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公開番号2024086408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201518
出願日2022-12-16
発明の名称メモリ制御装置および方法、記憶装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 12/06 20060101AFI20240620BHJP(計算;計数)
要約【課題】回路規模を抑えながら、倍数の関係にないビット幅のデータに対するメモリアクセスを可能にする。
【解決手段】第一のビット幅および第一のビット幅とは異なる第二のビット幅より大きい第三のビット幅のワードを有するメモリへのアクセスを制御するメモリ制御装置は、第一のビット幅のデータをアクセスする第一のアドレス値と、第二のビット幅のデータをアクセスする第二のアドレス値を受け付ける。メモリ制御装置は、メモリのワードを第一のビット幅で分割した格納位置にワード内のビット方向に連続するアドレスを割り当てて第一のアドレス値から第一のビット幅のデータの格納位置を特定する。また、メモリ制御装置は、メモリのワードを第二のビット幅で分割した格納位置にメモリの深さ方向に連続するアドレスを割り当てて第二のアドレス値から第二のビット幅のデータの格納位置を特定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一のビット幅および前記第一のビット幅とは異なる第二のビット幅より大きい第三のビット幅のワードを有するメモリへのアクセスを制御する装置であって、
前記第一のビット幅のデータをアクセスする第一のアドレス値と、前記第二のビット幅のデータをアクセスする第二のアドレス値を受け付ける受け付け手段と、
前記ワードを前記第一のビット幅で分割した格納位置に前記ワード内のビット方向に連続するアドレスを割り当てて前記第一のアドレス値から前記第一のビット幅のデータの格納位置を特定し、前記ワードを前記第二のビット幅で分割した格納位置に前記メモリの深さ方向に連続するアドレスを割り当てて前記第二のアドレス値から前記第二のビット幅のデータの格納位置を特定する特定手段と、を備えることを特徴とするメモリ制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第三のビット幅は、前記第一のビット幅の2のべき乗倍であり、且つ、前記第一のビット幅と前記第二のビット幅の公倍数である、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
【請求項3】
前記特定された格納位置からデータを取得する、または前記特定された格納位置のデータを指定されてデータに更新するアクセス手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
【請求項4】
前記特定手段は、
前記第一のアドレス値の上位部のビットにより前記メモリのワードの一つを特定し、該特定されたワードにおける前記第一のビット幅のデータの格納位置を前記第一のアドレス値の下位部のビットにより特定し、
前記第二のアドレス値の下位部のビットにより前記メモリのワードの一つを特定し、該特定されたワードにおける前記第二のビット幅のデータの格納位置を前記第二のアドレス値の上位部のビットにより特定する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
【請求項5】
前記第三のビット幅は、前記第一のビット幅の2m倍であり(mは自然数)、前記第一のアドレス値の下位側のmビットが前記第一のアドレス値の前記下位部のビットとして用いられる、ことを特徴とする請求項4に記載のメモリ制御装置。
【請求項6】
前記メモリは2n個のワードからなる深さを有し(nは自然数)、前記第二のアドレス値の下位側のnビットが前記第二のアドレス値の前記下位部のビットとして用いられる、ことを特徴とする請求項4に記載のメモリ制御装置。
【請求項7】
前記特定手段は、
前記第一のアドレス値の上位部のビットによりメモリのワードの一つを特定し、該特定されたワードにおける前記第一のビット幅のデータの格納位置を前記第一のアドレス値の下位部のビットにより特定し、
前記メモリはD個のワードの深さを有し(Dは自然数)、前記第二のアドレス値を前記Dで割った場合の余りに相当する値Pにより前記メモリのワードの一つを特定し、該特定されたワードにおける前記第二のビット幅のデータの格納位置を前記第二のアドレス値を前記Dで割った場合の商に相当する値Q(Qは自然数)により特定する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
【請求項8】
前記Dは2のべき乗以外の値である、ことを特徴とする請求項7に記載のメモリ制御装置。
【請求項9】
減算の結果が負の値になる直前まで前記第二のアドレス値から前記Dを繰り返し減算し、残った値を前記値Pとして、減算した回数を前記値Qとして得ることを特徴とする請求項7に記載のメモリ制御装置。
【請求項10】
前記メモリに、前記第一のビット幅のデータをアクセスする第一の範囲と、前記第二のビット幅のデータをアクセスする第二の範囲とを設定する設定手段を備え、
前記特定手段は、前記第一のアドレス値と前記第一の範囲の開始ワードの位置とに基づいて前記第一の範囲のワードの一つを特定し、前記第二のアドレス値と前記第二の範囲の開始ワードの位置とに基づいて前記第二の範囲のワードの一つを特定する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はメモリ制御装置および方法、記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
マイコンをはじめとする半導体集積回路には演算処理や制御を行うプロセッサや入出力信号を制御する論理回路、演算結果などを格納する記憶回路などが搭載される。このような構成において、プロセッサと論理回路とで、用いられるデータのビット幅が異なる場合がある。特許文献1、特許文献2には、異なるビット幅を用いるデバイスによる記憶回路の共有を実現するための構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-154391号公報
特開2018-534666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、32ビットと24ビットのように、倍数の関係にないビット幅の組み合わせで記憶回路を共有する場合には、課題がある。特許文献1では、例えば8ビット、16ビット、24ビットという複数のデータ幅に対応する記憶回路が提案されている。しかしながら、特許文献1では、2のべき乗以外のデータ幅(例えば、24ビット)のデータへのランダムアクセスを実現するためにはアドレスを2のべき乗以外の数値で除算する必要がり、記憶回路の規模が増大する。また、特許文献2では、8ビット幅のメモリを8個用意し、64ビット、32ビット、16ビットのようにビット幅が異なるデータをアクセスするためにアドレスを変換する構成が提案されている。しかしながら、特許文献2は、32ビットと24ビットのように倍数の関係にないビット幅を組み合わせることには対応していない。
【0005】
本発明は、回路規模を抑えながら、倍数の関係にないビット幅のデータに対するメモリアクセスを可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による記憶制御回路は以下の構成を備える。すなわち、
第一のビット幅および前記第一のビット幅とは異なる第二のビット幅より大きい第三のビット幅のワードを有するメモリへのアクセスを制御する装置であって、
前記第一のビット幅のデータをアクセスする第一のアドレス値と、前記第二のビット幅のデータをアクセスする第二のアドレス値を受け付ける受け付け手段と、
前記ワードを前記第一のビット幅で分割した格納位置に前記ワード内のビット方向に連続するアドレスを割り当てて前記第一のアドレス値から前記第一のビット幅のデータの格納位置を特定し、前記ワードを前記第二のビット幅で分割した格納位置に前記メモリの深さ方向に連続するアドレスを割り当てて前記第二のアドレス値から前記第二のビット幅のデータの格納位置を特定する特定手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、回路規模を抑えながら、倍数の関係にないビット幅のデータに対するメモリアクセスが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一実施形態による記憶回路の構成例を示すブロック図。
第一実施形態による変換部の構成例を示すブロック図。
(a)は、第一のビット幅でアクセスする場合のアドレス参照の内訳を示す図、(b)は第二のビット幅でアクセスする場合のアドレス参照の内訳を示す図、(c)は第三のビット幅のワードへの第一および第二のビット幅のデータの割当てを説明する図。
深さ8のメモリに対するアドレッシングの例を示す図。
第二実施形態による変換部の構成例を示すブロック図。
深さ9のメモリに対するアドレッシングの例を示す図。
第二実施形態による、第二のビット幅のデータのアクセスのためのアドレス変換処理を説明するフローチャート。
第三実施形態による記憶回路の構成例を示すブロック図。
第三実施形態による変換部801の構成例を示すブロック図。
第三実施形態によるアドレス変換処理を示すフローチャート。
第三実施形態による、第二のビット幅のデータのアクセスのためのアドレス変換処理を説明するフローチャート。
第三実施形態による、深さ8のメモリに対するアドレッシングの例を示す図。
第三実施形態による、深さ8のメモリに対するアドレッシングの他の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態による記憶回路の構成例を示すブロック図である。記憶装置100は、例えば24ビット幅のデータを用いる第一CPU121および32ビット幅のデータを用いる第二CPU122に接続されている。記憶装置100は、変換部101、メモリ102、内部信号線103、第一の外部信号線104、第二の外部信号線105を備えている。第一CPU121は第一の外部信号線104を介してメモリ102をアクセスし、第二CPU122は第二の外部信号線105を介してメモリ102をアクセスする。変換部101は第一の外部信号線104と第二の外部信号線105に接続され、それぞれのアクセスに対応して、メモリ102をアクセスするための制御信号とアドレスを生成する。また、変換部101は、アクセスが書込みの場合は、書込みデータを生成し、生成した書込みデータを、内部信号線103を介してメモリ102に書き込む。変換部101は、アクセスが読み出しの場合は、内部信号線103を介してメモリ102からデータを読み出し、読み出したデータから、アクセスを受けたビット幅のワードを抜き出す。そして、抜き出したワードを、アクセス元である第一の外部信号線104または第二の外部信号線105に出力する。変換部101は、メモリ102へのアクセスを制御するメモリ制御装置の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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