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公開番号2024086394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201498
出願日2022-12-16
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類F21S 43/20 20180101AFI20240620BHJP(照明)
要約【課題】内部に熱が籠りにくく、集光レンズ及び投影レンズの熱変形を防ぐことができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、光源部12と、支持部11と、集光レンズ13と、遮光部材14と、投影レンズ15と、を備えている。第1レンズ部41、第1レンズ周壁部42及び遮光部材(シェード部51)により第1空間S1が形成されている。第2レンズ部61、第2レンズ周壁部62及び遮光部材(シェード部51)により第2空間S2が形成されている。第1レンズ周壁部42及び第2レンズ周壁部62の少なくとも一方の上部に位置する部分に、上部開口部(第1レンズ周壁部42の場合は上部開口部42b,第2レンズ周壁部62の場合は上部開口部62b)が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光源部と、
前記光源部を支持する支持部と、
前記光源部から出射された光を集光する集光レンズと、
前記集光レンズで集光された光を部分的に通す照射スリットが設けられた遮光部材と、
前記遮光部材を通過した光を投影して照射パターンを形成する投影レンズと、を備え、
前記集光レンズは、第1レンズ部と、前記第1レンズ部を底部として前記第1レンズ部から立ち上がる第1レンズ周壁部と、を有し、
前記投影レンズは、第2レンズ部と、前記第2レンズ部を底部として前記第2レンズ部から立ち上がる第2レンズ周壁部と、を有し、
前記第1レンズ部、前記第1レンズ周壁部及び前記遮光部材により第1空間が形成されており、
前記第2レンズ部、前記第2レンズ周壁部及び前記遮光部材により第2空間が形成されており、
前記第1レンズ周壁部及び前記第2レンズ周壁部の少なくとも一方の上部に位置する部分に、上部開口部が形成されている
ことを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記上部開口部が形成された前記第1レンズ周壁部または前記第2レンズ周壁部の下部に位置する部分には、下部開口部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第1レンズ周壁部には、上部に位置する部分に形成され、前記第1空間と通じた第1上部開口部と、下部に位置する部分に形成され、前記第1空間と通じた第1下部開口部が形成されており、
前記第2レンズ周壁部には、上部に位置する部分に形成され、前記第2空間と通じた第2上部開口部と、下部に位置する部分に形成され、前記第2空間と通じた第2下部開口部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記支持部は、被取付部及び放熱部を有しており、
前記集光レンズは、前記第1レンズ周壁部の端部から光軸方向と交差する幅方向に延びる第1レンズ取付部を有しており、
前記遮光部材は、前記幅方向に延びる遮光部材取付部を有しており、
前記投影レンズは、前記第2レンズ周壁部の端部から前記幅方向に延びる第2レンズ取付部を有しており、
前記集光レンズ、前記遮光部材及び前記投影レンズは、前記第1レンズ取付部、前記遮光部材取付部、前記第2レンズ取付部、の順に重ねた状態で、前記被取付部に固定されている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記投影レンズは、前記集光レンズと異なる材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記集光レンズは、ポリカーボネート製であり、
前記投影レンズは、アクリル製である
ことを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記上部開口部は、前記第2レンズ周壁部に形成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具は、車両の周辺の路面に照射パターンを形成するものが考えられている。例えば、特許文献1に記載の車両用灯具は、光源部と、光源部を支持する支持部と、光源部から出射された光を集光する集光レンズと、集光レンズで集光された光を部分的に通す照射スリットが設けられた遮光部材と、遮光部材を通過した光を投影して照射パターンを形成する投影レンズと、これらを収容する筐体と、を備えている。筐体内には、密閉された空間が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-205237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両用灯具は、光源部自体が発する熱及び光源部から出射する光による熱により温度が上昇し、内部に熱が籠りやすい。特に、遮光部材は、光が当たる面積が大きく、温度が上昇しやすいため、周囲に存在する集光レンズ及び投影レンズの熱変形の原因となり得ることがわかった。
【0005】
本発明の目的は、内部に熱が籠りにくく、集光レンズ及び投影レンズの熱変形を防ぐことができる車両用灯具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の車両用灯具は、光源部と、前記光源部を支持する支持部と、前記光源部から出射された光を集光する集光レンズと、前記集光レンズで集光された光を部分的に通す照射スリットが設けられた遮光部材と、前記遮光部材を通過した光を投影して照射パターンを形成する投影レンズと、を備え、前記集光レンズは、第1レンズ部と、前記第1レンズ部を底部として前記第1レンズ部から立ち上がる第1レンズ周壁部と、を有し、前記投影レンズは、第2レンズ部と、前記第2レンズ部を底部として前記第2レンズ部から立ち上がる第2レンズ周壁部と、を有し、前記第1レンズ部、前記第1レンズ周壁部及び前記遮光部材により第1空間が形成されており、前記第2レンズ部、前記第2レンズ周壁部及び前記遮光部材により第2空間が形成されており、前記第1レンズ周壁部及び前記第2レンズ周壁部の少なくとも一方の上部に位置する部分に、上部開口部が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、内部に熱が籠りにくく、集光レンズ及び投影レンズの熱変形を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態の車両用灯具が車両に搭載されてそれぞれ照射パターンを形成した様子を示す説明図である。
車両用灯具の構成を示す斜視図である。
図2に示した車両用灯具の分解斜視図である。
図2に示した車両用灯具の正面図である。
図4に示したV-V線端面図である。
図5の比較例であり、第1上部開口部及び第1下部開口部並びに第2上部開口部及び第2下部開口部が形成されていない車両用灯具の同位置での端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る車両用灯具の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図1では、車両用灯具10が設けられている様子の把握を容易とするために、車両1に対して車両用灯具10を強調して示しており、必ずしも実際の様子とは一致するものではない。
【0010】
本実施の形態の車両用灯具10は、図1に示すように、自動車等の車両1の灯具として用いられるもので、車両1に設けられる前照灯とは別に、車両1の前方の周辺の路面2に照射パターンPiを形成すべく車両1の前部に設けられる。その車両1の前方の周辺とは、車両1に設けられる前照灯により照射される前照灯領域よりも車両1に近い近接領域を必ず含むものであり、部分的に前照灯領域を含む場合もある。なお、車両用灯具10は、車両1の後方や側方の周辺の路面2にも照射パターンPiを形成してもよく、本実施の形態の構成に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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