TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024082543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196469
出願日2022-12-08
発明の名称画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B41J 29/42 20060101AFI20240613BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】使用者が実際に圧着印刷物を作成しなくても、記録材のセット態様を確認してカセットやトレイに記録材をセット可能な画像形成システムの提供。
【解決手段】圧着印刷物を作成するジョブである場合(S1のYES)、主制御部は記録材のセット箇所の入力を受け付ける(S3)。主制御部は折り加工装置の仕様(S5)と画像形成装置の仕様を取得すると(S7)、取得した画像形成装置の仕様と折り加工装置の仕様とに基づいて圧着印刷物の完成イメージ画像を作成する(S8)。そして、作成した完成イメージ画像と、入力されたセット箇所における記録材のセット態様とを含む「セット表示画面」を液晶表示部に表示する(S9)。「セット表示画面」には、セット箇所における記録材のセット態様を表すセットイメージ画像が表示される。また、「セット表示画面」には、作成した完成イメージ画像が表示される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
表面に接着剤が塗布された接着領域を有する記録材をセット可能な第一セット部及び第二セット部と、前記第一セット部から表裏反転されて供給される前記記録材と前記第二セット部から表裏反転されずに供給される前記記録材に画像を形成可能な画像形成ユニット部と、前記記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、を有する画像形成装置と、
前記画像形成装置から排出された前記記録材を2つ折りに折り曲げる折り加工部と、前記折り加工部により折り曲げられた前記記録材を加圧して圧着可能な圧着部と、を有する圧着加工装置と、を備えた画像形成システムであって、
前記画像形成装置と前記圧着加工装置を制御して、画像を形成した前記記録材を折り曲げて圧着し圧着印刷物を作成する作成モードを実行可能な制御部と、
前記第一セット部と前記第二セット部のいずれかをユーザ入力可能な入力部と、
前記作成モードの実行時に、入力された第一セット部と第二セット部のいずれかにセットする前記記録材の表裏向きを表示可能な表示部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記画像形成装置において、前記記録材の一面目に画像を形成し定着させる片面画像形成モードと、前記記録材の一面目と前記一面目とは反対側の二面目とに画像を形成し定着させる両面画像形成モードを実行可能であり、
前記表示部は、前記記録材の表裏向きを前記片面画像形成モード又は前記両面画像形成モードに応じた表裏向きで表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記表示部は、前記記録材の表裏向きを表示する際に、前記記録材の表裏向きで前記記録材をセットした場合に作成される圧着印刷物を表す完成イメージ画像を表示する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記表示部は、前記記録材の表裏向きを表示する際に、前記記録材の表裏向きで前記記録材をセットした場合に、前記画像形成装置から排出される前記記録材を表す排出イメージ画像と、前記折り加工部による折り方向を表す折りイメージ画像を表示する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項5】
表面に接着剤が塗布された接着領域を有する記録材をセット可能な第一セット部及び第二セット部と、前記第一セット部から表裏反転されて供給される前記記録材と前記第二セット部から表裏反転されずに供給される前記記録材に画像を形成可能な画像形成ユニット部と、前記記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、を有する画像形成装置と、
前記画像形成装置から排出された前記記録材を3つ折りに折り曲げる折り加工部と、前記折り加工部により折り曲げられた前記記録材を加圧して圧着可能な圧着部と、を有する圧着加工装置と、を備えた画像形成システムであって、
前記画像形成装置と前記圧着加工装置を制御して、画像を形成した前記記録材を折り曲げて圧着し圧着印刷物を作成する作成モードを実行可能な制御部と、
前記第一セット部と前記第二セット部のいずれかをユーザ入力可能な入力部と、
前記作成モードの実行時に、入力された第一セット部と第二セット部のいずれかにセットする前記記録材の前記接着領域の搬送向きを表示可能な表示部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記画像形成装置において、前記記録材の一面目に画像を形成し定着させる片面画像形成モードと、前記記録材の一面目と前記一面目とは反対側の二面目とに画像を形成し定着させる両面画像形成モードを実行可能であり、
前記表示部は、前記接着領域の搬送向きを前記片面画像形成モード又は前記両面画像形成モードに応じた搬送向きで表示する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記表示部は、前記接着領域の搬送向きを表示する際に、前記接着領域の搬送向きで前記記録材をセットした場合に作成される圧着印刷物を表す完成イメージ画像を表示する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記表示部は、前記接着領域の搬送向きを表示する際に、前記接着領域の搬送向きで前記記録材をセットした場合に、前記画像形成装置から排出される前記記録材を表す排出イメージ画像と、前記折り加工部による折り方向を表す折りイメージ画像を表示する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に画像を形成し、画像を形成した記録材を折り曲げて、折り曲げた記録材に熱と圧力を加えて記録材を圧着することにより圧着印刷物を作成する画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、情報の秘匿性に優れた圧着印刷物を作成する画像形成システムが提案されている(特許文献1)。圧着印刷物としては、例えば個人情報などが画像として形成された面と面とを重ね合わせて疑似接着し、疑似接着された面と面とが剥離されるまで、個人情報を読み取ることができないようにした圧着はがきなどが挙げられる。ここでいう擬似接着とは、接着後に剥離可能であり、剥離後に再接着し難い接着の一態様である。疑似接着を行う方式としては、予め圧着糊が塗布された先糊タイプの記録材を用いて疑似接着する糊方式がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-35454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧着印刷物は、画像形成装置により画像データに基づき記録材にトナー像を形成し、続けてトナー像が形成された記録材を圧着加工装置により折り曲げて熱及び圧力を加えることで作成される。画像形成装置では、圧着糊が塗布された糊面に秘匿したい情報に関する画像(秘匿情報の画像と呼ぶ)を形成する必要がある。使用者は糊面(圧着面とも呼ぶ)に秘匿情報の画像が形成された圧着印刷物を得るために、画像形成装置の仕様及び圧着加工装置の仕様に応じて決まるセット態様で、画像形成装置のカセットやトレイに記録材をセットする必要がある。
【0005】
それ故、従来では、使用者が記録材のセット態様を間違えてセットした場合に、糊面に非秘匿情報の画像が形成され、非糊面に秘匿情報の画像が形成された圧着はがきが作成されていた。それを避けるため、使用者は記録材のセット態様を間違えていないかをわざわざ試し刷りを行って確認しており、手間がかかって面倒であった。そこで、従来から使用者が所望の圧着印刷物を得るために、実際に圧着印刷物を作成しなくても、カセットやトレイに記録材を正しくセットできる装置が望まれていたが、未だそうした装置は提案されていない。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、使用者が実際に圧着印刷物を作成しなくても、記録材のセット態様を確認してカセットやトレイに記録材をセット可能な画像形成システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成システムは、表面に接着剤が塗布された接着領域を有する記録材をセット可能な第一セット部及び第二セット部と、前記第一セット部から表裏反転されて供給される前記記録材と前記第二セット部から表裏反転されずに供給される前記記録材に画像を形成可能な画像形成ユニット部と、前記記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、を有する画像形成装置と、前記画像形成装置から排出された前記記録材を2つ折りに折り曲げる折り加工部と、前記折り加工部により折り曲げられた前記記録材を加圧して圧着可能な圧着部と、を有する圧着加工装置と、を備えた画像形成システムであって、前記画像形成装置と前記圧着加工装置を制御して、画像を形成した前記記録材を折り曲げて圧着し圧着印刷物を作成する作成モードを実行可能な制御部と、前記第一セット部と前記第二セット部のいずれかをユーザ入力可能な入力部と、前記作成モードの実行時に、入力された第一セット部と第二セット部のいずれかにセットする前記記録材の表裏向きを表示可能な表示部と、を備える、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の一実施形態に係る画像形成システムは、表面に接着剤が塗布された接着領域を有する記録材をセット可能な第一セット部及び第二セット部と、前記第一セット部から表裏反転されて供給される前記記録材と前記第二セット部から表裏反転されずに供給される前記記録材に画像を形成可能な画像形成ユニット部と、前記記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、を有する画像形成装置と、前記画像形成装置から排出された前記記録材を3つ折りに折り曲げる折り加工部と、前記折り加工部により折り曲げられた前記記録材を加圧して圧着可能な圧着部と、を有する圧着加工装置と、を備えた画像形成システムであって、前記画像形成装置と前記圧着加工装置を制御して、画像を形成した前記記録材を折り曲げて圧着し圧着印刷物を作成する作成モードを実行可能な制御部と、前記第一セット部と前記第二セット部のいずれかをユーザ入力可能な入力部と、前記作成モードの実行時に、入力された第一セット部と第二セット部のいずれかにセットする前記記録材の前記接着領域の搬送向きを表示可能な表示部と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、使用者は実際に圧着印刷物を作成しなくても、表示部に表示される記録材のセット態様を確認して第一セット部及び第二セット部に記録材をセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成システムを示す概略図。
画像形成システムの制御構成を示す制御ブロック図。
2つ折り用の圧着はがき用紙を示す図であり、(a)一面側、(b)二面側。
2つ折り時における圧着はがき用紙の向きの一例を示す図。
2つ折り用の圧着はがき用紙のセット態様を示す図。
2つ折り用の圧着はがき用紙のセット態様が誤っている場合における圧着はがきの作成例を示す図。
外3つ折り用の圧着はがき用紙を示す図であり、(a)一面側、(b)二面側。
外3つ折り時における圧着はがき用紙の向きの一例を示す図。
外3つ折り用の圧着はがき用紙のセット態様を示す図。
外3つ折り用の圧着はがき用紙のセット態様が誤っている場合における圧着はがきの作成例を示す図。
圧着印刷物作成処理を示すフローチャート。
2つ折り時に表示される「セット表示画面」の一例を示す図。
外3つ折り時に表示される「セット表示画面」の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
基板
9日前
キヤノン株式会社
トナー
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
清掃装置
4日前
キヤノン株式会社
電子機器
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
電子機器
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
電子機器
2日前
キヤノン株式会社
記録装置
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
記録装置
9日前
キヤノン株式会社
ヘッド用基板
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
組成識別装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
4日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
4日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
9日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
9日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
9日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
9日前
キヤノン株式会社
エポキシ樹脂組成物
4日前
キヤノン株式会社
インクジェット記録装置
9日前
キヤノン株式会社
装置および物品製造方法
4日前
キヤノン株式会社
記録装置および制御方法
2日前
キヤノン株式会社
学習装置および学習方法
2日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
2日前
続きを見る