TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024080750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022193938
出願日2022-12-05
発明の名称ナット圧入構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類F16B 37/04 20060101AFI20240610BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】圧入の際に生じる削りカスを適正に処理することができるナット圧入構造を提供することを目的とする。
【解決手段】ナット圧入構造1は、ナット10と、ナット10を圧入可能な圧入凹部21を有するハウジング20とを備え、圧入凹部21は、ナット10の圧入方向Xに沿って開口する第1開口21aと、当該圧入方向Xと交差する方向Zに沿って開口する第2開口21bと、第1開口21a及び第2開口21bに隣接して位置する第1内壁面21cにそれぞれ圧入方向Xに沿って形成され、第1内壁面21cとナット10との間に介在する複数のリブ22を有し、複数のリブ22は、第1内壁面21cからの突出量L1が相対的に大きく形成されている第1リブ23と、当該第1リブ23と第2開口21bとの間に設けられ、第1内壁面21cからの突出量L2が相対的に小さく形成されている第2リブ24とを含んで構成されることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
締結部材との間に導通部材を介在させた状態で当該締結部材が締結されるナットと、
前記ナットを圧入可能な圧入凹部を有するハウジングとを備え、
前記圧入凹部は、前記ナットの圧入方向に沿って開口する第1開口と、
当該圧入方向と交差する方向に沿って開口する第2開口と、
前記第1開口及び前記第2開口に隣接して位置する第1内壁面にそれぞれ前記圧入方向に沿って形成され、前記第1内壁面と前記ナットとの間に介在する複数のリブを有し、
前記複数のリブは、前記第1内壁面からの突出量が相対的に大きく形成されている第1リブと、当該第1リブと前記第2開口との間に設けられ、前記第1内壁面からの突出量が相対的に小さく形成されている第2リブとを含んで構成されることを特徴とする、
ナット圧入構造。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第1リブ、及び、前記第2リブは、前記圧入方向と交差する方向に対して間隔をあけて位置し、
前記圧入凹部は、前記第2開口に対向して位置する第2内壁面と前記第1リブとの間、及び、当該第1リブと前記第2リブとの間に位置する空間部によって形成され、前記ナットが圧入される際に当該ナットが前記第1リブを削ることによって発生する削りカスを収容可能な収容部を有する、
請求項1に記載のナット圧入構造。
【請求項3】
前記第1リブは、前記第1リブの頂部に形成され、前記ナットと当接する平面部を有する、
請求項1または請求項2に記載のナット圧入構造。
【請求項4】
前記第2リブは、前記圧入方向と交差する方向に沿った幅が、前記第1リブの前記圧入方向と交差する方向に沿った幅より小さく形成される、
請求項1または請求項2に記載のナット圧入構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナット圧入構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、ナットと、当該ナットを圧入可能な凹部(圧入凹部)を有するハウジングとを備え、当該圧入凹部の内壁面に形成されたリブによって当該ナットを保持する、ナット圧入構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開1998-261443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載のナット圧入構造は、ナットが圧入凹部に圧入される際に、ナットがリブに接触し、当該リブがナットによって削られることで、削りカスが発生する場合があり、この削りカスの処理の点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、圧入の際に生じる削りカスを適正に処理することができるナット圧入構造を提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るナット圧入構造は、締結部材との間に導通部材を介在させた状態で当該締結部材が締結されるナットと、前記ナットを圧入可能な圧入凹部を有するハウジングとを備え、前記圧入凹部は、前記ナットの圧入方向に沿って開口する第1開口と、当該圧入方向と交差する方向に沿って開口する第2開口と、前記第1開口及び前記第2開口に隣接して位置する第1内壁面にそれぞれ前記圧入方向に沿って形成され、前記第1内壁面と前記ナットとの間に介在する複数のリブを有し、前記複数のリブは、前記第1内壁面からの突出量が相対的に大きく形成されている第1リブと、当該第1リブと前記第2開口との間に設けられ、前記第1内壁面からの突出量が相対的に小さく形成されている第2リブとを含んで構成されることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るナット圧入構造は、圧入の際に生じる削りカスを適正に処理することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るナット圧入構造の概略構成を表す斜視図である。
図2は、実施形態に係るナット圧入構造の概略構成を表す分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るナット圧入構造のナット圧入前の状態を表す部分斜視斜視図である。
図4は、実施形態に係るナット圧入構造のナット圧入前の状態を表す部分平面図である。
図5は、実施形態に係るナット圧入構造のナット圧入後の状態を表す部分斜視斜視図である。
図6は、実施形態に係るナット圧入構造のナット圧入後の状態を表す部分平面図である。
図7は、変形例に係るナット圧入構造の概略構成を表す部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態に係るナット圧入構造1は、図1、図2に示すように、導通部材101を固定する導通固定部100に適用されるものである。導通固定部100は、ハウジング20に圧入されたナット10に隣接して導通部材101が配置され、当該導通部材101がボルト102を介してナット10に接合固定される部分である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子
12日前
矢崎総業株式会社
端子台
10日前
矢崎総業株式会社
センサ
18日前
矢崎総業株式会社
圧着端子
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
端子構造
12日前
矢崎総業株式会社
係合構造
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
矢崎総業株式会社
接続端子
10日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
10日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
10日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
10日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
10日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
矢崎総業株式会社
圧着端子
12日前
矢崎総業株式会社
積層導電体
19日前
矢崎総業株式会社
防水端子台
18日前
矢崎総業株式会社
積層導電体
19日前
矢崎総業株式会社
防水端子台
18日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
10日前
矢崎総業株式会社
バッテリ端子
16日前
矢崎総業株式会社
バスバー構造
10日前
矢崎総業株式会社
ダンパー構造
19日前
矢崎総業株式会社
端子付き電線
18日前
矢崎総業株式会社
端子付き電線
10日前
矢崎総業株式会社
コネクタ装置
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ端子
10日前
矢崎総業株式会社
ナット圧入構造
12日前
矢崎総業株式会社
抵抗値測定回路
16日前
矢崎総業株式会社
充電インレット
18日前
矢崎総業株式会社
充電インレット
18日前
矢崎総業株式会社
充電インレット
18日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
3日前
続きを見る