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公開番号2024086442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201568
出願日2022-12-16
発明の名称液体吐出装置、制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/18 20060101AFI20240620BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】循環流路内の泡の影響を抑制すること。
【解決手段】
液体吐出装置は、記録媒体へ液体を吐出する吐出口を有する圧力室と、前記圧力室に液体を供給する供給流路と、前記圧力室から液体を回収する回収流路と、が含まれる液体が循環する循環流路と、前記循環流路の液体を循環させるための循環ポンプと、液体を記録媒体に吐出させる記録動作が行われる場合は第1の駆動回数で前記循環ポンプを駆動させ、前記記録動作が実行される前の所定の場合は、前記第1の駆動回数よりも少ない第2の駆動回数で前記循環ポンプを駆動させる制御をする制御手段と、を有する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体へ液体を吐出する吐出口を有する圧力室と、前記圧力室に液体を供給する供給流路と、前記圧力室から液体を回収する回収流路と、が含まれる液体が循環する循環流路と、
前記循環流路の液体を循環させるための循環ポンプと、
液体を記録媒体に吐出させる記録動作が行われる場合は第1の駆動回数で前記循環ポンプを駆動させ、前記記録動作が実行される前の所定の場合は、前記第1の駆動回数よりも少ない第2の駆動回数で前記循環ポンプを駆動させる制御をする制御手段と、
を有することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記所定の場合は、前記吐出口から液体を吸引する動作が実行された場合である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記吐出口から液体を吸引する強度が強いほど、前記第2の駆動回数で前記循環ポンプが駆動する時間が長くなるように制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
弁閉じ動作を伴って前記吐出口から液体を吸引する動作が実行された場合は、弁閉じ動作を伴わないで前記吐出口から液体を吸引する動作が実行された場合よりも、前記第2の駆動回数で前記循環ポンプが駆動する時間が長くなるように制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記所定の場合は、前回実行された記録動作からの経過時間が閾値より長い場合である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前回実行された記録動作からの経過時間が長いほど、前記第2の駆動回数で前記循環ポンプが駆動する時間が長くなるように制御する
ことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記所定の場合は、前記循環流路において泡が所定値以上、発生していると前記制御手段によって判定された場合である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前回実行された記録動作からの経過時間および環境温度に基づき、前記循環流路において泡が前記所定値以上、発生しているかを判定する
ことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記制御手段は、特定のエラーの発生後に、前記循環流路において泡が前記所定値以上、発生していると判定する
ことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記特定のエラーは、温度が所定の値以上になったことによるエラー、または記録媒体の詰まりにより発生するエラーである
ことを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出装置、制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
記録装置に使用される記録ヘッドとして、インク等の液体を吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドが知られている。インクジェット記録ヘッドを搭載した記録装置は、インクタンクから供給流路を介して記録ヘッドに液体が供給され、ユーザが指定した画像データに基づき画像を記録するように構成されている。また、記録装置には、色材の沈降、液体の増粘防止等を目的として液体を循環させるための循環流路を有しているものがある。また、装置サイズの縮小化の要求の高まりを受けて、記録ヘッドの縮小化が進んでいる。その結果、循環流路が微細化して循環流路内の流抵抗が大きくなり、流路詰まりが起こりやすくなる。
【0003】
特許文献1には、循環流路内の液体の流速が所定値以上となるようにポンプの出力の制御を行うことにより、流路詰まりを抑制する方法が提案されておいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-148471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、流路詰まりを抑制するために流速を上げるには、ポンプの単位時間当たりの駆動回数を多くする必要がある。しかしながら、ポンプの単位時間当たりの駆動回数を多くするとポンプが1回駆動することで発生する負圧が小さくなる。泡が多く発生している状態でポンプの単位時間当たりの駆動回数を多くすると、ポンプ内の泡を押し出すのに必要な負圧が得られず、ポンプによる液体を循環する能力が低下してしまうことがある。このため、循環流路内の液体が適切に循環しない状態に陥ることがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の液体吐出装置は、記録媒体へ液体を吐出する吐出口を有する圧力室と、前記圧力室に液体を供給する供給流路と、前記圧力室から液体を回収する回収流路と、が含まれる液体が循環する循環流路と、前記循環流路の液体を循環させるための循環ポンプと、液体を記録媒体に吐出させる記録動作が行われる場合は第1の駆動回数で前記循環ポンプを駆動させ、前記記録動作が実行される前の所定の場合は、前記第1の駆動回数よりも少ない第2の駆動回数で前記循環ポンプを駆動させる制御をする制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、循環流路内の泡の影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録装置の外観を示す図である。
記録装置の概略斜視図である。
記録装置の制御の構成例を示す図である。
記録ヘッドの分解斜視図である。
記録ヘッドの流路構成を示す図である。
記録ヘッド内の1種類分のインクの流路構成を説明するための模式図である。
循環ポンプの斜視図である。
循環ポンプの断面図である。
循環ポンプの分解斜視図である。
循環ポンプを駆動回路基板側から透視して見た透視図である。
循環ポンプのポンプ室の模式的に示した図である。
駆動回数の違いによるダイアフラムの変形量を説明するための図。
泡が混入した場合のポンプ室内を示す図である。
ノズルから吸引してノズル詰まりを解消する方法を説明するための図。
クリーニングシーケンスおよび記録動作を説明するためのフローチャート。
泡抜きモードおよび通常モードの循環ポンプの駆動回数を示す図。
記録動作を説明するためのフローチャートである。
放置時間と放置時間ごとのインク循環時間の一例を示す図。
記録動作を説明するためのフローチャートである。
泡発生量の状態の類推するために用いるテーブルである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本開示の技術の各実施形態を説明する。以下の実施形態は本開示の技術の範囲を限定するものではない。以下の実施形態では、液体を吐出させる方法の一例として、発熱素子により気泡を発生させて液体を吐出するサーマル方式が記載されているが液体を吐出する方法はサーマル方式に限定されない。他にも、ピエゾ方式およびその他の各種液体吐出方式が採用された液体吐出装置にも本開示の技術を適用することができる。さらに、ポンプ、圧力調整手段等においては、記載された構成と同等の機能を有するものであれば以下の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0010】
<第1の実施形態>
はじめに、各実施形態に共通する装置構成および記録ヘッドの構成を説明する。次に、本実施形態の処理フローについて説明をする。
(【0011】以降は省略されています)

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