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公開番号2024085725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200409
出願日2022-12-15
発明の名称記録媒体、及び画像形成方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41M 5/124 20060101AFI20240620BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】通常のインクジェットプリントと同様の感覚でプリントでき、紙等のシートと同様の感覚で取り扱うことが可能でリライタブルな記録媒体及び画像記録方法を提供する。
【解決手段】基材と、前記基材上に液体を保持可能な連通した多孔質構造を有する光散乱可変層と、を有し、前記光散乱可変層は、前記多孔質構造が前記液体を保持することによって、光散乱性を低下させることが可能であり、前記光散乱可変層の厚さが8μm以下であることを特徴とする記録媒体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材上に、液体を保持可能な連通した多孔質構造を有する光散乱可変層と、を有し、
前記光散乱可変層の厚さが8μm以下であることを特徴とする記録媒体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記光散乱可変層は、前記多孔質構造が前記液体を保持することによって、光散乱性を低下させることができることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
【請求項3】
前記基材と前記光散乱可変層との間に着色層を有する請求項1に記載の記録媒体。
【請求項4】
前記基材が透明であり、
前記基材の、前記光散乱可変層が設けられた面とは反対側の面に、着色層を有する請求項1に記載の記録媒体。
【請求項5】
基材の表面に、水溶性の多官能の重合性成分及び水を含む液体組成物を付与する工程と、
前記液体組成物に活性エネルギー線を照射することによって、前記重合性成分を硬化させ、前記水を含有する硬化物を得る工程と、
前記硬化物中に含まれる前記水を乾燥することによって、前記基材上に液体を保持可能な連通した多孔質構造を有する光散乱可変層を形成する光散乱可変層を形成する工程と、
前記光散乱可変層の上の記録媒体に液体を付与することによって、前記光散乱可変層の前記液体が付与された領域の光散乱性を低下させて画像を形成する工程と、
を有する画像形成方法であって、
前記光散乱可変層の厚さが8μm以下であることを特徴とする画像形成方法。
【請求項6】
前記基材と前記光散乱可変層との間に着色層を形成する工程を有する請求項5に記載の画像形成方法。
【請求項7】
前記基材が透明であり、
前記基材の、前記光散乱可変層が設けられた面とは反対側の面に、着色層を形成する工程を有する請求項5に記載の画像形成方法。
【請求項8】
前記記録媒体に液体を付与することによって、前記光散乱可変層の前記液体が付与された領域の光散乱性を低下させ、前記光散乱可変層の下側に設けられている前記着色層を可視化して画像を形成する請求項6に記載の画像形成方法。
【請求項9】
前記着色層は、複数色の画素パターンを縦横に繰り返し形成した層であり、画像情報に基づいて前記記録媒体に液体を付与することによって、前記光散乱可変層の前記液体が付与された領域の光散乱性を低下させ、前記光散乱可変層の下側に設けられている前記着色層における画像情報に対応した位置の画素パターンを可視化して、画像を形成する請求項8に記載の画像形成方法。
【請求項10】
前記液体の1画素あたりの付与量が80pl以下である請求項8に記載の画像形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体、及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、黒インクやカラーインクを用いたインクジェット記録技術に代表される画像形成方法では、染料や顔料を色材として含有する有色インクを用いたインクジェットプリンター、及びインクジェット記録媒体が広く用いられている。
しかしながら、紙等の記録媒体にインクを付与して画像を形成するため、紙を再利用する場合は、画像の脱墨等を行う必要があり、手間がかかる。
【0003】
一方、インクを用いずに水などの液体を用いて良好な画質の画像を形成することができる画像形成媒体が提案されている(特許文献1)。
特許文献1では、着色層と、白色粒子及び液体を保持可能なゲルを含む透明散乱可変層を備え、前記透明散乱可変層は、前記ゲルが前記液体を保持することで、光散乱性が変化し、前記ゲルが液体を保持する前と比較して透光性が向上することを特徴とする画像形成媒体が提案されている。具体的にはインクジェットで画像形成媒体に水等を用いて画像を形成し、画像形成媒体の下面から光を照射することで画像が見えるようにすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-247769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記の特許文献1に記載されている画像形成媒体では透明散乱可変層が厚いため、透明化させるのに相当量の液量が必要で、画像の解像度、プリント速度等を犠牲にする。
【0006】
本発明では通常のインクジェットプリントと同様にプリントでき、紙等のシートと同様な感覚で取り扱うことが可能でリライタブルな記録媒体及び画像記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る記録媒体は、
基材と、前記基材上に液体を保持可能な連通した多孔質構造を有する光散乱可変層と、を有し、
前記光散乱可変層は、前記多孔質構造が前記液体を保持することによって、光散乱性を低下させることが可能であり、
前記光散乱可変層の厚さが8μm以下であることを特徴とする記録媒体である。
また、本発明に係る画像記録方法は、基材の表面に、水溶性の多官能の重合性成分及び水を含む液体組成物を付与する工程と、
前記液体組成物に活性エネルギー線を照射することによって、前記重合性成分を硬化させ、前記水を含有する硬化物を得る工程と、
前記硬化物中に含まれる前記水を乾燥することによって、前記基材上に液体を保持可能な連通した多孔質構造を有する光散乱可変層を形成した記録媒体を得る工程と、
前記記録媒体に液体を付与することによって、前記光散乱可変層の前記液体が付与された領域の光散乱性を低下させて画像を形成する工程と、
を有する画像形成方法であって、
前記光散乱可変層の厚さが8μm以下であることを特徴とする画像形成方法である。
【発明の効果】
【0008】
通常のインクジェットプリンターと同様な感覚で、高速かつ高解像度でコントラストが高い画像を色材を用いることなしに形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の記録媒体の模式図である。
本発明の一実施形態を実現するインクジェット記録装置の模式図である。
分割して付与された液体組成物のドット形成例の一例である。
分割して付与された液体組成物のドット形成例の一例である。
本発明の画像形成方法を適用した画像形成装置の一部を表す模式図である。
本発明の画像形成方法を適用した画像形成装置の一部を表す模式図である。
分割して付与された液体組成物のドット形成例の一例である。
分割して付与された液体組成物のドット形成例の一例である。
分割して付与された液体組成物のドット形成例の一例である。
着色層の構成についての模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明者らは鋭意検討の結果、以下に示す新規な構成による記録媒体及び画像形成方法を見出し、本発明を成すに至った。
即ち、本発明にかかる記録媒体は、基材と、基材上に液体を保持可能な連通した多孔質構造を有する光散乱可変層とを有する。そして、インクジェット記録ヘッド等の液体付与装置によって記録媒体に付与された液体を、記録媒体の光散乱可変層が有する多孔質構造が保持することによって光散乱を低下させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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