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公開番号2024086914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-28
出願番号2024066459,2023120477
出願日2024-04-17,2019-05-10
発明の名称スタイラス
出願人株式会社ワコム
代理人個人,個人
主分類G06F 3/03 20060101AFI20240621BHJP(計算;計数)
要約【課題】チップ側及びテイル側の両方からダウンリンク信号を送信可能な構成において、操作応答性を確保しつつ電気エネルギーの消費を抑制可能なアクティブ方式のスタイラスを提供する。
【解決手段】スタイラスの制御回路は、アップリンク信号に応じてスタイラスの把持状態を判定し、判定に応じて、第1電極からダウンリンク信号を送信し、かつ第2電極からはダウンリンク信号を送信しない第1送信モードと、第1電極からダウンリンク信号を送信せず、かつ第2電極からダウンリンク信号を送信する第2送信モードと、を切り替える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
外部のセンサ制御回路からアップリンク信号を受信し、前記アップリンク信号に応じてダウンリンク信号を送信するスタイラスであって、
第1の部分に設けられた第1電極と、
前記第1の部分とは異なる第2の部分に設けられた第2電極と、
前記ダウンリンク信号の送信を制御する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記アップリンク信号に応じて前記スタイラスの把持状態を判定し、 前記判定に応じて、
前記第1電極からダウンリンク信号を送信し、かつ前記第2電極からは前記ダウンリンク信号を送信しない第1送信モードと、
前記第1電極から前記ダウンリンク信号を送信せず、かつ前記第2電極から前記ダウンリンク信号を送信する第2送信モードと、
を切り替える、スタイラス。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記判定は、前記アップリンク信号に含まれるデータに基づく、請求項1に記載のスタイラス。
【請求項3】
前記データは、前記第1電極又は前記第2電極に対応する識別子を含み、
前記制御回路は、前記識別子に応じて前記第1送信モード又は第2送信モードを選択する、請求項2に記載のスタイラス。
【請求項4】
前記制御回路は、前記把持状態が特定されない場合には、
前記第1電極及び前記第2電極の両方から前記ダウンリンク信号を送信する第3送信モードを選択する、請求項1に記載のスタイラス。
【請求項5】
前記第1電極は前記スタイラスのチップ電極であり、
前記第2電極は前記スタイラスのテイル電極である、
請求項1~4のいずれか1項に記載のスタイラス。
【請求項6】
センサ電極に接続されたセンサ制御回路であって、
前記センサ電極を介して、スタイラスの第1電極又は前記第1電極とは異なる前記スタイラスの第2電極からダウンリンク信号を受信し、
前記ダウンリンク信号が示す前記スタイラスの把持状態に応じて、前記スタイラスの第1電極又は第2電極に対応するデータを含んだアップリンク信号を生成する、センサ制御回路。
【請求項7】
前記ダウンリンク信号が、前記スタイラスの第1電極から送信されたか、あるいは前記第2電極から送信された信号であるかを判定し、
前記判定に基づいて、前記スタイラスの第1電極又は第2電極に対応するデータを含んだアップリンク信号を生成する、請求項6に記載のセンサ制御回路。
【請求項8】
前記データは、前記第1電極又は前記第2電極のうちいずれか一方の電極のみによる前記ダウンリンク信号の送信を続行させ、他方の電極による前記ダウンリンク信号の送信を停止させる、請求項7に記載のセンサ制御回路。
【請求項9】
前記第1電極は前記スタイラスのチップ電極であり、前記第2電極は前記スタイラスのテイル電極である、請求項6~8のいずれか1項に記載のセンサ制御回路。
【請求項10】
外部のセンサ制御回路からアップリンク信号を受信し、前記アップリンク信号に応じてダウンリンク信号を送信するスタイラスであって、
第1の部分に設けられた第1電極と、
前記第1の部分とは異なる第2の部分に設けられた第2電極と、
前記ダウンリンク信号の送信を制御する制御回路と、
前記スタイラスに設けられたセンサと、
を備え、
前記制御回路は、前記センサの感知結果に応じて前記スタイラスの把持状態を判定し、 前記判定に応じて、
前記第1電極からダウンリンク信号を送信し、かつ前記第2電極からは前記ダウンリンク信号を送信しない第1送信モードと、
前記第1電極から前記ダウンリンク信号を送信せず、かつ前記第2電極から前記ダウンリンク信号を送信する第2送信モードと、
を切り替える、スタイラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スタイラスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
消しゴム付き鉛筆(pencil with an eraser)をモチーフにした電子機器用のスタイラスが知られている。
【0003】
特許文献1及び2には、ペン信号を送信するチップ側とは反対のテイル側にもアンテナが設けられ、このアンテナからイレーサ信号を送信可能に構成されるスタイラスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第5793360号明細書
米国出願公開特許第2018/0052534号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、スタイラスの接触時点と電子機器の位置検出時点の間のタイムラグを短縮するため、スタイラスがいわゆるホバー状態であっても、ペン信号又はイレーサ信号(以下、総称して「ダウンリンク信号」ともいう)の送信することがある。これにより、スタイラスの操作応答性が向上する反面、ダウンリンク信号の送信時間の増加に伴い電気エネルギーの消費量が増加してしまう。
【0006】
この問題は、外部から付与されたエネルギーがトリガとなってダウンリンク信号を生成して送信する方式、例えば、特許文献1に記載される電磁授受方式(EMR:登録商標)では生じないが、自身が蓄える電気エネルギーからダウンリンク信号を生成して送信するアクティブ方式において生じ得る。特に、特許文献2に記載されるアクティブ方式のスタイラスの場合、チップ側及びテイル側のうちどちらの接触にも対応すべく、2種類のダウンリンク信号を同時に送信することで、電気エネルギーの消費量がさらに増加してしまう。
【0007】
本発明の目的は、チップ側及びテイル側の両方からダウンリンク信号を送信可能な構成において、操作応答性を確保しつつ電気エネルギーの消費を抑制可能なアクティブ方式のスタイラスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明におけるスタイラスは、筒状の筐体と、前記筐体のチップ側に設けられ、かつチップ電極を有するチップ部と、前記筐体のテイル側に設けられ、かつテイル電極を有するテイル部と、前記筐体の内部に設けられる電源回路と、前記電源回路からの給電により、前記チップ電極を介して前記筐体の外部に向けて送信する第1ダウンリンク信号を生成する第1送信回路と、前記電源回路からの給電により、前記テイル電極を介して前記筐体の外部に向けて送信する信号であって、前記第1ダウンリンク信号とは異なる第2ダウンリンク信号を生成する第2送信回路と、複数の送信モードに従って前記第1送信回路及び前記第2送信回路の送信制御を行う制御回路と、を備え、前記複数の送信モードは、前記チップ電極から前記第1ダウンリンク信号を送信し、かつ前記テイル電極からの前記第2ダウンリンク信号の送信を停止する送信制御を行う第1送信モードと、前記チップ電極からの前記第1ダウンリンク信号の送信を停止し、かつ前記テイル電極から第2ダウンリンク信号を生成する送信制御を行う第2送信モードと、を含み、前記制御回路は、前記チップ部及び前記テイル部の両方が、タッチセンサを有する電子機器のタッチ面に接触しないホバー状態である場合、前記筐体の把持状態に関する判定に基づいて、前記第1送信モード及び前記第2送信モードを切り替えて実行する。
【0009】
第2の本発明におけるセンサ制御回路は、センサ電極に接続される回路であって、前記スタイラスは、チップ側に設けられたチップ電極を介して第1ダウンリンク信号を送信するとともに、テイル側に設けられたテイル電極を介して前記第1ダウンリンク信号とは異なる第2ダウンリンク信号を送信可能に構成され、前記センサ電極を介して前記スタイラスからのダウンリンク信号を受信し、受信した前記第1ダウンリンク信号又は前記第2ダウンリンク信号のいずれか一方に対応するデータを含むアップリンク信号を生成し、前記センサ電極を介して前記アップリンク信号を送信する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、チップ側及びテイル側の両方からダウンリンク信号を送信可能な構成において、操作応答性を確保しつつ電気エネルギーの消費を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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