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公開番号2024085528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200082
出願日2022-12-15
発明の名称分析システム、制御装置および制御方法
出願人オルガノ株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 35/08 20060101AFI20240620BHJP(測定;試験)
要約【課題】より精密な検出を容易に行う。
【解決手段】バルブ30と、液体を送液する送液方向を、互いに対向する第1の方向と第2の方向とのいずれか一方へ切り替えるポンプ20と、ポンプ20が液体を送液する送液方向およびバルブ30の開閉状態を制御する制御装置10とを有し、制御装置10は、ポンプ20が液体を送液する送液方向を第1の方向に制御する場合、バルブ30の開閉状態を、ポンプ20と液体を分析する検出器60との間の経路を開とし、試薬液41が貯留された槽40とポンプ20との間の経路を閉とするように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
経路制御弁と、
液体を送液する送液方向を、互いに対向する第1の方向と第2の方向とのいずれか一方へ切り替えるポンプと、
前記ポンプが前記液体を送液する送液方向および前記経路制御弁の開閉状態を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は、前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第1の方向に制御する場合、前記経路制御弁の開閉状態を、前記ポンプと前記液体を分析する検出器との間の経路を開とし、試薬液が貯留された槽と前記ポンプとの間の経路を閉とするように制御する分析システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分析システムにおいて、
前記制御装置は、前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第2の方向に制御する場合、前記経路制御弁の開閉状態を、前記試薬液が貯留された槽と前記ポンプとの間の経路を開とするように制御する分析システム。
【請求項3】
請求項2に記載の分析システムにおいて、
前記経路制御弁と前記検出器との間に、前記液体と前記試薬液とを混合する混合コイルを有する分析システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の分析システムにおいて、
前記制御装置は、前記検出器へ所定の物理性状を有する液体が送液されるように、前記ポンプの前記送液方向および前記液体の送液量を制御する分析システム。
【請求項5】
請求項4に記載の分析システムにおいて、
前記ポンプは、モータの回転を用いて前記液体を送液し、
前記制御装置は、前記モータの回転数または回転時間を制御して、前記送液量を制御する分析システム。
【請求項6】
請求項5に記載の分析システムにおいて、
前記ポンプは、ペリスタルティックポンプである分析システム。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の分析システムにおいて、
前記経路制御弁は、三方弁である分析システム。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載の分析システムにおいて、
前記経路制御弁は、前記ポンプから前記検出器への送液を制御する第1の弁と、前記槽から前記ポンプへの送液を制御する第2の弁とを有し、
前記制御装置は、前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第1の方向に制御する場合、前記第1の弁を開状態とし、前記第2の弁を閉状態とし、前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第2の方向に制御する場合、前記第1の弁を閉状態とし、前記第2の弁を開状態とする分析システム。
【請求項9】
請求項1に記載の分析システムにおいて、
前記検出器は、フローインジェクション分析を行う分析システム。
【請求項10】
ポンプが液体を送液する送液方向を、互いに対向する第1の方向と第2の方向とのいずれか一方へ切り替える制御を行う方向制御部と、
前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第1の方向に制御する場合、制御弁の開閉状態を、前記ポンプと前記液体を分析する検出器との間の経路を開とし、試薬液が貯留された槽と前記ポンプとの間の経路を閉とするように制御するバルブ制御部とを有する制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分析システム、制御装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
検査対象となる液体の物理性状を判定する方法として、当該液体と試薬液とを混合させ、混合した混合液の状態(例えば、発色の度合い)に基づいて、当該液体の物理性状を判定する方法が用いられている。例えば、第1の分注器を用いてサンプル液とキャリアー液とを混合させ、キャリアー液と混合したサンプル液と、第2の分注器を用いて混合層へ供給された試薬液とを混合層で混合させて、混合した液体の反応を検出する装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。このとき、第1の分注器からの供給を制御する三方弁の開閉と、第2の分注器からの供給を制御する三方弁の開閉とが制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-307367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された装置は、分注器を用いるため、構成が複雑化して装置が高価となってしまう。また、複数の分注器を用いるため、分注器間の性能のバラつきの影響を受けてしまうおそれがある。このように、上述した技術においては、精密な検出を容易に行うことができないという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、より精密な検出を容易に行うことができる分析システム、制御装置および制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の分析システムは、
経路制御弁と、
液体を送液する送液方向を、互いに対向する第1の方向と第2の方向とのいずれか一方へ切り替えるポンプと、
前記ポンプが前記液体を送液する送液方向および前記経路制御弁の開閉状態を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は、前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第1の方向に制御する場合、前記経路制御弁の開閉状態を、前記ポンプと前記液体を分析する検出器との間の経路を開とし、試薬液が貯留された槽と前記ポンプとの間の経路を閉とするように制御する。
【0007】
また、本発明の制御装置は、
ポンプが液体を送液する送液方向を、互いに対向する第1の方向と第2の方向とのいずれか一方へ切り替える制御を行う方向制御部と、
前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第1の方向に制御する場合、制御弁の開閉状態を、前記ポンプと前記液体を分析する検出器との間の経路を開とし、試薬液が貯留された槽と前記ポンプとの間の経路を閉とするように制御するバルブ制御部とを有する。
【0008】
また、本発明の制御方法は、
ポンプが液体を送液する送液方向を、互いに対向する第1の方向と第2の方向とのいずれか一方へ切り替える処理と、
前記ポンプが前記液体を送液する送液方向を前記第1の方向に切り替える場合、制御弁の開閉状態を、前記ポンプと前記液体を分析する検出器との間の経路を開とし、試薬液が貯留された槽と前記ポンプとの間の経路を閉とするように制御する処理とを行う。
【発明の効果】
【0009】
本発明においては、より精密な検出を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の分析システムの第1の実施の形態を示す図である。
図1に示した制御装置に具備された構成要素の一例を示す図である。
図1に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図2に示した方向制御部の制御とバルブ制御部の制御との組み合わせの一例を示す図である。
図1に示した検出器が検出した結果の一例を表に示した図である。
図1に示した検出器が検出した結果の一例をグラフに示した図である。
本発明の分析システムの第2の実施の形態を示す図である。
図7に示した制御装置に具備された構成要素の一例を示す図である。
図7に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図7に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図8に示した方向制御部の制御とバルブ制御部の制御との組み合わせの一例を示す図である。
本発明の分析システムの第3の実施の形態を示す図である。
図11に示した制御装置に具備された構成要素の一例を示す図である。
図11に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図12に示した方向制御部の制御とバルブ制御部の制御との組み合わせの一例を示す図である。
本発明の分析システムの第4の実施の形態を示す図である。
図15に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図15に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
第4の実施の形態における方向制御部の制御とバルブ制御部の制御との組み合わせの一例を示す図である。
本発明の分析システムの第5の実施の形態を示す図である。
図18に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図18に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
第5の実施の形態における方向制御部の制御とバルブ制御部の制御との組み合わせの一例を示す図である。
本発明の分析システムの第6の実施の形態を示す図である。
図21に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図21に示した分析システムにおける制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
第6の実施の形態における方向制御部の制御とバルブ制御部の制御との組み合わせの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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