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公開番号2024083824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197867
出願日2022-12-12
発明の名称シールドコネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/6581 20110101AFI20240617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線の端子周辺から発生するノイズの筐体内への侵入を十分に抑制することができ、かつ、外来の強電界のノイズの影響を防いで安定した通信を行うことができるシールドコネクタを提供する。
【解決手段】シールドコネクタ1は、一側において相手コネクタ10のシールド端子12と電気的に接続され、他側において筐体2に収容された配線基板40に設置されるシールドシェル24と、このシールドシェル24を収容するハウジング21と、シールドシェル24と電気的に接続され、筐体2の壁面6bにアース接地されるアース片30と、を備え、シールドシェル24は、アース片30との接続部25aにおける断面積が該接続部25aよりも配線基板40側の断面積より大きく形成されている。
【選択図】図7B
特許請求の範囲【請求項1】
一側において相手コネクタのシールド端子と電気的に接続され、他側において筐体に収容された配線基板に設置されるシールドシェルと、
前記シールドシェルを収容するハウジングと、
前記シールドシェルと電気的に接続され、前記筐体の壁面にアース接地されるアース片と、
を備え、
前記シールドシェルは、前記アース片との接続部における断面積が前記接続部よりも前記配線基板側の断面積より大きく形成されているシールドコネクタ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記シールドシェルは、前記アース片との接続部において側方に突出することで断面積が増加された突出部を有し、
前記ハウジングは、前記突出部が挿通されるスリットを有し、
前記アース片は、前記スリットに挿通された前記突出部と電気的に接続されている、請求項1に記載のシールドコネクタ。
【請求項3】
前記シールドシェルは、前記シールド端子が収容される筒状の本体部と、前記配線基板側に設置されるベース部と、を有し、
前記筒状の本体部は、前記アース片との接続部よりも前記ベース部側において断面積が減少されたくびれ部を有する、請求項1に記載のシールドコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記スリットに隣接して前記アース片が挿入される枠部を有し、
前記アース片は、前記枠部に挿入されることで、前記スリットを挿通した前記突出部と接触して電気的に接続されている、請求項2に記載のシールドコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波ノイズ(以下「ノイズ」という)を遮蔽するシールドシェルを備えた高速信号伝送用のシールドコネクタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種のシールドコネクタとして、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたコネクタは、基板に取り付けられていて、基台に固定された複数の接続端子と、基台と、第1の突出部と、第2の突出部と、導電性を有する金属板によって形成された筒状のハウジング(ケース)を備えている。そして、ハウジングの内部に接続端子及び基台を収容し、保護しており、ハウジングの先端部分に連結された第1及び第2の突出部によって、ハウジングの先端部分からのノイズ放射が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-188353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来のコネクタでは、接続端子から第1及び第2の突出部の各先端に至るまでのノイズが流れる導電経路の距離が、接続端子から基板に至るまでのノイズが流れる導電経路の距離より長くなっているため、ノイズを十分に抑制することが難しい。また、従来のコネクタを実装した電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)等を車に搭載した場合、気象レーダや軍用レーダの近くに車が通過するとその強電界のノイズにより通信不具合が発生する。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、電線の端子周辺から発生するノイズの筐体内への侵入を十分に抑制することができ、かつ、外来の強電界のノイズの影響を防いで安定した通信を行うことができるシールドコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るシールドコネクタは、一側において相手コネクタのシールド端子と電気的に接続され、他側において筐体に収容された配線基板に設置されるシールドシェルと、前記シールドシェルを収容するハウジングと、前記シールドシェルと電気的に接続され、前記筐体の壁面にアース接地されるアース片と、を備え、前記シールドシェルは、前記アース片との接続部における断面積が前記配線基板側の断面積よりも大きく形成されているものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電線の端子周辺から発生するノイズの筐体内への侵入を十分に抑制することができ、かつ、外来の強電界のノイズの影響を防いで安定した通信を行うことができるシールドコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るシールドコネクタの一例を示す斜視図である。
上記シールドコネクタの雌コネクタの斜視図である。
上記シールドコネクタの雄コネクタの斜視図である。
上記雌コネクタの分解斜視図である。
上記雄コネクタの分解斜視図である。
上記シールドコネクタが配線基板に実装された状態の斜視図である。
上記シールドコネクタが筐体に収容された状態を示す断面図である。
上記シールドコネクタが筐体に収容された状態の要部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るシールドコネクタについて詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の実施形態に係るシールドコネクタの一例を示す斜視図である。図2はシールドコネクタの雌コネクタの斜視図である。図3はシールドコネクタの雄コネクタの斜視図である。図4は雌コネクタの分解斜視図である。図5は雄コネクタの分解斜視図である。図6はシールドコネクタが配線基板に実装された状態の斜視図である。図7Aはシールドコネクタが筐体に収容された状態を示す断面図である。図7Bはシールドコネクタが筐体に収容された状態の要部の拡大断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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