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公開番号2024085477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199973
出願日2022-12-15
発明の名称光学防振装置および光学機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20240620BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】可動ユニットの位置検出誤差を抑えつつ小型の光学防振装置を提供する。
【解決手段】光学防振装置13は、防振素子L1を保持する可動部材200を防振素子の中心軸LCを移動可能に保持するベース部材210と、第1および第2の検出中心軸α1、α2の方向でのベース部材に対する可動部材の位置をそれぞれ検出する第1の位置検出手段601および第2の位置検出手段602と、第1および第2の駆動中心軸β1、β2の方向にベース部材に対して可動部材をそれぞれ駆動する第1の駆動手段501および第2の駆動手段502とを有する。第1の検出中心軸と第2の検出中心軸とがなす角度が直角ではない。第1および第2の検出中心軸の方向のうち少なくとも一方が第1および第2の駆動中心軸の方向のいずれとも異なっている。第1および第2の駆動中心軸の交点が、第1および第2の検出中心軸の交点よりも、可動ユニットの重心Gに近い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
防振素子を保持する可動部材と、
前記可動部材を前記防振素子の中心軸に交差する移動面内で移動可能に保持するベース部材と、
前記移動面に平行な互いに異なる第1の検出中心軸の方向および第2の検出中心軸の方向での前記ベース部材に対する前記可動部材の位置をそれぞれ検出する第1の位置検出手段および第2の位置検出手段と、
前記移動面に平行な互いに異なる第1の駆動中心軸の方向および第2の駆動中心軸の方向に前記ベース部材に対して前記可動部材をそれぞれ駆動する第1の駆動手段および第2の駆動手段とを有し、
前記第1の検出中心軸と前記第2の検出中心軸とがなす角度が直角ではなく、
前記第1および第2の検出中心軸の方向のうち少なくとも一方が前記第1および第2の駆動中心軸の方向のいずれとも異なっており、
前記第1および第2の駆動中心軸の交点が、前記第1および第2の検出中心軸の交点よりも、前記防振素子と前記可動部材と前記第1および第2の駆動手段のうち前記可動部材に固定された要素を含む可動ユニットの重心に近いことを特徴とする光学防振装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記角度のうち第1および第2の位置検出手段の検出中心間の中点が存在する領域の角度が90°より大きいことを特徴とする請求項1に記載の光学防振装置。
【請求項3】
前記第1および第2の検出中心軸のうち少なくとも一方が前記第1または第2の駆動中心軸に対してなす角度のうち前記一方の検出中心軸を有する位置検出手段の検出中心と前記第1または第2の駆動中心軸を有する駆動手段の駆動力発生中心間の中点が存在する領域の角度が90°より小さいことを特徴とする請求項2に記載の光学防振装置。
【請求項4】
前記角度のうち第1および第2の位置検出手段の検出中心間の中点が存在する領域の角度が90°より小さいことを特徴とする請求項1に記載の光学防振装置。
【請求項5】
前記第1および第2の検出中心軸のうち少なくとも一方が前記第1または第2の駆動中心軸に対してなす角度のうち前記一方の検出中心軸を有する位置検出手段の検出中心と前記第1または第2の駆動中心軸を有する駆動手段の駆動力発生中心間の中点が存在する領域の角度が90°より大きく180°より小さいことを特徴とする請求項4に記載の光学防振装置。
【請求項6】
前記第1および第2の検出中心軸の交点と前記中心軸との間の距離と、前記第1および第2の駆動中心軸の交点と前記重心との間の距離との積が、3.3mm

以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学防振装置。
【請求項7】
前記中心軸の方向から見たときに、前記第1および第2の駆動中心軸の交点が前記重心に一致することを特徴とする請求項1に記載の光学防振装置。
【請求項8】
前記第1および第2の検出中心軸の交点が前記中心軸上にあることを特徴とする請求項1に記載の光学防振装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1つに記載の光学防振装置と、
該光学防振装置を収容する鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
【請求項10】
前記可動部材および前記ベース部材のうち前記中心軸回りの方向における前記第1の位置検出手段が設けられた部分と前記第2の位置検出手段が設けられた部分との間に凹部が形成されており、
前記凹部内に、前記光学防振装置以外の前記光学機器の構成要素の少なくとも一部が配置されていることを特徴とする請求項9に記載の光学機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、像振れを補正する光学防振装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
光学機器の振れに応じてレンズ等の防振素子を光軸に直交する方向に駆動して像振れを補正する光学防振装置として、特許文献1には、レンズを含む可動部材を2つのアクチュエータで駆動し、可動部材の位置を2つの位置センサで検出するものが開示されている。この光学防振装置では、2つの位置センサをそれらの検出中心軸がレンズの光軸位置にて直交することで、可動部材が光軸周りで回転した場合の位置検出誤差を抑制している。
【0003】
また、特許文献2には、3つのアクチュエータで可動部材を駆動し、可動部材の位置を3つの位置センサで検出する光学防振装置が開示されている。この光学防振装置では、3つのアクチュエータの駆動方向と3つの位置センサの検出方向とが互いに一致している。さらに特許文献3には、検出中心軸の交点が可動部材の重心と一致する2つの位置センサで可動部材の位置を検出し、検出中心軸の交点より重心から離れた位置で駆動中心軸が交わる2つのアクチュエータで可動部材を駆動する光学防振装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-290184号公報
特開2011-180519号公報
特開2008-209435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような光学防振装置において、可動部材の位置検出誤差を抑えつつ、特許文献1~3の光学防振装置よりも小型化が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての光学防振装置は、防振素子を保持する可動部材と、可動部材を防振素子の中心軸に交差する移動面内で移動可能に保持するベース部材と、移動面に平行な互いに異なる第1の検出中心軸の方向および第2の検出中心軸の方向でのベース部材に対する可動部材の位置をそれぞれ検出する第1の位置検出手段および第2の位置検出手段と、移動面に平行な互いに異なる第1の駆動中心軸の方向および第2の駆動中心軸の方向にベース部材に対して可動部材をそれぞれ駆動する第1の駆動手段および第2の駆動手段とを有する。第1の検出中心軸と第2の検出中心軸とがなす角度が直角ではなく、第1および第2の検出中心軸の方向のうち少なくとも一方が第1および第2の駆動中心軸の方向のいずれとも異なっており、第1および第2の駆動中心軸の交点が、第1および第2の検出中心軸の交点よりも、防振素子と前記可動部材と前記第1および第2の駆動手段のうち前記可動部材に固定された要素を含む可動ユニットの重心に近いことを特徴とする。なお、上記光学防振装置を含む光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、可動ユニットの位置検出誤差を抑えた小型の光学防振装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のカメラシステムの構成を示す側面断面図。
実施例1の防振ユニットの分解斜視図。
実施例1の防振ユニットの背面図。
実施例1の防振ユニットの別の背面図。
実施例1の防振ユニットのさらに別の背面図。
実施例1における検出中心軸の交点と光軸間の距離と駆動中心軸の交点と光軸間の距離との積に対する可動部材の位置誤差率を示す図。
実施例1の防振ユニットの凹部内にフォーカスアクチュエータを配置することを示す背面図。
実施例2の防振ユニットの背面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施例1におけるカメラシステム1の構成を示している。カメラシステム1は、撮像装置11とこれに着脱可能なレンズ装置(光学機器)12とにより構成されている。なお、光学機器としての撮像装置がレンズ一体型であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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