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公開番号2024082366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196164
出願日2022-12-08
発明の名称撮影装置、撮影システム、および撮影方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06V 30/14 20220101AFI20240613BHJP(計算;計数)
要約【課題】カメラで撮影される画像から計量値を容易または正確に特定できる撮影装置を提供する。
【解決手段】計量値を表示する測定装置200を撮影するためのカメラ150と、制御部110と、を備える撮影装置100が提供される。制御部は、OCR(Optical Character Recognition)機能を利用することによって、カメラの撮影画像から、特定の文字を検出し、特定の文字の位置からの所定の相対位置にある数字を計量値として認識する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項１】
計量値を表示する測定装置を撮影するためのカメラと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、ＯＣＲ（Optical Character Recognition）機能を利用することによって、前記カメラの撮影画像から、特定の文字を検出し、前記特定の文字の位置からの所定の相対位置にある数字を計量値として認識する、撮影装置。
続きを表示（約 830 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記特定の文字の位置からの所定の相対位置に複数桁の数字がある場合に当該数字を計量値として認識する、請求項１に記載の撮影装置。
【請求項３】
前記制御部は、ＯＣＲ機能を利用することによって、前記カメラの撮影画像から、複数桁の数字を検出し、前記数字の近傍に前記特定の文字を見つけた場合に、当該数字を計量値として認識する、請求項１に記載の撮影装置。
【請求項４】
前記制御部は、前記特定の文字に基づいて前記数字のフォントを特定し、当該フォントに基づいて、前記数字を計量値として認識する、請求項１に記載の撮影装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記特定の文字に基づいて前記数字の文字色を特定し、当該文字色に基づいて、前記数字を計量値として認識する、請求項１に記載の撮影装置。
【請求項６】
前記制御部は、前記特定の文字に基づいて当該特定の文字の位置に対する前記数字の前記相対位置を特定する、請求項１に記載の撮影装置。
【請求項７】
撮影装置と、特定の文字が記載されているシールと、を備える撮影システムであって、
前記撮影装置は、ＯＣＲ機能を利用することによって、カメラの撮影画像から、前記特定の文字を検出し、前記特定の文字の位置からの所定の相対位置にある数字を計量値として認識する、撮影システム。
【請求項８】
測定装置の計量値の表示エリアに対する所定の相対位置にシールを張るステップと、
撮影装置が、前記測定装置を撮影するステップと、
前記撮影装置が、ＯＣＲ機能を利用することによって、前記カメラの撮影画像から、前記シールの特定の文字を検出するステップと、
前記撮影装置が、ＯＣＲ機能を利用することによって、前記特定の文字の位置から所定の相対位置にある数字列を計量値として認識するステップと、撮影方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、測定装置が表示する数値を読み取るため撮影装置の技術に関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、住宅やオフィスなどには、水道やガスなどの使用量を測定するための計量用のメータが取り付けられている。たとえば、特開２０１６－９９８３０号公報（特許文献１）には、文字情報読取装置及びプログラムが開示されている。特許文献１によると、電気メータのパネル部分の撮像データから、読取対象の文字情報に付随し、単位等固定的な内容の付随情報が表示される付随領域の候補となる候補領域を抽出する候補領域抽出部と、付随領域のテンプレート画像とのマッチングにより候補領域の中から付随領域を特定する付随領域特定部と、文字情報と付随領域との位置関係が設定された文字領域情報を参照して、特定された付随領域に対応する文字領域を特定する文字領域特定部と、文字領域に含まれる文字を認識する文字認識処理部と、を有する。
【０００３】
また、特開２０１５－１１６７４号公報（特許文献２）には、検針用携帯端末が開示されている。特許文献２によると、検針用携帯端末は、メータの画像データを取得するカメラ部と、メータの仕様情報と、メータ内の検針情報の配置に関する配置情報とを記憶する記憶部と、画像データから文字情報を認識する文字認識部と、文字情報に基づいてメータ仕様を特定する計測メータ仕様特定部と、特定されたメータ仕様に対応する配置情報を記憶部から選出する配置情報選定部と、選定された配置情報と画像データとを重ね合わせて画像データ内における検針情報の領域を特定する検針情報特定部とを有する。そして、文字認識部は、検針情報特定部により特定された領域内の文字情報を認識することで、メータの情報を正確に読み取ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１６－９９８３０号公報
特開２０１５－１１６７４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の目的は、カメラで撮影される画像から計量値を容易または正確に特定できる撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のある態様に従うと、計量値を表示する測定装置を撮影するためのカメラと、制御部と、を備える撮影装置が提供される。制御部は、ＯＣＲ（Optical Character Recognition）機能を利用することによって、カメラの撮影画像から、特定の文字を検出し、特定の文字の位置からの所定の相対位置にある数字を計量値として認識する。
【発明の効果】
【０００７】
以上のように、本発明によれば、カメラで撮影される画像から計量値を容易または正確に特定できる撮影装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１の実施の形態にかかるネットワークシステムの全体構成を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置を測定装置としての水道メータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置を測定装置としてのガスメータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる第１の測定装置の表示部周辺の正面図である。
第１の実施の形態にかかる第２の測定装置の表示部周辺の正面図である。
第１の実施の形態にかかる第１のシールを示す正面図である。
第１の実施の形態にかかる第１のシールを貼った状態の測定装置の表示部周辺の正面図である。
第１の実施の形態にかかる特定の文字と計量値との相対位置を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる第２のシールを示す正面図である。
第１の実施の形態にかかる第２のシールを貼った状態の測定装置の表示部周辺の正面図である。
第１の実施の形態にかかる特定の文字と計量値との相対位置を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置の主要な機能を示すブロック図である。
第１の実施の形態にかかる特定文字データを示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置における検針発呼処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかる撮影装置における文字認識処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかるセンタサーバの主要な機能を示すブロック図である。
第２の実施の形態にかかる撮影装置における文字認識処理を示すフローチャートである。
第３の実施の形態にかかる第１のシールを貼った状態の測定装置の表示部周辺の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
＜第１の実施の形態＞
【００１０】
まず、図１を参照して本実施の形態にかかるネットワークシステム１の全体構成について説明する。本実施の形態にかかるネットワークシステム１は、主に、測定装置２００と、撮影装置１００と、ネットワーク５００と、センタ側網制御装置４００と、センタサーバ３００などを含むものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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