズのアッベ率であり、f2は前記第2レンズの焦点距離であり、ν3は前記第3レンズのアッベ率であり、f3は前記第3レンズの焦点距離である。
【請求項8】
前記第4レンズと第5レンズの合成焦点距離をf45、前記撮像レンズ全系の焦点距離をfとする時、下記条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
0.95<f45/f<0.99 ・・・(8)
但し、f45は前記第4レンズ及び第5レンズの合成焦点距離である。
【請求項9】
条件式(9)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
0.1<D7/f<0.15 ・・・(9)
但し、D7は前記第3レンズ及び第4レンズの光軸上の空気間隔である。
【請求項10】
条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
1.9<(R1+R2)/(R1-R2)<2.1 ・・・(10)
但し、R1は前記第1レンズの物体側の面の曲率半径であり、R2は前記第1レンズの像側の面の曲率半径である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視用カメラや車載用カメラ等、固体撮像素子を備えた撮像装置に用いられる撮像レンズ、特に単焦点の撮像レンズに関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
監視用カメラや車載用カメラに用いられる撮像レンズには、環境変化に強く、画面全域で結像性能が良いことが要求される。また、搭載スペースが限られることが多いことなどから小型で軽量であることが要求される。
【0003】
これらの要望に対応し得る可能性がある単焦点の撮像レンズとして、下記の特許文献1が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-008960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車載用カメラは従来の視認用途から物体を検知するセンシング用途が加えられ、更なる高性能化が求められている。CCDやCMOS等の固体撮像素子の高画素化に伴い、それに見合う良好な光学性能が求められている。
【0006】
本開示は、上記の点に鑑みて成されたものであり、目的とするのは5枚構成によって小型、軽量且つ安価でありながら、レンズの形状を適切に設定することにより高い光学性能を持つ撮像レンズを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成すため本開示の(1)撮像レンズは、
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、負の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズとから構成され、条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.6<D10/f<0.8 ・・・(1)
但し、D10は前記第5レンズの厚みであり、fは前記撮像レンズ全系の焦点距離である。
好ましくは、(2)上記(1)の撮像レンズは、
条件式(2)を満足することを特徴とする。
-1.25<R5/f<-1 ・・・(2)
但し、R5は前記第3レンズの物体側の面の曲率半径である。
好ましくは、(3)上記(1)又は(2)の撮像レンズは、
条件式(3)を満足することを特徴とする。
1.9<f5/f<2.5 ・・・(3)
但し、f5は前記第5レンズの焦点距離である。
好ましくは、(4)上記(1)乃至(3)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(4)を満足することを特徴とする。
0.15<D1/f<0.3 ・・・(4)
但し、D1は前記第1レンズの厚みである。
好ましくは、(5)上記(1)乃至(4)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(5)を満足することを特徴とする。
0.6<R2/f<0.75 ・・・(5)
但し、R2は前記第1レンズの像側の面の曲率半径である。
好ましくは、(6)上記(1)乃至(5)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(6)を満足することを特徴とする。
6<f12/f<29 ・・・(6)
但し、f12は前記第1レンズ及び第2レンズの合成焦点距離である。
好ましくは、(7)上記(1)乃至(6)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(7)を満足することを特徴とする。
-0.01<1/(ν2・f2)+1/(ν3・f3)<-0.005 ・・・(7)
但し、ν2は前記第2レンズのアッベ率であり、f2は前記第2レンズの焦点距離であり、ν3は前記第3レンズのアッベ率であり、f3は前記第3レンズの焦点距離である。
好ましくは、(8)上記(1)乃至(7)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(8)を満足することを特徴とする。
0.95<f45/f<0.99 ・・・(8)
但し、f45は前記第4レンズ及び第5レンズの合成焦点距離である。
好ましくは、(9)上記(1)乃至(8)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(9)を満足することを特徴とする。
0.1<D7/f<0.15 ・・・(9)
但し、D7は前記第3レンズ及び前記第4レンズの光軸上の空気間隔である。
好ましくは、(10)上記(1)乃至(9)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(10)を満足することを特徴とする。
1.9<(R1+R2)/(R1-R2)<2.1 ・・・(10)
但し、R1は前記第1レンズの物体側の面の曲率半径であり、R2は前記第1レンズの像側の面の曲率半径である。
好ましくは、(11)上記(1)乃至(10)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(11)を満足することを特徴とする。
-1.4<f1/f<-1.0 ・・・(11)
但し、f1は前記第1レンズの焦点距離である。
好ましくは、(12)上記(1)乃至(11)のいずれかの撮像レンズは、
前記第1レンズから前記第5レンズまで全てのレンズが硝子材料で形成されていることを特徴とする。
好ましくは、(13)上記(1)乃至(12)のいずれかの撮像レンズは、
前記第1レンズ、前記第4レンズ及び前記第5レンズは両面が非球面形状を持つことを特徴とする。
好ましくは、(14)上記(1)乃至(13)のいずれかの撮像レンズは、
条件式(12)を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、5枚構成によって小型、軽量且つ安価でありながら、レンズの形状を適切に設定することにより高い光学性能を持つ撮像レンズを提供することができる。その結果、監視カメラや車載用カメラに搭載可能なコンパクトな高い光学性能を持つ撮像レンズを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態の撮像レンズの基本構成を示す図である。
実施例1において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例1において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
実施例2において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例2において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
実施例3において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例3において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
実施例4において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例4において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
実施例5において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例5において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
実施例6において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例6において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
実施例7において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例7において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
実施例8において採用した撮像レンズの構成を示す図である。
実施例8において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。図1に、一実施形態に係る撮像レンズ100を含む撮像装置200のレンズ構成をそれぞれ光学断面で示す。撮像装置200は、例えば、車載カメラである。撮像装置200は、撮像レンズ100、平板170、平板180、及び撮像素子190を含んで構成されてよい。光学系において、撮像レンズ100、平板170、平板180、及び撮像素子190が物体側から像側に向かって順番に並ぶように配置されている。撮像素子190は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor device)である。
(【0011】以降は省略されています)

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