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公開番号2024088705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2024059683,2022510725
出願日2024-04-02,2021-03-26
発明の名称情報処理装置、検査システム、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G16H 10/40 20180101AFI20240625BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】ユーザが病院等で検査を受けていない場合でも、ユーザからのウイルスの粒子又は細菌を検出した検出データに基づいて、ユーザにウイルス感染又は細菌感染に関する検査結果を提示する情報処理装置及びその制御方法並びに検査システムを提供する。
【解決手段】検査システム100において、情報処理装置1は、ユーザから採取した検体5に含まれる検出対象物を検出する検出装置3から得た検出データを含む検査要求情報を受信する検査要求受付部、検出データに基づいて、ユーザの感染状態を算出する感染算出部及び算出結果を含む検査結果情報を生成し、感染算出部が、ユーザが検出対象物に感染していると判定した場合、検出データ及び問診情報に基づいて、その感染局面を推定し、感染局面に関する感染局面情報を生成する検査結果出力部を備え、検査要求情報は、ユーザに発現した症状に関する情報及び症状が観測された観測日を示す情報を含む問診情報を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザから採取された検体に含まれる検出対象物を検出する検出装置において得られた検出データを含む検査要求情報を受信する検査要求受付部と、
前記検出データに基づいて、前記ユーザの感染状態を算出する感染算出部と、
前記感染算出部による算出結果を含む検査結果情報を生成する検査結果出力部と、を備え、
前記検査要求情報は、前記ユーザに発現した症状に関する情報および該症状が観測された観測日を示す情報を含む問診情報をさらに含み、
前記検査結果出力部は、前記感染算出部が、前記ユーザが前記検出対象物に感染していると判定した場合、前記検出データおよび前記問診情報に基づいて、前記ユーザが、どの日またはどの時期に、前記検出対象物に感染している感染状態になってから非感染状態になるまでの期間において設定された複数の感染局面のうちのどの感染局面にあるのかを推定し、該感染局面に関する感染局面情報を生成する、情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記検査要求情報には、前記ユーザの個人情報を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記検出装置は、前記検出対象物を位置させる検体付着部を有し、
前記検査結果出力部は、前記検体付着部を撮像した画像、または、前記画像から算出した所定領域の前記検出対象物の数を含む検出情報を、通信端末へ出力する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検査結果出力部は、前記検出情報に基づいて、前記算出結果、および、前記検出対象物が検出された前記検体付着部上の位置をプロットしたプロット画像を生成し、該プロット画像を通信端末へ出力する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検出データは、前記ユーザから第1の時刻に採取された検体に含まれる前記検出対象物を検出した第1検出結果、および該ユーザから前記第1の時刻と異なる第2の時刻に採取された検体に含まれる前記検出対象物を検出した第2検出結果を含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検査結果出力部は、前記感染算出部が、前記ユーザが前記検出対象物に感染していると判定した場合、前記第1検出結果および前記第2検出結果に基づいて、前記ユーザが前記検出対象物に感染している感染状態になってから、非感染状態になるまでの期間において設定された複数の感染局面のうちのどの感染局面にあるのかを推定し、該感染局面に関する感染局面情報を生成する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記検査結果出力部は、前記感染算出部が、前記ユーザが前記検出対象物に感染していると判定した場合、前記検出データおよび前記問診情報に基づいて、前記ユーザが前記検出対象物に感染している感染状態になってから、非感染状態になるまでの期間において設定された複数の感染局面のうちのどの感染局面にあるのかを推定し、該感染局面に関する感染局面情報を生成する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記複数の感染局面には、前記ユーザが前記検出対象物に感染した感染日、前記検出対象物の潜伏期間、前記ユーザが保有する前記検出対象物が該ユーザ以外の人に感染する感染力が一定のレベル以上となる外出回避開始日、前記検体に含まれる検出対象物の数が増加傾向にある悪化期間、前記ユーザに発現した症状が継続する発症期間、前記検体に含まれる検出対象物の数が減少傾向にある回復期間、前記ユーザが保有する前記検出対象物が該ユーザ以外の人に感染する感染力が一定のレベルまで低下する外出回避解除日、および、前記ユーザが前記検出対象物に感染している感染状態から非感染状態になる完治日、のうちの少なくともいずれか1つが含まれる、
請求項6または7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記検査要求受付部は、該検査要求情報が通信端末から送信された時点から一定期間前から以後の前記ユーザの移動履歴を示す移動履歴情報をさらに受信し、
前記移動履歴情報を、前記算出結果および前記感染局面情報と対応付けて記憶装置に保存する算出結果管理部をさらに備える、
請求項7または8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記算出結果管理部は、前記ユーザの前記移動履歴情報と、前記検査結果出力部によって推定された、前記ユーザの感染局面とを対応付けて前記記憶装置に保存する、
請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ウイルス感染または細菌感染に関する検査結果を提示する情報処理装置、検査システム、および情報処理装置の制御方法等に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ウイルス感染または細菌感染を早期に発見し、感染初期から治療を開始すれば、発症を回避したり、重症化を抑制したりすることが可能である場合が多い。そのためには、発症していない段階または症状が軽い段階で、医療機関および検査機関等に行き、所定の検査を受ける必要がある。しかし、発症していない段階または症状が軽い段階の感染者から採取される検体中のウイルスの粒子数または細菌数は少ないため、1回の検査では、実際に感染していても検査結果が陽性とならない可能性もある。
【0003】
特許文献1には、インフルエンザウイルス等のウイルスの粒子を高感度に検出するために利用可能な技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-038384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザが病院等で検査を受けていない場合でも、ユーザからの、ウイルスの粒子または細菌を検出した検出データに基づいて、該ユーザにウイルス感染または細菌感染に関する検査結果を提供することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、ユーザから採取された検体に含まれる検出対象物を検出する検出装置において得られた検出データを含む検査要求情報を受信する検査要求受付部と、前記検出データに基づいて、前記ユーザの感染状態を算出する感染算出部と、前記感染算出部による算出結果を含む検査結果情報を生成する検査結果出力部と、を備え、前記検査要求情報は、前記ユーザに発現した症状に関する情報および該症状が観測された観測日を示す情報を含む問診情報をさらに含み、前記検査結果出力部は、前記感染算出部が、前記ユーザが前記検出対象物に感染していると判定した場合、前記検出データおよび前記問診情報に基づいて、前記ユーザが、どの日またはどの時期に、前記検出対象物に感染している感染状態になってから非感染状態になるまでの期間において設定された複数の感染局面のうちのどの感染局面にあるのかを推定し、該感染局面に関する感染局面情報を生成する。
【0007】
本開示の一態様に係る制御方法は、情報処理装置の制御方法であって、ユーザから採取された検体に含まれる検出対象物を検出する検出装置において得られた検出データを含む検査要求情報を受信する検査要求受付ステップと、前記検出データに基づいて、前記ユーザの感染状態を算出する感染算出ステップと、前記感染算出ステップにおける算出結果を含む検査結果情報を生成する検査結果出力部と、を含み、前記検査要求情報は、前記ユーザに発現した症状に関する情報および該症状が観測された観測日を示す情報を含む問診情報をさらに含み、前記検査結果出力ステップでは、前記感染算出ステップにおいて、前記ユーザが前記検出対象物に感染していると判定した場合、前記検出データおよび前記問診情報に基づいて、前記ユーザが、どの日またはどの時期に、前記検出対象物 に感染している感染状態になってから非感染状態になるまでの期間において設定された複数の感染局面のうちのどの感染局面にあるのかを推定し、該感染局面に関する感染局面情報を生成する。
【0008】
また、本開示の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本開示の範疇に入る。
【発明の効果】
【0009】
ユーザにウイルス感染または細菌感染に関する検査結果を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態1に係る検査システムの構成例を示す図である。
検出装置および通信端末の構成の一例を示すブロック図である。
検体付着部の構成例を示す図である。
検査要求情報の一例を示す図である。
移動履歴情報の一例を示す図である。
通信端末の構成の一例を示すブロック図である。
本開示の実施形態1に係る情報処理装置および記憶装置の構成の一例を示すブロック図である。
ユーザデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
検査要求情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
検査結果情報の一例を示す図である。
結果データベースのデータ構造の一例を示す図である。
移動履歴データベースのデータ構造の一例を示す図である。
リスクマップの例を示す図である。
通信端末から検査要求情報を受信した情報処理装置が、検査結果情報を送信し、リスクマップを生成するまでの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
情報処理装置が実行する感染状態算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
情報処理装置が実行する結果情報生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
情報処理装置が、通信端末からの情報配信要求に応じて、感染情報を配信するまでの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
本開示の実施形態2に係る検査システムの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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