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公開番号2024089222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204453
出願日2022-12-21
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 41/32 20060101AFI20240626BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エミッションの悪化を抑制した内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】機関本体、前記機関本体に接続された排気通路に上流側から下流側に順に設けられていると共に酸素吸蔵能力を有した第1及び第2触媒、及び前記排気通路の前記第1触媒と前記第2触媒との間に設けられ排気微粒子を捕集するフィルタ、を有した内燃機関の制御装置において、前記第2触媒に流入する排気の空燃比が変動するように、前記内燃機関の空燃比を理論空燃比よりも小さいリッチ空燃比と理論空燃比よりも大きいリーン空燃比とに交互に切り替わるように制御する空燃比制御部と、前記第2触媒の温度が活性化温度以上であるか否かを判定する判定部と、を備え、前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は前記第2触媒に流入する排気の空燃比の変動幅を縮小させる縮小処理を実行する、内燃機関の制御装置。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
機関本体、前記機関本体に接続された排気通路に上流側から下流側に順に設けられていると共に酸素吸蔵能力を有した第1及び第2触媒、及び前記排気通路の前記第1触媒と前記第2触媒との間に設けられ排気微粒子を捕集するフィルタ、を有した内燃機関の制御装置において、
前記第2触媒に流入する排気の空燃比が変動するように、前記内燃機関の空燃比を理論空燃比よりも小さいリッチ空燃比と理論空燃比よりも大きいリーン空燃比とに交互に切り替わるように制御する空燃比制御部と、
前記第2触媒の温度が活性化温度以上であるか否かを判定する判定部と、を備え、
前記判定部により否定判定がなされた場合、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は前記第2触媒に流入する排気の空燃比の変動幅を縮小させる縮小処理を実行する、内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記内燃機関は、前記排気通路の前記第1触媒と前記第2触媒との間に設けられ排気の空燃比を検出するセンサ、を有し、
前記センサの検出空燃比が理論空燃比よりも大きいリーン判定空燃比となった場合に、前記空燃比制御部は、前記内燃機関の目標空燃比を理論空燃比よりも小さいリッチ目標空燃比に設定し、
前記センサの検出空燃比が理論空燃比よりも小さいリッチ判定空燃比となった場合に、前記空燃比制御部は、前記内燃機関の目標空燃比を理論空燃比よりも大きいリーン目標空燃比に設定し、
前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は、前記リーン判定空燃比、リッチ判定空燃比、リーン目標空燃比、及びリッチ目標空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行する、請求項1の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記第2触媒の温度が低いほど、前記空燃比制御部は、前記リーン判定空燃比、リッチ判定空燃比、リーン目標空燃比、及びリッチ目標空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行する、請求項2の内燃機関の制御装置。
【請求項4】
前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は、前記リーン判定空燃比及びリッチ判定空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行する、請求項2の内燃機関の制御装置。
【請求項5】
前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は、前記リーン目標空燃比及びリッチ目標空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行する、請求項2の内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
排気通路に上流側から下流側に順に、酸素吸蔵能力を有した第1及び第2触媒が設けられている内燃機関が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-031040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排気通路の第1触媒と第2触媒との間にフィルタが設けられている場合には、排気の熱がフィルタの昇温に用いられて、第2触媒の温度が活性化温度未満となるおそれがある。このような場合には第2触媒の排気浄化能力が低下し、エミッションが悪化するおそれがある。
【0005】
そこで、エミッションの悪化を抑制した内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、機関本体、前記機関本体に接続された排気通路に上流側から下流側に順に設けられていると共に酸素吸蔵能力を有した第1及び第2触媒、及び前記排気通路の前記第1触媒と前記第2触媒との間に設けられ排気微粒子を捕集するフィルタ、を有した内燃機関の制御装置において、前記第2触媒に流入する排気の空燃比が変動するように、前記内燃機関の空燃比を理論空燃比よりも小さいリッチ空燃比と理論空燃比よりも大きいリーン空燃比とに交互に切り替わるように制御する空燃比制御部と、前記第2触媒の温度が活性化温度以上であるか否かを判定する判定部と、を備え、前記判定部により否定判定がなされた場合、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は前記第2触媒に流入する排気の空燃比の変動幅を縮小させる縮小処理を実行する、内燃機関の制御装置によって達成できる。
【0007】
前記内燃機関は、前記排気通路の前記第1触媒と前記第2触媒との間に設けられ排気の空燃比を検出するセンサ、を有し、前記センサの検出空燃比が理論空燃比よりも大きいリーン判定空燃比となった場合に、前記空燃比制御部は、前記内燃機関の目標空燃比を理論空燃比よりも小さいリッチ目標空燃比に設定し、前記センサの検出空燃比が理論空燃比よりも小さいリッチ判定空燃比となった場合に、前記空燃比制御部は、前記内燃機関の目標空燃比を理論空燃比よりも大きいリーン目標空燃比に設定し、前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は、前記リーン判定空燃比、リッチ判定空燃比、リーン目標空燃比、及びリッチ目標空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行してもよい。
【0008】
前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記第2触媒の温度が低いほど、前記空燃比制御部は、前記リーン判定空燃比、リッチ判定空燃比、リーン目標空燃比、及びリッチ目標空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行してもよい。
【0009】
前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は、前記リーン判定空燃比及びリッチ判定空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行してもよい。
【0010】
前記判定部により否定判定がなされた場合には、前記判定部により肯定判定がなされた場合よりも、前記空燃比制御部は、前記リーン目標空燃比及びリッチ目標空燃比の少なくとも一つを理論空燃比に近い値に設定することにより前記縮小処理を実行してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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